23:その熱を映して 感想

 保健の先生……いいですね。この企画の別作品でもドキドキイベントの現場として登場した保健室ですが、そうなんですよね。保健室って、青少年にとって──いやかつて青少年だった我々にとっても夢の詰まった聖域サンクチュアリで、養護教諭の先生なんて女神なわけですよ(男性だったらどうするんだ)。しかもその身に白衣クロスまで纏ったりしたらどうですか? こりゃもう……ねぇ!!!(少年時代、遊月の知人が保健室登校していたことがあったので、侵すべからぬ場所という認識を持っていたものでした)


 というのは本筋とはまるで関係のない感想だったのですが、ゆーいち先生が名字呼びしていて何となく気安さみたいなものを感じたので、実はゆーいち先生と由香理ちゃんってそういう関係なのでは!?と妙な邪推みたいなものをしてしまったというお話でした。


 いやいやしかしなるほどなるほど、ゆーいち先生のその反応はいろいろな意味で罪だぞと瞠目したものでしたが、果たしてふたりの恋路がどのようなものになるのか……! 今回は短編ということでついつい続きアフターストーリーなども想像してしまうのですが、筆者が書くと胸キュンから始まったものの……という出来映えになってしまいそうなので、教師と生徒の恋愛もの……なかなか技量を問われそうですね!(筆者の作風の問題もあるのでは?)

 教師と生徒の恋愛ものか……、筆者が主に摂取しているのはギスギス系の百合(生徒に迫られて関係を持ったら別の生徒にも見つかり、嫌がらせとして関係を強要されるもそのうちにその別の生徒も本気になってしまったために三角関係が始まるやつとか)ばかりですが、こういう胸キュン路線もあるものなんですねえ……。


 という感嘆とともに、『その熱を映して』の感想とさせていただきます。

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