第54話 夏の特別配信1 サプライズ

「皆さん、今話したので第三幕でした。どうでしたか?参加型は」


:面白かった

:別の選択肢の方のシナリオみたい

:マダミスみたいに自分達がキャラになってやってみたかった

:一個めはそんな感じだったよね


「そっか、マーダーミステリーで作ってもいいね。

まあ一応片隅にはしまっておくよ。なんだかんだ一個1時間から2時間くらいかかったからもう12時近くなっちゃったね。多分学生は夏休みに入ったと思うから

もっと長い配信ドンとこいだとは思うけどそろそろお開きにしようかなと思う。そこでこの夏休み限定な遊びをしていこうと思う。

君たちに全員に次期に奇妙な手紙が届くだろう。それをこの夏休み中に解くと豪華景品をプレゼントします!心して挑んでください」


:な、なに!

:豪華景品って?

:まじか!

:私バカだからわかんね〜よ


「謎解きが苦手な人も、友達と協力してもいいのでぜひ参加してみてください。

解いた人の制限はありませんので、みんなで協力してもいいし自信がある人は是非自力で謎に挑んでください!」


:と、友達いね〜よ

:悲しいこと言うなよ

:私らがいる

:協力していいならオンラインゲームのギルドみたいに協力するのもあり?


「どう協力してもいいですが、一つだけ注意があります。

この謎のヒントはこちら側で難易度が高すぎたりなどしたら適宜ヒントを出すので本当に賢い人の上澄だけが解けるってものにはしたくないので悪しからず。

そのため確信的な内容をSNS等の制限なく誰でも見れるところに発信するのだけはダメですね!個人間のSNSの会話等をこちらから制限することはないので情報交換をしたいなら個人間あるいはグループ間のみでの情報交換はOKです。」


:まあそうだな

:流石にそれされたら萎えるな

:けどそんなにむずいの?

:内容が気になる


「まあそう固くならずにこの1ヶ月間で頑張って辿り着いてください。

みんなにはこの手紙が配られます。読み上げるね。

”我、計り紡ぐもの

夜空に瞬く星々の如く、無数の謎がこの世に散りばめられている。

汝がその一つを掴み取るとき、光は真実を照らし出さん。

さあ、汝の目を澄ませ、この闇夜に潜む光を見出せ。

しかし、汝がこの計り紡ぐ謎を解かんとするならば、覚悟せよ。

我が紡ぎし試練は、容易ならざるものなり。”

こう記されている手紙をみんなにはダウンロードしてもらう。

ただダウンロードしたものをそこからスクショしたりできないようになっているし、パソコンの画面をスマホで撮るみたいな狡い手はみんなはしないと信じているよ。」


:お〜なんかすごそう

:スクショ厳禁ね

:妥当

:めっちゃワクワクしてきた


「期間は8月30日まで、それが過ぎればネタバレやSNS等での感想を自由に言って良いことにします。今回の景品には全部にナンバーが割り振られているのでもしもそれを転売するとまたこのように開催した時の参加券がなくなります。

また、これから出るかもしれないショップなどでの購入券がなくなると思ってください。」


:こ、こわ

:そんなこともできるの?

:メールアドレスとかだけじゃできないでしょ

:いや、前回の景品私もらったけど配送のために住所とかを書いたからそれであ〜だこ〜だして購入を封鎖するんじゃない?

:個人でやっているなら当然の権利か?

:お金をもらっているわけでもないしな


「ではここら辺で今日の特別配信はお開きとさせていただきます。昨日一昨日と急な配信のお休みをして心配等してくれた心優しいリスナー諸君ありがとう。

では一人でも多くこの謎を解いていただけることを切に願っています。

それでは次回の放送でお会いしましょう。ではバイバイ!」


:絶対と〜く!

:SNSにダウンロードリンクきた!

:早速解いてみせる!

:私の灰色の脳細胞が火を吹くぜ!

:なんかいろいろ違わね?


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「だ〜疲れた〜」


『お疲れ様ですマスター。流石に一人何役もずっと演技するのは疲れますか?』


「そうね〜」


余裕っしょって思ってたけどめちゃくちゃカロリー高い。

もう1個か2個ぐらいやって一時過ぎに終わりくらいのペースでやってたけど

思ったより時間かかるし、初のこう言うイベントをやるのは楽しい半分大変なんだと改めて思ったよ。


「最後の謎解きも急遽だったけどカレンのおかげでなんとかなったよ」


『そうですね。八咫烏の方で技術を盗んできたことで生産力が上がりましたから。マスターを通さずに創造する事で勝手にいろいろ作れますからね』


そうなんだよ。あれ?みんな忘れてる?急なファンタジーだったから

違うものとごっちゃになっちゃった?

まあまあいいでしょう。そこで超最新の3Dプリンターを見つけたらしくてね。

それをまるまるカレンがコピーしたって感じでそこから今回のとか次回からの景品を生産できているって感じ。


でも欠点としては、工場並みに生産出来はするんだけどどうやって作ってんの?

ってなったらボロが出るから今回みたいな受注生産的なものだったらいいと自分では思っているんだけど、大量に作ってショップを開くみたいなものはまだできないかなって感じかな。


『これからの今回みたいなマスターが作るものは転売を絶対にさせないようにするのはこちらで対処できるのですが、どこかとの提携とかでのグッズ展開などでの転売対策は注意喚起以外できないかもしれません』


あ〜それはな。こっちで管理するものならいけるのはわかるんだけど、こっちから手が離れなたら対策ができないよな〜

まあそこら辺はしょうがないと納得するしかないよな

それにしても謎の方はどうなの?


『ダウンロードしたものの裏に問題につながるであろうものを掲載していて

文章のヒントをもとに解くと次に繋がるようになっていて、

それからまた同じようにどんどん次へとエンドレスに続いていきます』


え!?じゃあどうやってそれ解くの?

普通にやったら絶対解けないってこと?


『はい。』


はいって!?じゃあどうするのさ

別に誰にもあげたくないみたいなことはないんだけど


『勘のいいものならすぐに気づくと思いますよ。

解き方が違うのと文が違うだけで解き方がループしていることに気づくはずですのでそこからが本番であるのでそれでいいのですよ。』


な、なるほど。じゃあそもそも問題を解けない人は無理ってわけか。

とてつもなく意地の悪い問題だってことはわかったわ。

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