第55話 ゲーム制作着手

昨日の配信が思ったよりきており、昼まで惰眠を謳歌してカレンからのお小言が一つ二つ三つと増えていっているんですが誰か助けてください。

いいじゃあないですか!たまには昼まで寝てたって!

今日は動画の日だから一日暇だし、撮り溜めがあるから特に急ぎはないし

お父さんは休みの日くらいゆっくりしたいんですよ!


リアルの知り合いセブンたちとか最近メールのやり取りしている石動さんはまだこの間の事件での映画問題とかで忙しいらしいからまだ約束のタコパとかは遠い未来らしいから頑張ってご飯を作るとかもないしね。

別に自炊しないってわけじゃないんだけどやっぱり贅沢しようと思わないと何品も作らないんだよ一人の食事だと。


いろいろ作り置きとかもあるしさ、昼はどうにでもなるし夜もなんとかなるんだよ。だから料理頑張ろうみたいな気にもならんし配信もあるからその時するしみたいな。だからまあ、いまいちやる気が起きないんですよ。

あっ!作り置きダメになっていたりしないよね?ここ二日三日消費してないし

昨日の昼は寿司で夜は食べないで間食だけだし。


『そこまで気にするほど傷んでいないですね。

やる気が起きないマスターに提案します。初コラボのためのゲームに着手していくのがいいのではないでしょうか』


そ・れ・だ!早速作っていこうか!カレンがいれば細かい部分はどうとでもなるでしょ。僕は外見の部分というかどういうゲームにするだとか大まかな設定を考えるの担当でいこうと思います。はい。


『おまかせをマスター。設定の細かな部分は私がやります』


よしでは始めていこう。まず大前提に大人数でやるっていうのが前提だけど。

ソロでも進められるようなものにしていきたいっていうのが本音。

背景というか自分たちが動かすアバターの設定から入ろうか。

アバター設定は地球人の成れの果てっていうのは?


『荒廃した地球で取り残された地球人の残骸というものですか。

良いのではないですか?そこで資源を探していくというのを主軸にしていきましょう。人類の望みは宇宙に出て他の星から資源を取りにいくというものですか?』


う〜ん。それもいいけど、自分たちを滅ぼした宇宙人の抹殺っていうのは?

そしたらなんで地球が滅びたかの辻褄も合うんじゃない?

それに宇宙に行くまでの宇宙船とかも地球の科学じゃ限界なところもあるし

武器とかもバリエーションを増やせるんじゃない?


『では修正します。それでは敵エネミーは宇宙人の雑兵にして細胞の解析などをすることで武器や他のアイテムのスキルツリーが増えていくようなものにするのはどうでしょう。』


うんいいね。でも、なんで解析できるアイテムがあるのかの理由が必要じゃない?それに全員で協力みたいなのにするのもなんか勿体無いなって思うんだよね。どうしよっかな〜自分たちが1番にならなくちゃいけないものの理由付けってできるかな。


『荒廃した世界で、食糧などの問題はどうしますか?』


う〜ん宇宙人が侵略してきて地球の資源を奪うために龍脈的なものに根を生やしてそこを解放すると植物が育つような環境になっていくっていうのはどう?

で、宇宙に行くためにはその龍脈を使わなければ飛行船の充電ができない。

しかもその龍脈には大きさというかエネルギー量が違くて飛行船を安定して飛ばすためには一つでは足りないから他の場所もしくは新たに龍脈を探し当てるかしないと地球から旅立てないっていうのはどう?


『良いですね。その龍脈を抑えるのが目標かつ他のものから奪われないように死守するというゲームの趣向で良いのではないですか?龍脈を魔窟化する事で攻略すれば武器や防具のアップグレードも必然的に可能になりますから』


うんうん。それでさ、やっぱりそういう世界だと龍脈を全て解放する事で昔の地球に戻せるって考える派閥と。全てを解放してしまうとまた違う宇宙人に星ごと資源を搾取されてしまうから力をつけるために龍脈を資源として駆逐せず自分たちの科学を底上げして迎え撃つために力をつける派閥。それに自分たちが奪われたのだから置いていった技術で宇宙に旅たち自分たちが奪う側になるために同じ地球人から資源と龍脈を奪う派閥。その中にも植物を再生させてそこから宇宙生物を交配させて元の地球にはなかった食べ物だったりの植物を作る者だったり、龍脈を守るためには如何に堅牢であるのかを追求する者だったり。武器をどこまで強化できるかだったり、どこにも属さずに自分自身を宇宙生物で強化して個にして最強になってみたりさ!


『そうですね。そうすることで派閥間でも競争にもなりますし、良い案だと思います。スキルツリーはこちらで調整しましょう。アイテムのロストについてはどうしますか?』


そうだな〜まずプレイヤーというか地球人だけどどうにか宇宙人に対抗するために作られた新人類で、宇宙生物の細胞を取り込んで死んでも死なないみたいな?


『では、宇宙生物にも雑兵以外にも指令型だったり駆逐型のようにいろいろなものを用意しようと思っていたのですが、その中に宇宙人が地球の文明レベルを調べるために送った寄生型の宇宙生物がいて、人類がその宇宙生物を奇跡的に殺すことに成功して研究の結果体内に寄生型の細胞を取り込んだ人類をつくって対抗しようとしたというのはどうでしょう。』


なるほどね。宇宙人も侵略しようとした星が宇宙進出もろくにできない星だったら油断するのは道理だよね。そこで寄生型が油断して研究材料にされて幾らかの新人類と研究成果を残せたけど武器のレベルが違うかつ宇宙からの攻撃に無防備だったた目にあっけなく滅ぼされたってのはどう?


『いいですね。それでは宇宙生物の種類での特色で、寄生生物は本体を壊さない限り死なないまたは他の宿主に移動する個度ができるというものはどうですか?

そうすることでプレイヤーの死に戻りの辻褄も合いますし、遭遇したプレイヤーをキルすることで物資の奪取などもできると思います』


そうねそうね。じゃあさ、寄生生物だからさ他の宇宙生物の細胞をを取り込む事で身体強化ができるようになったりできれば龍脈の資源化で力をつけていって対抗するっていうのも現実味を帯びるんじゃない?


『そうですね、レアエネミーとしてまだ宿主がいない寄生生物を取り込むことで寄生生物の”寄生”という特徴を取り込むことに成功できるというので良いのではないでしょうか?全員が宇宙生物の力を取り込んでしまうとインフレしてしまう可能性が大きいと思いますので』


そっか〜でもお前だけずるい!みたいになんないかな?

オンラインプレイだったらそういうの絶対あるし、まあ過度な性能だったり性能のゴリ押しみたいなゲームの壊し方するのはダメだと思うけど。


『そうですね、実際には武器や防具を強くするのがベストなもので簡単に強くなれるものであるが、寄生生物を取り込むことで微々ではありますがステータスを上げられるというものなら良いのではないですか?』


そうね強化率は低くてもチリツモで最強になるのだったらいいかな?

それならずるだ!って言われたらどのくらいの努力かを知らないでいうのはただの害悪クレーマーですもんね〜


武器ツリーと防具ツリーを潤沢にしていくのが第一でレア者はそこからプラスしてって感じでいいかな。ボス的な宇宙生物エネミーは武器防具素材か肉体強化みたいなのにしていたらいいのかな?


『そうですね。指令型や特殊個体は生物の核を取り込むかどうかの選択肢があってもいいんじゃないのかなと思いますね。レア種の宿主の力は死んでも自分についている寄生生物への強化なので死んでもロストしないなら辻褄もあいますし』


そうね。じゃあそんな感じで練ってみますか。

イイねイイね楽しくなってきたね。

なんだかんだは思ったより早くできちゃいそうだね。


『そうですね今の感じで素組みしてみます』


よろしく〜そんなプラモ組み立てるみたいな感じでできるんだね。

マジでカレンいなかったら終わっている自信があるよ。

アノトキノボクとハイスペックすぎるカレンをくれたあのクソ神には感謝してもしきれないよほんと

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