第31話 ステータス獲得実験

朝目覚めると、両側から柔らかな感触が。

堪りませんな。

膨れ上がりそうになる欲望を、何とか抑え、三人の身体とベッドに、クリーンをかけて綺麗にする。

二人を起こして、食堂に移動すると女性達が数人、朝食を食べていた。

朝食だけは、時間も食べる食べないも、自由にしている。

朝飯食べる時間があったら、寝ていたいという人間もいるからだ、主に俺だが。

使った食器などは、用意したプラスチックの箱に適当に入れておいて、夜に俺か亜季が、クリーンを纏めてかけて食器置場に移し、空の箱を戻しておく。

俺と亜季以外のメンバーで、昼夕の食事当番を、分担して行っていく事となっている。

洗濯は、女性陣のは亜季がクリーンをかけ、俺は自分でやっている。

掃除は、気が付いたら適当にクリーンをかけているので、綺麗になっている。

食堂のソファに座って、くつろいでいると、段々と人が集まり全員が揃った。

子供達は、俺の両隣に座り遊んでいる。

全員が揃ったので、今日の予定を話そうと思う。

彩香の頭を撫でながら

「今日は以前話していた、ステータス獲得を試してみたいのですが、誰かやってみたい方はいますか?

最終的には、全員に獲得してもらいたいと思っていますが、どうですか?」

「前から思ってたけど、高遠さんって話す時やけに丁寧だよね。

私達にとっては、恩人なんだし、もう少し普通に話して良いよ」

「そうだよね」

「普通に話してよ」

等と言われる。

「仕事の癖か、こういう話し方が普通になってしまっていて、少しずつ慣らしていきますね」

と答えておく。

「話を戻しまして、モンスターを倒してみたい方、いますか?倒しても確実にステータスが獲得出来るわけではないですが、数をこなすしか方法が無さそうなので、早めに実行したいと思ってます」

ラブホ組はかなり乗り気な様だ。

意外なことに由香里が、積極的にやりたがり、未来もお母さんがやるなら、といった感じ。

子供達はよく分かっておらず、残りの三人もやっても良いとの事だ。

それならばと、ホームセンターの屋上に出てくる。

屋上は、空間固定の壁で覆っているので、モンスターは入ってこれないと、説明してある。

たまにカラスが突っ込んで来るが、見えない壁に激突し、諦めて離れていく。

亜季以外の女性陣は、最初はびくびくしていたが、本当に入って来れないのを見て、安心したようだ。

広い場所に行って、大きな浴槽を3つ取り出し、水魔法で満たす。

土魔法と錬金魔法で短い槍を作り、ラブホ組の三人に渡す。

ペットゲージを取り出し、上部を槍で突きやすいように、手で曲げて少し拡げる。

新たに獲得しておいたスキル、強化でゲージを強化する。

「今からゲージの中に、モンスターを出すから、この上の部分から槍で突き刺してね」

三人が頷くのを確認し、モンスターをゲージの中に一匹ずつ取り出す。

三人は戸惑う様子も見せず、上から突いていく。

モンスター硬いようで、倒せそうにはないが、少しずつ傷を負っている。

そこで、三人にゲージを浴槽に沈める様に指示する。

三人は指示通りに浴槽に沈める。

沈めた後も、槍で突き続けてもらい、暫くしてモンスターが動かなくなった。

確認するが、誰もステータスを獲得出来ていない。

獲得確率が、皆一桁%なので仕方ない。

次のメンバーに槍を渡してもらい、同じ事を繰り返す。

子供達は二人で槍を持ってもらい、俺も少し手伝いながらおこなった。

何度か繰り返していると、由香里がステータスを獲得した。

今日は由香里だけだったが、成果が確認できたので、またモンスターを捕獲してきて実行しようと思う。

早速、由香里を鑑定してみよう。


名前 安藤由香里

性別 女性

年齢 38

レベル 1

解放ツリー 未解放

スキルポイント 10

HP 120/120

MP 50/50

攻撃力 16

耐久力 18

俊敏性 17

魔法力 22

精神力 14

魅力 68

スキル:


やはりスキルポイントが少ないな。

解放ツリーもないし、スキルもない。

俺ってもしかして、チートな存在なのか?

チートで俺ツエーでハーレムでウハウハ?

最高です!ありがとうございます!

神様から何かを成せ!と言われてもないので、自由にのんびりと生きて行きましょ。

その日の夜は、若返ったか確認して欲しい、と言う由香里と朝まで楽しんだ。

勿論、身体の隅々まで丁寧に確認した。

とても綺麗で、最高でした!

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