第31話 初ゲスト
「やあどうもみんなこんばんわ。
ツクヨミで〜す。今日はなんと初のゲストが来てくれています。」
:初ゲスト?
:コラボしないって言ってなかった?
:頼む希望通りであれ!
:頼む!
:頼む!
「では本日のゲスト。アマツです」
「やあどうも、私の声を気に入ってくれいてありがとう。
このたび名前を拝命したアマツだよろしく頼むよ」
:キターーーーーーーーーー
:キタキターーーーー
:マジキタコレ
:いい声
「では僕は今日用事があるので抜けますね。
今日はアマツにまかせて配信を楽しんでねそれじゃまたね」
:二人の配信じゃないんかい!
:一人二役だからね
:バイバイ
:またね!
「では、この私アマツが進めていこう。
夏に怖い話の配信をしようとしていたらしくてね。
その原稿を二つ三つ拝借してきたのでね。
今日は少し怖い話をしていこうと思う」
:こ、怖い話
:拝借って..
:悪役風だもんね
:苦手だな〜
「苦手な人たちはこれを機に面白さに気づいてくれるとありがたいよ。
何事も経験をしなければ克服もできないよ。
いい機会だと思って挑戦してみてくれ」
:が、がんばります
:スパルタやん
:でも夏にもあるなら...
:がんばりますか〜
「では始めよう。第一幕 廃村
長野県の奥深くに、長い間忘れ去られた廃村がある。
その村は、昔から奇妙な現象が多発しており、
地元の人々は近づかないようにしていた。
ある日、都市伝説を追い求める若者たちがその廃村を訪れることに決めた。
彼女らは村の中を探検し、不気味な雰囲気に包まれた古びた家屋や、
草木に覆われた神社を次々と訪れた。
やがて、彼女らは村の中央にある大きな屋敷にたどり着いた。」
:いい声のせいでなんか怖いけど聞いていたい
:長野はそんな田舎じゃないぞ!
:いや山のイメージだけど...
:でた〜不謹慎な奴らだ
「その屋敷は、かつて村の有力者が住んでいたと言われていた。
若者たちは中に入ると、
古びた家具や埃まみれの写真が散乱しているのを見つけた。
しかし、奇妙なことに、
その写真には全ての住人の顔がくっきりと写っているのに、
顔がぼやけて見えないことに気づいた。
さらに探索を続けると、彼女らは地下への階段を見つけた。
好奇心に駆られた若者たちは、暗く湿った地下室へと足を踏み入れた。
地下室の奥には、古びた祭壇があり、
その前には奇妙な文様が描かれた大きな石板が置かれていた。」
:うわ〜すごい度胸
:そも不法侵入
:廃村とかって不法侵入になるの?
:私誘われても行けないな絶対
「突然、彼らの周りの空気が重くなり、冷たい風が吹き始めた。
そして、石板がゆっくりと動き出し、
その下からはうめき声のような音が聞こえてきた。
若者たちは恐怖に駆られて逃げ出そうとしたが、
ドアが閉まり、閉じ込められてしまった。
その瞬間、彼女らの頭の中に直接語りかけてくる声が聞こえた。
「この村を離れることは許されない。ここで起こったことを忘れてはならない」と。その声は、
村の住人たちがいまだにこの地に囚われていることを告げていた。」
:地下室はあるあるだよね
:逃げられないよね
:脳にちょくせつ〜
「若者たちは必死に逃げ出す方法を探し、
横穴のような抜け道からやっとのこと、屋敷を脱出することができた。
しかし、その後、彼女らの一人は精神的に不安定になり、
ふとした時にどこかをみてぶつぶつと何かを呟くようになってしまった。
他のメンバーも一人また一人と事故に巻き込まれるようになった。
その廃村は今でも地元の人々によって語り継がれており、
二度と近づかないようにと警告されている。
勇気ある者が再び訪れる日は来るのだろうか.....」
:うわ〜全てに救いになし
:全員バットエンド
:短いのになかなか面白いね
:おフィクだよね?
「どうだったかな?山の奥にある廃村
誰も生きている人はおらず、今でも地下に怨念のように住み着いている。
その村で何が起こったのかなぜ屋敷の地下で村人たちの
声が頭の中に流れてきたのか、なぜ忘れては行けないのか
離れては行けないのかそれは誰にもわからない」
:屋敷の人が村人を閉じ込めていたのかな?
:離れちゃダメっていうのは村人が言われた言葉なのかな?
:屋敷の人は顔も忘れられちゃったのに?
:やばい普通に考察が捗る
「こんな感じで今日はあといくつかの話をしていこうと思う。
好評ならツクヨミ君に言ってまた機会を設けてもらうよ」
:絶対やってほしい
:今度は怖い話じゃなくてもいいから!
:夏も来てほしい!
:シリーズ化期待!
「彼はほとんど釣ったカターはみないんだけど、
今回のように大バズりしたら流石に気づくと思うから。
根気よく頑張ってくれると私がまた出れると思うよ」
:絶対バズらせます!
:#タグ、アマツ再びで
:いやいや#タグ、いい声をまたでしょ
:#タグ、アマツをだせ!でしょ
「では#タグ、アマツが来るで頼むよ。
では次の話と行こうか。第二幕 消える村人
岐阜県の山奥に位置する小さな村、清水村。
この村には、ある日突然村人が消えるという噂が流れていた。
清水村の村人たちは非常に閉鎖的で、
外部の人間と接触することは滅多になかった。
そのため、
村に何が起こっているのか外の世界にはほとんど知られていなかった。」
-----------------------------------------------------
「では名残惜しいが今日の配信はこれまで。
金曜の配信を楽しみに待っていてくれ。
私がまた配信に映れることを祈っているよ」
:絶対やります!
:やってみせます
:もうトレンド一位です!
:やってやりましたよ!
「では、次会えることを楽しみにしておくよ。
さよなら諸君。また次の機会に」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます