24:三択クイズ 感想

 はーい、カレンちゃんでぇぇーす!!!


 この文字でどのボイスをイメージするかで、皆様の住んでいる世界がわかってしまうかも知れません。まぁ、筆者の提示できる選択肢が某頂点への道を駆け抜けるアニメで煌めく一等星に一途な愛情を向け続けたカワイイの権化か、可憐なFPSプレイヤー少女の内に眠る人情派サイコキラーかの選択肢くらいしかないのですが……ね!


 ということで本編の感想ですが、学校でも有数の才媛が平々凡々な自分に絡んでくるという状況だけで、これはもう同人誌一冊くらいは仕上がってしまうレベルですねぇ! そしてクイズ形式でお祭りデートのお誘いですよ……好きな子からお祭りデートのお誘いですよ!!?? 薄い本がハードカバーの小説数冊分になる……!!

 授業中の回し読みというか、ノートの切れ端でやり取りするのがなんとも青春の香りがしてたまりませんよね。

 夏祭りですってよ皆様……! 夏の夜、祭りの熱気、いつもと違う雰囲気のあの子、上気した頬、高鳴る鼓動、重なる視線、なんだかいつもと違う雰囲気におかしくなって漏れる笑い、螺旋階段、忍び寄る影、かぶと虫、花火の陰影で浮き彫りになる非日常、迫る影、予想だにしない遭遇、特異点、直線一気、新時代の扉、かぶと虫、ふたりの心身に刻み付けられる忘れられない何か、遠い喧騒、ジョット、焦燥にも似た熱気に包まれて、そして────。


 いいですよね夏祭り、何かが起こる予感がします。そしていいですよねといえば、城下さんから『誘う』という選択肢を提示されても尚『④』と答えて自分から誘うという行動に出られた主人公くん、最高でしたね……。

 いやね、ああいう告白めいた台詞(今回は書き込みだったけど)に対して「その言葉は僕から伝えたいんだ」は、筆者の観測経験上寝取られの序章として王道ムーブだったわけですが、この主人公は待たせることなくその場で自分から誘えています。かっこいいぞ、かっこよかったよ主人公くん!!


 ということで、『三択クイズ』の感想とさせていただきます。

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