第16話 新イベ
「あれ水樹さん、今日シフト入ってたんですか。
水木金のシフトって言ってませんでしたっけ?」
「月白君!覚えててくれたんですね!
今日は急遽シフトの空きができちゃって呼ばれたんです。
月白君に会えて今ハッピーです!!」
そうなんか、意外に大変なのかな?
てかここ、マンションに住んでる人以外にも
入れるのかな?今日はあんまり人いないけど
「どうしたんですか?」
「ああ、ここってマンションの人以外って入れるんですか?」
「マンション在住の人と許可を得ているバスケのプロチームの人だけです。
私はそこのマネージャーをやってて、
それでここのジムのフロントもやっているんです。
チームの方が来た時とかは私がメニューや体のサポートとかを
やっているんですよ、今日ももう終わったところです。」
「え!プロチームのマネージャーなんですか?」
「はい、ここにチームの人も半数以上住んでいるので
そこのサポートを担当したりしているんですよ。」
す、すごい人だったーーーーー
ちょっと抜けてる可愛い系美人かと思ったーーー
てか、みんな覚えてた?最初の方に出てきてるんだけど
覚えてない?水樹 千紗兎さんだよ、しっかり覚えておきなさい!
「すげ〜」
「あ、終わった後に時間ありますか?
ちょっとはなしたいことがあるんですけど」
「このあとは特にないんで、1時間くらいで終わると思います。」
「はい!」
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ふい〜疲れた
この体はマジですごいな、なんでもできそう
「終わりましたよ、水樹さん」
「月白君、あの急なんですけど明日って空いてますか?」
「え、空いてますけど」
ここで一つ、空いてるか空いてないかで聞いてくるのずるいよね。
人間の心情的に用事によって閉じることだってあるよね!
でもドライブいこって言われていいよって答えたら
知らない女子3人いた時の俺の居心地の悪さやばかったから
決まる前にちゃんと聞こうね。
ドタキャンは良くないけどしたくもなるよね。
ちなみに前世の経験談ね、以上脱線でした
「あの、明日バスケチームのイベントがあって
1日のイベントなんですけど、プロチームと
市内の選抜の中高生チームにエキシビションの関係者チーム
で試合とか触れ合い?みたいなのがあるんですけど
関係者チームで出ませんか?」
「え、いいんですか?僕関係者でもなんでもないですよ。
それにそんなイベントに関係ないのが出てもいいんですか?」
「はい大丈夫です。経験者じゃなくても男子だったら
マネージャーみたいにいてくれればいいですし、
フリースロー大会みたいなのもあるのでよければぜひ!
それに、関係者じゃなくても連れてくる人はいるので
マネが3人フロントが3人で一人ずつ知り合いを連れてくるんです
だから大丈夫です!」
「そうなんですね、楽しそうなんで参加します。
持ち物とかってありますか?」
あれ?なんか最近こういうの多いな
まあ、連絡先あげてない状態だったから
こんなもんか、イベント多くて楽しいからいいけど
「バスケの服は支給されるので大丈夫です。
チームのロゴとかが入ってるやつなんで貰っていいやつです。
それに靴は多分もらえると思います」
「多分?」
「フロントの人たちにないって言ったら、もらえると思います。
チームが契約しているところから、一足くらいもらえると思います。
だから、何もなくて大丈夫です。
タオルとか飲み物も全部支給してくれると思います。」
「そんな高待遇でいいんですか?」
「1年に一回やってる結構大きいイベントですから。
それに支給されるのは関係者チームだけです。
中高生チームはチームのリバーシブルがプレゼントされます。」
へ〜いいな
楽しそうだし、体動かすのも久々にやりたいし
前世はバスケ部だったからね。
この体ならイメージ通りに体が動くだろ
でもおっきいイベントなんだよな
「カメラっていうかテレビとかもくるんですか?」
「ええ、毎年来ますよ。あ〜目立っちゃいますよね。
来てほしすぎて考えてなかったです、ごめんなさい。
もしあれだったら断ってくれても....」
『カレンどう思うよ』
『なしです。普通に考えて目立ちすぎます。
それに生活に支障が出るかもしれませんよ?
というかでます。あなたの画像はこの間外に出た際
相当な速度で拡散されていますよ。』
『まあ、そうだよな。行きたいんだけどな〜
久しぶりにバスケしたかったのにな〜』
『は〜では出れば良いのでは?
どのみちそこまで外には出ませんし、
信号機たちと外で遊んだり今度の特別上映でも目立ちます。
もう目立たずにひっそり生活するのは交友関係的に不可能です』
信号機ってColorsの3人のことだよな。
辛辣すぎない?まあ、そこは置いておいて
そうか、交友関係的に目立たないのは無理だな。
芸能人と一緒にいる男は誰だ?ってなるのは必然だし
それに男子が少ないなら尚更だよな
『じゃあ、出よっかな。
なんか当初の目立たない生活とか程遠くね?
なんなら顔が出ている分ツクヨミより目立つよね』
『まあ、その可能性はありますが。
月白でテレビに出るのではないならそこまでではあると思いますが
未知数ではあります。』
「ぜひ行こうと思います。楽しそうですし、
せっかく誘ってくれていて、明日特に何もないですから」
「本当ですか!!
じゃあ明日の八時にここのマンションの前まで車で迎えに来ますね。
持ち物は特にありませんから、着の身着のままで来てくださいね!」
「はい、わかりました。
運転はよろしくお願いします」
八時か朝早いな起きれるかな?
『叩き起こします』
それはなんとも....
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