第34話 桜くんの体は優秀です

残りの部屋は二つ

ただ探検するのが楽しくなってきた3人である


「次はこの部屋?」


「うん。あ、あれ鍵かかってる。

てことはここに桜が!逃げろ!」


「いっそげ〜」


ちなみになんですけど。

彼の体はものすごいスペックなのをお忘れだろうか。

その一つに超高性能な感覚器官というものがあるんですけど。


感覚器官というものは一般的に、

視覚、味覚、嗅覚、そして聴覚がある。

そう聴覚なのだ!


は〜全部聞こえちゃってるんだよな〜

何もかも最初から全部

うん、逆の立場ならやばいけど

友達の家来たら探索したくなるよね


まあスペック高すぎで人混みが疲れちゃうし、

家の中はめちゃくちゃいい匂いだぞ。

香水のきつい匂いは気絶しそうになるけどね多分。

あとは味に敏感になったから料理には自信があるよ!

以上あともう少しかかりそうな月白桜でした


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「最後がここかな?あとはトイレだもんね

じゃあ行くよ!」


「テンション高いって凪沙。

楽しんじゃってるじゃん」


「いや実際楽しいでしょ。探検するの

セブンも楽しんでるでしょアタシは楽しいよ。

凪沙もでしょ?」


「うん」


最後の部屋は脱衣所と風呂場。

特筆すべき出ているものはバスタオルと歯ブラシくらい

まあ普通の脱衣所と洗面所だ。

歯ブラシは電動派だよ


「脱衣所か、それにこっちの奥は風呂かな?」


「お〜広い。3人くらいなら一緒に入れそう。

体洗うところがそんなに広くないから一緒に入るのは大変そうだけど」


「風呂好きなのかな?」


「どうなんだろうね。みんなで温泉とか行きたいよね。

仕事の時間をぬってみんなで行きたいよね」


「うんうん、どこがいいかな?

僕はご飯が美味しいところならどこでもいいな。」


「水着で入れて個室のところなら、

桜も一緒に入れるよね」


「「それだ!」」


「声でかいよ二人とも、

水着くらいなら男性ってことで特別にOKしてくれそうだし

社長も誘わないと怒るかな?」


「いや四人で行きたいよね。

車なら私たちも持っているし、

社長この間のバスケのイベントでも一緒にいたし。

僕たちだけで遊びに行きたいよね」


「アタシもそう思うよ」


「じゃあ四人で行こうか。

温泉メインじゃなくても美味しいもの食べに行きたいよね

3人はどう思う」


「「「ん?」」」


錆びついたロボットみたいに

ぎこちなくゆっくりゆっくり3人が振り向く


「3人とも、家の探検は楽しかったかい?」


「「「う、うん。ごめんなさい」」」


「よろしい、じゃあ問題作れたからリビング戻るよ。」


「「「はい」」」

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さっき問題見たけど結構難しいねこれ。

というか、なんか問題文になるだけでわからなくなる気がする。

いつも思っていたけど、テレビ見ててなんでこれがわからないんだ?

みたいに思うけど絶対あの場所に立ったら頭真っ白になるよな。


外しちゃいけないってプレッシャーと

味方の足を引っ張れないっていうプレッシャでやばいよね絶対。

僕なら無理だね多分。

この体とスペックというかカレンいる時点で

答えをわかっているようなもんだから

大丈夫そうではあるけどね


「う〜んわからん」


「スズわからないやつは飛ばしてもいいし

わかるところをどんどん進めちゃっていいよ。

あとで解説してあげるから」


「わかった」


「二人は結構できてるね」


「僕とセブンというか主に僕が頭脳担当。

鈴華は運動担当プラスおバカ」


「バカとはなんだ!今度のクイズ結構緊張してるんだぞ。

くっそ運動なら二人に負けないのに〜」


「適材適所だよ鈴華、今回は私たち二人で頑張るから。

鈴華もできるところまで頑張ろ!」


「この月白塾に入ったら、テストも満点位になるよ!

問題が出たら、あっ!やったところだ!

ってなるはずだからスズ気合い入れて頑張ろ

泊まり込みでも僕は全然いいからね」


「泊まります!よっしゃ〜気合い入ったぜ〜

桜の手料理だけでアタシは何倍でも何十倍でも強くなれるぜ!」


す、すごいやる気スイッチはそこだったか。

まあそんなに手間でもないし

夜更かしして友鉄したいよね


「本当にいいの泊まって?

というか私たちの家このマンションだから

特に帰りが面倒とかないんだけど」


「うん、別に夜ご飯もそんなに手間でもないし

この感じだとゲームはまだできなそうだし

せっかくならみんなでゲームしたいじゃん

そういえば仕事は大丈夫?急にだったけど」


「僕は大丈夫。明日はお休み

なんなら桜がいいなら明日も遊べる」


「アタシも大丈夫」


「私も大丈夫です」


「じゃあ決まりかな。じゃあとりあえずそれ解いておいて

僕は夜ご飯作るから、何かリクエストある?

大体のものは作れると思うけど」


「カレー!」


元気が余ってますよ鈴華さん。

カレーか何カレーにしようかな


「OK〜じゃあ終わったら呼んでね。」


「「「は〜い」」」


バターチキンカレーにしよう。

付け合わせはクリームチーズのイタリアンサラダかな

ちゃっちゃと作っていく〜




「さくら〜終わった〜」


「思ったより難しかった。最後の方急に難易度上げたよね?

僕半分くらいしかわからなかった」


「半分はわかったの凪沙!私は全然だよ〜」


「じゃあ一旦答え合わせしようちょっと待ってね」


え〜とあれ?スズ思ったよりできてるじゃん

セブンはさすがだねそつなくこなしてるね

ナギはマジで優秀だな、カレンいないと解けない最後の方あってるね

スズが50%で、セブンが75%、凪沙が85%さすがだね


スズもおバカとか言われてたけど普通よりかはすごいね。

漢字系も合っているしおバカ芸人ではないんだな

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