閑話 ある配信者のゲーム配信①

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「こんばんはー!!今日もアスダンやっていくぜー」


『待ってた』

『前回の色付きとの邂逅はやばかった』

『色付きのこと甘く見てたけどあんなの見せられたらなぁ』

『S級魔獣を軽く葬ったからな』


「やばかったよなあれ S級ってかなり強くなった主人公たちでも一切太刀打ちできなかったのに一発で葬ったからな んで今日は他の色付きの詳細が分かるからな作品内資料で解放されたものを見ていこう」


紅:最初に色付きに任命された者 色付き最強 当時立場の弱かった探索者協会の地位向上 聖教会や各国とのパイプを作り出し後任の育成も行った その中からは色付きになる者も出ている


「前半だけでお前何言ってんのって感じなんだが?」


『??????』

『これほぼ1人でやったのマ?』

『あまりにも功績がデカすぎる』

『人脈あって後任育成もするとかホワイト上司過ぎだろ』


「そんじゃ後半は...」


紅: 第1次魔獣氾濫を単独で犠牲者無しで収め対処法と原因を各国に伝授した また聖魔大戦では数々のS級魔獣や迷宮主達を単独で相手に満身創痍になりながらも討ち取りその後に魔王と戦闘を行い相打ちになったとされる


「は?????」

『????????』

『マジで何者だよ紅!!!』

『そりゃ色付き最強になりますわ...』

『単独で魔獣氾濫を収めてるの意味分からんて』

『まず複数体のS級魔獣と迷宮主達を単独で相手するのがおかしい』

『魔王って明らかにやべぇと思われる個体相手に満身創痍で相打ちが取れるのはもう人間じゃねぇ!!』


「脳の処理が追いつかねぇ....え、何 そいつレベルのやつ出てきたらどうすんの...?」






「さ、さて次の色付きの詳細を見ようか 1番最初に見た色付きが強すぎたが」


『あれはもうね』

『あまりにも恐ろしいぜ』

『聖遺物に時間逆光出来るやつあったしワンチャン仲間になるかも?』

『↑だとしても一時的だぞ』


「えーと次は...色付き 蒼ね」


蒼: 現時点での色付き最強 紅と翠と並んで最初に色付きになった者であり主に氷魔法を使う 第1次魔獣氾濫にて紅と共に出陣したが紅が単独で解決した為 出番は無かった


「紅さん...というか紅の戦闘方法の詳細明かされてないな」


『ストーリー進めれば解放されそう』

『どんなスタイルやろなぁ』

『紅だしやっぱ炎とか?』

『血みどろになるような戦いするから紅とかありそう』


「えーと後半は...」


蒼:聖魔大戦の際は数々の魔物達を凍らせ民の避難を手助けしていた その時の彼女の魔法の影響によって出来た氷の世界は今も神聖フレデリカ王国東部の一端に存在する


「あの謎のエリアあんたのせいかよ!!」


『ここでまさかの事実』

『聖魔大戦10年前だから10年間もそのままってこと!?』

『色付き恐ろしや...』

『何かあると思って入った氷のエリアが凍結された魔獣だらけだったのはそういうことか...』


「んじゃ次だな」


翠: 紅 蒼と並んで最初に色付きになった者 3人合わせて原初の色と呼ばれている 彼女は色付きの中では珍しく個人情報を開示しており種族はエルフ 扱う魔法は自然魔法とされている


「この感じから殆どの色付きは個人情報出てないんだな」


『エルフで翠は納得』

『植物魔法の進化系と思われる自然魔法...』

『植物魔法ただでさえデバフバフ相手拘束と有能過ぎたのに進化するマ?』

『天候操れそう』


「まるでウェザー○ポートみたいだぜ...」


翠:聖魔大戦時は自然魔法を使い探索者たちが有利に戦えるようなフィールドを作り続けていた その為 2つ名として「自然の友」が付けられた


「聖魔大戦中 ずっと環境に影響及ぼす魔法使ってた...ッテコトォ!?」


『うそぉ!?』

『やっぱり紅が頭1つ抜けてるだけで他の色付きもちゃんとやべぇんだなって』

『え、これがまだあと六色居んの?マジ?』

『えぇ....』


「んじゃ次の色見ていこうか....」





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