第32話 思ったよりすごいことに

今僕はどこにいるでしょうか!?

正解は病院です。

男の義務のために来ております。


まあもう終わったんですけどね。

普通の男性より量が多くて、容器3個分になったよ。

興味ない?生々しい?

僕もそう思うよ。


「月白様、今回の献精お疲れ様でした。

今回の献精の手当てにつきましては、

ご登録さえている口座の方に振り込むのですが。

そのうちの一本が国に行くのですが、

もう二つはどのように致しますか?

こちらのおすすめですとオークションにかけるのが良いと思います。

その際はこちらで全ての事を致しますがどうしますか?」


『カレン、どうするのがベスト?』


『オークションで良いかと、個人情報が出ることはなく

ランクのみでのオークションですので安全性もあります。』


「では、オークションでお願いします。

この後ってどうすればいいんですか?」


「全ての手続きが終われば私が出口まで案内しますので、

そこからは護送用の車で家まで送るという流れになります。」


「わかりましたよろしくお願いします」


なんか、身構えていたのに何事もなく終わってしまった。

お約束も何もなくすんごいチャチャッと終わっちゃったよ

すんごい訓練?というか教育?されている感じだったんだよね


『それはそうでしょう。献精に関わる看護師、医者、護衛

含めてその道のエリートのみですから。

それに、意識が目覚めて初めての献精でしたが。

2年間の献精期間がありそこで、もうAランクとわかっているため

エリート中のエリートしかおりませんよ。』


『そうなのか。そういえばずっと献精って言っていたけど。

なんでネットで調べた時、搾精ばっかでてきたの?

意味的にというかやることは同じだと思うんだけど』


『それは、外聞が良いからですね。

男性からは自分達は搾取されているんだということや

それに同情する女性たちが言っているため

そのように呼ばれているのですよ。』


『どの世界も大変だな』


叩きたい人どこにでもいるのか、

この世界の男性にとって本当に辛いことなのか。

他の男性に会ってみないとわからないよな


『車のところまで着きましたよ。

一応何もないと思いますが、しっかり気を張っておいてくださいね。

あなたの身体能力なら、負けることはありませんから』


『了解』


いつの間についちゃったな。

考え事していても、話が進んじまうぜ

無意識で話をしているってことかな


スペックが良すぎると、並列思考もお手の物だな。

ん?女性の名前が一人も出ない?

そうなんだよ。名札すら意図してつけてないんだって


そういうナンパする行為が禁止されていて

結構厳しい処分が降るみたいなんだよね

それで、自己紹介を禁止にして男性にも

そういう緊張とかをさせないようにしているらしい


そんなことで緊張がなくなるのもよくわからないけど

この世界の男子ってそこまでやばいのかな?

なんか機会を作ってあってみたいんだけど


まだ、そんなにツクヨミの活動もしてないから

コラボとかしないとか言ったのに

そういうのをやるのも違う気がするし


う〜んどうもできないな。

男性と会うのは偶然かもっと先の話になりそうだな


「本日はお疲れ様でした。

オークションの内容等の進捗はメールの方で

適宜通知しますのでお確かめください」


「ありがとうございました。それじゃあ」


終わったあっけなく。まじで10時に家出て、いま12時半

早すぎ、もっとこう何かあると思ったな〜

まあ別にいっか!


『マスター、青天芽様からメールが来ています。

1時過ぎから空いているかと』


「また急だね。まあ別にいいんだけど。

空いているよって送ってくれる?」


なんだろ。なんか約束していたっけな

英語を教えてくれとか言われたけど

そんな切羽詰まって今日その日に予定を聞くのも....


いや、あるのか?多分忙しいと思うし

急に仕事がずれて〜とかあるのかな?


『青天芽さま、黄蝶さま、赤星さまの三人で家に行っても良いかと来ています。

勉強を教えてほしいと言っていますがどうしますか?』


「OKって送っておいて。勉強って具体的になんだろ。

まあカレンのサポートがあれば何が来ても大丈夫だろ」


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「桜、急にごめんね。二人がどうしてもっていうから」


「ちょっと凪沙ずるいよ。凪沙が桜君に教えてもらおうって言ったんじゃん。

あ、これつまらないものですがケーキなので冷やしおいてもらえると

ありがたいです。」


「桜!ゲームしようぜ。アタシみんなで友鉄してみたかったんだ。

この間好きな実況者の配信を見てさ!やってみたくなったんだよ」


「いいけど、というか勉強って何するの?」


みんな同い年で20歳だし、大学の勉強っていっても

レポートとか実験とかだったら俺の出る幕ないし


「今度、クイズの収録があってそれに向けての特訓!

僕は大丈夫だけど、二人はおバカだから。」


「いやいや、凪沙は2回に1回珍回答するじゃん。

それに私たち三人どっこいどっこいでしょ」


「そーだそーだ!バカにバカって言っちゃダメなんだぜ」


スズそれじゃバカって認めているようなものじゃん。

これは俺よりカレンの力を存分に借りるべきだな


「なんの番組なの?」


「ポセイド〜んっていう番組で僕たち三人プラス

沙也加さんと五十嵐さんのNOバディチームで出る」


「この間の映画の?収録から放送までそんなに短いスパンなの?」


「いや、普通はそんなになんだけど。

嬉しいことにすんごい話題になっていて。

それで急遽もう一回押し出そうって感じになって

今回特別にっていう感じなんだ。」


「まあ、話題になっているのって桜のことについてなんだけどね。

こんなイケメンが見た映画!それに評判もいいから見にいこう!

ってな感じでね。急遽だったから出てないアタシと凪沙も出るんだけどね。」


なるほど、そういえば撮影と配信をするからって言ってたし。

言ってなかったけどご飯の時に沙也加さんと監督から

映画の感想を動画に撮られたんだよね。


ちょっと酔ってたから、なんか全部OK!みたいなことを言った気がするし

え?その体でも酔うのかって?

ON、OFできるんだよ、カレンがだけど


『大丈夫だよねカレン。なんか話題になっているみたいなんだけど』


『そこまでではないと考えます。多分』


いや怖いってカレンさん

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