04:ベーカリー・カタギリの昼下がり 感想
お話
https://kakuyomu.jp/works/16818093077219799118/episodes/16818093077240615714
無自覚な恋……おいしいですねぇ! 砂糖とマーガリンをいっぱいつけたパンと一緒に、おいしく頬張りたいものです。辛い経緯から感情表現の大半が薄くなってしまった望月さんと、そんな彼女の所作の丁寧さに惹かれて(というか見込んで)家で営むパン屋のバイトを持ちかける片桐くん。
というか片桐くんはわりと一貫して望月さんへの好意を示しているのも可愛らしいですね……ハッ、あんまり可愛い可愛い言っていると望月さんに嫉妬されちゃうかしら!?
恋って美しいですね……。
恋って、綺麗ですね……。
昼下がりの陽光のように柔らかく、温かな心地になれるお話でございました。その初恋が実ることになるのか、はたまた突如として訪れた新しい出会いに横から拐われることになるのか……ちょっとだけ不穏な想像をしてしまうのは、きっと筆者がそういう傾向の漫画や音声作品、小説ばかり嗜んでいるからかも知れませんね。たとえば家庭教師との恋であったり、たとえば訪れては好意的に接してくる客であったり……様々なフラグを想起してしまう
いやね、こういう暖かい日射しのような関係性を眺めていると、ちょっとよぎりませんか……突然の出会い、はっきり告げられる好意、そして……ああ! 嗚呼!!(うるさいですね)
いや、そんな話ばかり読んでいるからなのです。略奪とかそういうんでない、新しい出会いから訪れる心変わり……そういうのにある種の美しさを見出だしてしまっている筆者の性癖の話なのです。
望月さんと片桐くんのふたりには、そういう障害に負けずに恋を育んでほしいものですね。余人の性癖や様々な障害にめげすに、頑張って!!とエールを送りたくなってしまいました。
ということで、『ベーカリー・カタギリの昼下がり』の感想とさせていただきます。
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