第6話
またところ変わって、二郎たち家族9人が暮らしている家にて…
時計のはりは、夕方6時に2分前をさしていた。
友人たち4人は、ものすごく困った表情を浮かべながらつぶやいた。
おばさんたちは…
どこまで行ったのかな…
お墓参りが終ったら、スタバでお菓子を買って帰ると言うたからルスバンを引き受けたのに…
おうちに帰りたいのに帰ることができない…
おとーさんと一緒におふろに入りたいよ…
炊きたてごはんが食べたいよぅ…
焼きたての肉を炊きたてごはんにのせて食べたいよぅ…
友人たち4人は、
どうすればいいのだ…
友人たち4人は、その後も家の中に滞在することになった。
4人ともスマホを持ってないので、電話をかけることができない…
どうしたらいいのだ…
助けてほしい…
(カーン、カーン、カーン、カーン、カーン、カーン…)
ところ変わって、
柱についているカシオの電波時計から夕方6時を知らせるかねが鳴った。
子どもたち3人(
ともえは、オロオロオロオロしながら時計を見つめながらつぶやいた。
おそいわね…
普通だったら、もううちに着くころなのに…
(ジリリリン!!)
この時であった。
大広間に置かれている黒のダイヤル式の電話機のベルがけたたましく鳴り響いた。
もしかしたら…
ともえは、受話器を手にしたあと話をした。
「もしもし
電話は、うなぎ屋のご主人からであった。
うなぎ屋のご主人は、オロオロしながらともえに言うた。
「もしもし…今すぐにテレビをつけてください…」
「テレビ?」
「もうすぐ臨時ニュースが入りますよ!!」
「分かりました…
ともえから頼まれた
テレビの画面にNHK総合テレビが映った。
テレビの画面は、菊間町の国道196号線沿いの様子が映っていた。
画面は、葉山のバス停付近〜太陽石油の工場前〜丘の上にある茶店〜ホンダカーズ店の前の道路までが映った。
ホンダカーズの店の前に、大容量の
その前に、消防隊員たち100人が集まっていた。
そのまた後ろ…松山方面へ向かう下り線に多重衝突事故を起した車両が映っていた。
昼3時過ぎに、菊間町種の国道196号線で特大ダンプがあやまって道路上に大容量の
ダンプの後ろを通っていたナナハン(大型バイク)が大容量の
ナナハンを運転していた大学生の男の子が生き埋めになった…
その後、後ろの方で自動車30台が追突した多重衝突事故が発生した…
自動車30台に乗っていた人たちがたくさん負傷した…
負傷した人たちは、今治市内の大型病院に救急搬送された…
少なくとも死傷者が8人出たことが伝えられた…
大容量の
なんてこった…
(ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン…)
真っ黒で白い字で臨時ニュース〜NHKと書かれた画面に変わったあと、臨時ニュースを知らせる10段階チャイムが鳴り響いた。
その後、NHKの全国ニュースのスタジオに変わった。
画面に映っているメガネの男性アナウンサーが『臨時ニュースをお伝えします…』と言うたあと、今治市菊間町で発生した重大事故で逃走中のダンプを運転していた男を殺人罪で逮捕状を発行したことを伝えた。
同時には多重衝突事故に巻き込まれて亡くなられた人が大勢出たと伝えられた。
もしかしたら…
電話の応対をしていたともえは、オロオロした表情で言うた。
「ご主人…今から
どうしよう…
どうしよう…
時は、夕方6時40分頃だった。
その上にある
この時であった。
臨時ニュースで伝えられた例の特大ダンプが前にいた…
特大ダンプを見た
「オドレクソガキ!!」
その後、
思い切りブチ切れたダンプの運転手は、
2台の自動車は、
この時、
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