03:大学生になった私と、まだ高校生でちょっと情けない君 感想

お話

https://kakuyomu.jp/works/16818093077219799118/episodes/16818093077240591605


 甘酸っぱい!! この甘酸っぱさ、煮詰めてジュースにすれば原宿辺りでお店出せるのでは!?


 そもそも告白の言葉からしてずるいですよね、いやぁ羽汰うたくんあざとい、実にあざとい! これで無自覚に“男”を感じさせてくるんですよ、これ瑞希ちゃんの心臓持ちます? というか、いやぁ羽汰くんずるいなぁ~~これはずるい。壁ドンしたかと思えば自信がないと泣きつく、しかも『彼氏だから嫉妬なんてしない』と強がりを見せたあとにこんなことされたら……画面の前の筆者の心が光って唸りましたものね、もうね。


 いやいや本当に、高校と大学というか、進学を機にふたりの距離が開くとどうしてもBSS(僕が先に好きだったのに)展開やNTR(寝取られ)展開に頭を持っていかれがちな現代社会に一石を投じるような、そうですね、愛や恋の眩しさを疑いそうになってしまう我々の心を再び引っ張り上げてくれるようなお話だったように思います。


 いやしかし本当に、こういうシチュエーションってBSSやNTR(ナ●タトップロードではなく)の王道シチュエーションですからね。筆者が昨日(この後書きを書いているのは5月25日です)、とある名作映画で新時代の扉を開かれた興奮冷めやらぬまま、さすがに公開初日からネタバレ感想を投稿するわけにもいかない葛藤を胸にFA●ZAで買ってしまった総再生時間6時間にも及ぶ超大作音声作品もいわゆるNTR系ですが、……そうですね、タイムリープしてフラグを潰してもいろいろなきっかけで彼女を寝取られる主人公の苦悩を楽しめるこちらの名作の影がよぎるたびに、本作に対しても『羽汰くん、頑張ってね!』とエールを送らずにいられなくなってしまいますね。サークルだとか先輩だとか、きっかけはそういうのだけじゃないみたいですからね!(酷いエールだ)


 あまり続けると話が脱線しかねないので今回はこの辺りで。以上、『大学生になった私と、まだ高校生でちょっと情けない君』の感想でした!

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