第11話 撃退!不審者ちゃん

「ねえ、そこの男子あたしらと遊ばない?」


「そんなブスどもよりあたしらと遊んだ方が楽しいよ」


で、出た〜これこそナンパだよね。

うわ〜芸能人のことブスとか言っちゃうタイプだ

気づいてないかもしれないけどき、きつい〜


世の男子は一緒にいる女性のことブス呼ばわりされて怒らないのかな?

王様気質なら起こりそうだけど

てかケバいな、なんか勘違いしちゃったギャルだろ

俺苦手なんだよな〜この世界素材はいいけどなんか違うんだよな


「あいにくだけど、君たちとの時間は作れないよ。

それに知りもしない人についてくほど馬鹿じゃないんでね」


「何言ってんのよ、君、扇 敬人でしょ。

ほらこの写真、今のイメチェンした髪もいいけど

私は黒髪マッシュの方がいいと思うわ」


「そうそう、うちら西園東高の同級生で同じクラスの

粕原と黒田だよ、覚えてない?」


いや誰だよ!

今そういうのはやってんの?

扇って誰だよまじで!


「あの.....人違いです」


『マスターそいつらじゃありません!来ます!』


「見つけた〜」


えっ!あ、やば

勝手に体が動いちゃう〜

回し〜げ〜り〜


「ぶへっっっ」


もう一人は、

あ、今度こそやばい


「動くな!くそっ同胞を!」


今状況を伝えるとよくある人質になっています。

ナイフが首に当たっています、あと一センチで血が出ると思います

大変だ〜


「おい!そこの女警察に電話してみろ

こいつがどうなってもいいのか!」


いや、口くっせ〜

あとこいつ一人だったらどうにでもなるんだけど


「ねえ、このあとどうする感じなの?」


「ふん!お前を車に詰めて、あとはあたしとそこの伸びているやつで

お楽しみの時間なんだよ。覚悟しとくんだね」


なるほどこいつでおしまいか。


『カレン警察呼んでおいてくれ。さっさと終わらせる』


『了解しました』


「こんなナイフじゃ、僕を傷つけられないよ』

グシャ!


じゃあ寝とけ勘違いやろう!

手だけに防具をつける練習しておいてよかった

じゃあ裏拳バイバイ


「ブホッ」


成敗!あ、これにて一件落着〜

どう収めるかこの野次馬...あ、そうだ!


「霧虎さん今の録れてました?

ドラマの撮影だったってことにしましょう。

警察は呼んでいるんで、この人たち下に運びましょう」


「ええ、録れているわよ。じゃあ今日はこれで終わりだから

下に運びましょうか、申し訳ないけど3人とも手伝って」


「これにて撮影は終わりです!今撮った映像はSNS等に上げないようお願いします

あげた場合は事務所の方で起訴される可能性があるのでお気をつけてください。

では、お騒がせしました」


ふう、こんなもんでいいかな

今日はこれでお開きかな〜

まあこの後うちに呼んで今日のお詫びでもいいかな


「あ、そこのナンパの二人!

僕、扇じゃなくて月白だから、

あと相手を落とす言い方は嫌われるから気をつけてね」


「「は、はい」」


これで一件落着かな

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『カレン、さっき起こった映像って撮ってるよね』


『はい、野次馬のスマホをジャックして撮っておきました』


さっすが〜事情聴取があると思うけど

人質にされて精神的に不安定だから今度にしてもらえるかな


「失礼、君が月白君かな」


「はいそうです、事情聴取なんですが日を改めてもらうことってできますか」


「ええ、構いません。ここにいる女性4人に聞きますから」


「ああ、いえ不安なので皆についてきて欲しいんですが。

事情聴取も僕と白金さんで後日伺うではダメですか?」


「か、かわい......おっほん、ええそれで構いません

では日時は明日の昼までに警視庁の方まで来てください。

話は通しておくので、今日はかえって大丈夫です」


ふっふっふ、秘技上目遣い!

初めて使ったけどいけるもんだな。

イケメンに生まれ変えてくれた神様に感謝だな


あ、ちなみに見た目って言ってたっけ?

言ってない?

じゃあ、可愛いとかっこいいが6対4くらいの比率の顔で

身長は多分175くらいだと思う。測ってないから詳しくわわかんない

髪の毛は銀髪に一房だけ前髪に青い髪の毛がある感じ

体はしっかり筋肉がある着痩せするタイプだ!


どうだ!高スペックだろ!

そのせいで目立っているまであるけどね


「じゃあ帰りましょうか。運転よろしくお願いします。

あっと忘れてた。これ何があったかの動画です。」


「助かります。ではデータだけもらいますね」


データだけ?みんな疑問に思ったでしょう。

僕はSDカードをいくつか持っているのだ。

それにカレンがデータを移してくれているんだ。

何かあったように持っておけとカレンが買ってくれたんだ

早速役に立ったぜ〜


「なんか、せっかく合流したのに終わっちゃいましたね」


「そうね。でも大丈夫なの?」


「ええぜんぜん。この後みんなうちに来ますか?

夜ご飯くらい作りますよ。まだ15時ですし、みんなでゲームでもしますか?」


「いく!絶対に行くよ!ね!みんな!」


スズの推しが強い、まあみんな嫌そうではないけど

確かパーティゲームも死ぬほど買ってあるし

あ、俺パッケージ派だからダウンロードとかしないんだよね


「じゃあ、皆でお邪魔しようかしら。

何か必要なものとかってある?」


「あ〜飲み物がお酒以外炭酸水とお水しかないですね

みなさんってお酒飲める年ですか?」


「全員20歳だからお酒は飲めるけど、

私と鈴華はあんまり強くないかな。青ちゃんは普通に飲めるよね」


「うん、家でも一人でたまに飲んでる」


「じゃあ、ジュースとか買いに行きますか。

あと、お菓子がうちにないかな、食材は十分にあるから」


「じゃあ、星城鷹岩で買いましょうか」


レッツ買い物タイムですわ〜


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