第66話 社会科見学の巻
では見て回ろう。社会科見学と行こうじゃないか!こう言うところ憧れていたから嬉しい限りですよ。まずはエントランス、正面の受付?みたいなところにデカデカと会社のロゴマークがあってその奥にオフィスって感じなのかな?モチーフは富士山かな?まあそこら辺は僕にはわかんないや専門外だし。それにしても緑が多いな空気が綺麗に感じちゃうようちにもおこうかな?
『手入れできるならどうぞ。おすすめを探しましょうか?』
いややめておこう。夏祭りとかで金魚を殺してしまうレベルだからな。1番育てるので長続きしたのはメダカだったよ。カレンに頼りっぱになりそうだから、これは余計なことをしないのが賢明だと僕になってからの少ない経験が囁いているぜ。
:凄すぎて見惚れているじゃん
:入り口から大迫力じゃん
:こう言うふうになっていたんだ
:緑がたくさんだ
「いやいやすごいですねここ。翠嶺グループってどこもこんな感じのオフィスビルなんですか?」
「そうですね。ここほどではありませんがどこの支部もおんなじような見た目と中身ではありますけどここがその中でも1番大きいですね。私たちの支部はリゾートホテルが主ですから他の支部よりは大きいのです。」
「へ〜そうなんですね。おお〜ここは食堂?にしてはオシャレですね。カフェって言われた方がイメージ似合いますかね」
:オシャですね
:そのようですね
:てか社員は一人もいないんだね
:てっきり一目見るために大勢いると思ってた
「僕も思ったな。他の社員さんは一人もいないんですね。」
「いえほぼ全社員いますね。上のスタジオの方に撮影の準備で大勢いますね。本当はそこまでの人数必要ないんですけどね喧嘩になりそうだったので全員呼びました仕方なく。」
「ああそうなんですね」
「ツクヨミ君そろそろ社長のところに向かいましょう。緑燕寺さんが良くても私はあの視線に耐えれそうにないですから。」
あ〜社員がこっそりついて来てるんじゃなくて社長がのぞいていたのか。てっきりこの案内は緑燕寺さん以外は邪魔しちゃダメってことになってみんなこっそりのぞいているのかなと思ったけど視線が一つだったから社員さんの場所聞いたんだけどな。
「じゃあそろそろいきましょうか。雰囲気分かりましたしとてもいい経験になりました。ありがとうございます」
:ありがとうございまっす
:やっぱすごかったなここ
:いいもん見れましたわ
「ではいきましょうか。堪え性のないお嬢様のところへ不本意ですが」
あ、視線がなくなった。社長室的なところに戻ったの戒厳はもう形無しだとは思うんだけどね。
-----------------------------------------------------------
「ようこそいらっしゃいましたツクヨミ様。わたくしのなまでは翠嶺院 天音(すいれいいん あまね)と申しますわ。以後お見知り置きを、ぜひ天音とお呼びくださいまし」
「どうぞよろしくお願いします天音さん。」
:早速名前呼びだと
:抵抗はないんか
:こいつ私たちと同じ匂いがする
:それな
「はい!あとでサインくださいまし。私はツクヨミ様の配信派なのですけどこうやって移れることに至高の喜びを感じておりますわ。これから先も我が社、ひいてはわたくしとの個人的な関係なんかも色々あんなことやこんなことも進めていければ良いと思います。それとファ」
「お嬢様、少々ヒートアップし過ぎです。本題の方に移りましょう」
「少々興奮してましたわ。そうですね先に撮影を終わらせてしまいましょう。よろしいでしょうかツクヨミ様」
「ええ大丈夫です。」
「私の方は緑燕寺さんと仕事の話を詰めますのでツクヨミ君は仕事をがんばってね。そこまで時間がかかるようなものではないと思いますけどね。」
「もちろんですわ。他の話も詰めないといけませんもの」
-----------------------------------------------
「それではよろしくお願いします」
「「「「お願いします」」」」
人が多い、率直に言って。二十人くらいいるのかなここに必要ないだろ絶対。
まあこれで仕事が捗るなら別にいいけど
:多いな
:生で見れるのかいいな
:自慢されること間違いなしですね
:マウント合戦だ!
「今回の仕事ですが、わたくし主導のリゾートホテルの撮影とそこで使う音声をとっていきますわ。お見せできないところも多々ありますが、同志たちのためにも最大限配信に映すことをお約束いたしますわ」
:あざっす
:やっぱ同志やん
:ナイスお嬢
:全部は見れないか流石に
「今回の撮影は新しいエリアのゲームワールドの撮影です。流石にその場で撮影はできませんでしたが出来上がった際は貸切で招待いたしますわ。」
「やった!!絶対ですからね」
「ええ、その時はわたくしが案内いたしますわ。多分その時はエトワールの方達と一緒ではあると思いますけどね」
:いいな〜
:最高やん
:これぞ特権ですね
:流石に配信できないのかな?
:テレビな予感
よし撮影頑張ろう。めっちゃ楽しみだし。
「では始めましょうか。そちらのグリーンバックの方に移動をお願いします。
服装はそのままで大丈夫ですが、靴だけ履き替えをお願いします。」
「はい」
すごいパシャパシャされているぜ。撮影って時間かかるってどっかで聞きました?
それは表情とかが大変だからであって忘れているかもしれないけど僕今ヘルメットみたいなの被っているわけで。ポーズの指示以外何もないのですよ。
だからマジ瞬で終わるんですよ。
「では次の音声に行きましょうか。こっちの撮影はできないので一旦伏せ絵でお願いいたしますわ。そこまで時間もかかりませんから、一旦視聴者の方達は休憩してくださいまし」
「と言うことなので一旦休憩!僕は頑張ってきます」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます