第22話 酔っ払い

「だ〜か〜ら〜大丈夫だって〜」


「酔っ払いすぎだよ美奈、月白君にくっつきすぎ!

社長の前だからね!!」


「いいじゃ〜ん、ね〜月白君!」


「いや食べずらいです」


今何が起こっているか説明しよう!

食べ始めてから2時間弱たった。

途中で席替えをしようとなって俺の隣に

九十九さんと桐生さんが座っているんだが


楽しくなったのか、飲みすぎたツクモさんに絡まれているところです。

前の水樹さんはいいな〜という羨望とずるいという嫉妬の目で見ています。

が、霧虎さんは後一歩で爆発しそうなくらい怒こっていらっしゃいます。

なのでこの危機を脱するためにトイレに立って向こうに避難しようと思います。


「ちょっとトイレ行きたいんですけど、

桐生さんどいてもらっていいですか?」


「はいどうぞ」


ふう、緊急離脱!

まあ俺が離れている時にこってり怒られているだろう。

焼肉は美味しかったよ。ローストビーフユッケ風が最高に美味しかったです。


明日筋肉痛になるかな〜

筋トレしても筋肉痛がほとんどないんだよな〜


『それはあなたの体が特別だからです。

すぐに回復しているだけで、筋肉痛がないわけではありません』


『は〜ん、そんな効果もあったんだ。』


『それとここ二日ほど妙な視線がありました』


『ん?妙とは?カレンでも誰かわからなかったのか?』


『はい、あなたが転生時にあった神のような

人類とは違う高次的存在のような視線でしたので

特定はおろか痕跡すらありませんでした』


おっと〜急にファンタジーか?

俺の存在がファンタジーだけど....

てか俺以外にも転生者はいるのかな?


この世界だと女性の転生者じゃわからないけど

男性の転生者だったらすぐに分かりそうなものだけど

まあ、カレンがそこら辺をやってくれるだろう

そろそろ戻るかな


「あれ?九十九さん寝ちゃったんですか?」


「ええ、桜くんがトイレに立ってすぐに眠ってしまったわ。

1日イベントで疲れたか、お酒がそもそも弱いか

その両方か、まあ理由は何にしろそろそろお開きにしようと思っていたので

ちょうどよかったけどね」


「美奈は私が家まで運びますからお気になさらず」


「あ!私も手伝いますよ!」


九十九さんのキャラが濃いせいで水樹さんが霞んでる。

まあ、筋トレ中にまた会うだろう。


----------------------------------------

「楽しかった〜ただいまー!」


『お帰りなさいマスター』


なんか最近行き当たりばったりで予定が埋まっているな〜

ここ三日くらい家でのんびりしようかな

凝った料理でも1日かけて作ろうかな


なんかコラボしないとか言ったけど

人狼とかアモアスとかやりたいな〜

前世は友達の大半があんまゲームやらない奴らばっかだから


配信者が集まって人がいないとできないゲームしているのを

楽しみに見てたな〜マダミスとかも好きだったな


『とりあずはまずボイスが終わる一週間は大人しくしていてください。

コラボは水曜の限定とかで今後やれば良いのではないですか?

それにコラボを解禁すれば依頼が殺到することもお忘れなく』


「コラボ相手はこっちから誘うとかいう方がいいかな。

それか大人数なら箱とのコラボとかの方が角は立たないかな」


『そうですね。そのように考えておきましょう』


-------------------------------------------

さあ、水曜配信を始めよう。

ここ二日は何していたか?家でのんびりしていたぞ


「カレンよろしく。じゃあ始めようか」


『では始めます』


「皆さんどうもこんばんわ。ツクヨミです。」


:こんばんわ

:待ってた

:待ってた


「今日はモンスターを飲みながら質問に答えていこうと思います。

まあほぼ雑談だね。なんも思いつかなかったから許してね」


:思いつかなかったんか!

:質問はどうやって送るの

:モンスター派なんだ


「質問はどうしようかな」


:見切り発車すぎない?

:大体先に質問させておくんだけどね

:マッシュマロみたいなやつでね


「あ〜適当にコメントを拾うかな」


:そんな適当な

:色々聞きたいからありがたい

:部屋紹介して欲しい


「部屋紹介?.....なしだな。身バレの可能性が出てくるから。

配信部屋の周辺機器とかならいいよ。

待って写真撮って見せてあげるから」


:ワクワク

:どんな感じだろ


「はいこんな感じ、特段変な場所はないけど

まあ本棚くらいかな、あとは周りのフィギュアくらいかな」


:あ、これガチャガチャのやつ

:一緒の持ってる

:漫画から小説まで色々あるじゃん


「あ〜漫画の読み聞かせ的なものも面白そうだね。

まあ許可が降りるかどうかだけど、小説の朗読とかも

一人で何役もできるからな」


:めっちゃ聞きたい!

:男性声優少ないからアニメ化してないのとかあるし

:まあ大半がかっこいい女性の声だけどね

:少年の声とかなら違和感ないんだけど


「そうかな、女性が演じる男性キャラとか割と好きだよ。

声優さんの技術はマジですごいと思うよ。

僕はあそこまで演技に自信はないから、

身内で楽しむくらいのクオリティーになると思うけど」


:それでも!!

:守りたい世界があるんだ!!

:辺な連携するな

:最近のやつだけどガチャガチャとかするの?


「ガチャは結構するよ。普通に五千円とか消えるね

あれもこれもってやっちゃうから。」


:もしかしたら会っているかも

:顔わかんないのに?

:質問というより雑談やん

:最近の趣味は?


「最近か〜筋トレ?いや違うか趣味ではないもんな

ゲームかな無難にそれと読書」


:筋トレしているんだ

:腹筋バキバキ?

:それに引き換え私は


「腹筋はバキバキだよ。細マッチョさ!

それと忘れないうちに言っておくけど

ボイスの投票の締め切りが金曜の12時にしようと思うからよろしく。」


:まじか!

:まあ妥当か?

:いや土曜に発表なら遅くね?

:間に合うの?


「もう何個か候補は決まっているから他にいいのがないなら

それになるって感じかな。ありがたいことに

全声に多くのセリフが来ているおかげで選ぶのも楽しいよ。」


:もう候補は決まっているのか

:選ばれていますように!

:自信作を送ったから頼む!!


「じゃあ続いては〜」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る