匿名短文胸キュン企画・感想

遊月奈喩多

お話　https://kakuyomu.jp/works/16818093077219799118/episodes/16818093077219818112

　はい、トップバッターから私の性癖ど真ん中！

　火の玉ストレートの弩ストライクなお話いただきました！！！　キャッチャーミットの耐久値（ライフ）はとっくにゼロよ！！！！！

　というか、これいいですよね……。悲惨なんですよ、とても悲惨なお話なのですが、『クズ』とクズがぬちゃぬちゃドロドロと……ね！　夜の誘蛾灯に群がって命を散らしていく羽虫のように、微かな優しさや欲望を頼りに、惹かれいっていると言えるのかどうかも危ういまでも確かな情動を交わしていく姿に、「キュンです！」とね、言わざるを得なかったんですよね。

　クズ、クズと連呼されると皆様もご存知あの名作恋愛漫画を思い出したことと存じますが(完璧で究極のアイドルのお話の、作画を担当された先生が描かれていた別漫画の話をしています。あれ、アニメ＆ドラマ化されたのはもう７年前ですって！　時の経つのは早いものですねぇ)、「クズ × 胸キュン」の新境地を見せていただけたような心地です。

　いやぁ……あの漫画は登場人物全員好きでしたけど、やっぱり先生が推しでしたねぇ……。全員どこかしらに「クズ」な面を持っているお話のなかでもどこか突き抜けて、清々しさすら感じるクズっぷりを見せてくれていて(昨日しちゃった、じゃないんですよね！)、もう、ね！！

　また読み直したいですね……、最高の漫画でございました。

　ちなみにドラマ版は原作とは細かなところが違う他、原作ではニュアンスで読み取ったり過去の発言を覚えている前提で(基本覚えて読んでいるとは思うのですが)読むと胸にくる台詞が多かったりするのですが、その辺りの補完もされていて、今のところ唯一私がちゃんと最後まで観て『おほぉ～、最高ですねぇ』と鳴いた恋愛漫画原作のドラマでした。あれも、もう７年前か……。

　ということで長々と書き綴りましたが、以上で『UNFIRST』の感想とさせていただきます。