第9話 初めての外
なんだかんだの初めての外出。楽しみ
相手が年上のおねえさんってのも得点が高い。
「月白くん、まった?」
「いえ今来たところですよ」
「車、表に置いてあるから行きましょ!」
おお〜オープンカーだ。かっけ〜
車詳しく無いからわかんないけど
左ハンドルだから外車なんだろうことだけわかる
「すごい車ですね。車なんて乗ることないですし、
しかもオープンカーなんて初めて乗りますよ」
「一応社長だからね。
色々体裁があるからこう言う車に乗っているんけど半分は趣味なのよね。
喜んでもらえて嬉しいわ」
やっぱあるんだそういうの。社員は社長より良い車乗るな!
みたいなのはどんなん世界でもありそうだよな。何ハラって言うんだろ
「じゃあ行きましょ!どっちかわかんないですけど」
「ふふ、案内は任せてね」
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あれかな?
昔行ったことのあるアウトレットみたいな感じかな
結構広そうだな、下手な遊園地より広そうだ。
「あそこね、日曜日だから人いっぱいいると思うけど
逸れないようにね!絶対にナンパされて時間取られちゃうから」
「じゃあ手でも繋いで行きますか?」
「え....えっと....ちょっと恥ずかしいけど良いかしら?」
か、かわいい!
まじで何歳でこれなんだ!『26歳ですよ』
わ、若社長やん!すご
「じゃあ行きましょうか。
ここって1日入れる広さしてますけどどうしますか?」
「飽きちゃわないかと思ったんだけど、
屋上に飲食大丈夫なところがあるからそこでお昼でも良いけど....」
「それで大丈夫ですよ。ちゃんとお弁当も作ってきましたから」
今日のお弁当はシンプルイズベストのよくあるお弁当さ!
なぜかって?男が料理をしないなら逆に素朴な弁当の方がいいと思ったのさ!
ふっふっふ、あざといだろ〜
「ここって服もあるんですね。
外行きの服そんなに持ってないんで何着か買いたいですね。
白金さんが選んだりしてくれますか?」
「ええ、任せて!そう言うのは得意だから」
人が大勢いる!なんか新鮮だな
まあ男性はいないと...視線が痛いぜ!
高性能の体も考えものだな。
オンオフできたとしても危ないから切れないしな。
「色々回ってみましょ!
いっぱい買ったら車に戻って置きに行ってもいいしね!」
「そうですね。白金さんの買いたいものも言ってくださいね。」
「あの、桜くんって呼んでもいい?」
「いいですよ。じゃあ僕も霧虎さんって呼びますね」
『写真を勝手に取られていますけどけしますか?』
『いや、いいよ。やり方がツクヨミと一緒って思われて
身バレしても馬鹿らしいしね。男子税と思って甘んじて受け入れるよ』
みんな気づいてないと思ってるかもだけどわかるもんだな。
まあ、こっちの邪魔しなければいいけど。
一人だったらナンパ祭りだな
「じゃあこれ着てみてくれない?似合うと思うんだけど」
「じゃあ、試着室できてきますね」
男性はいないのに男物も売っているんだな。
男装女子みたいなのがやっぱいるのかな。
需要はあるだろうな〜おれも嫌いじゃないし
『カレン、監視カメラとかないよね』
『ありません。こちらをずっと見てきているのが二人います
襲ってきたら無駄に蓄えた格闘技で撃退してくださいね』
無駄いうなし!どこまでできるか試しただけだし!
は〜さっさと着替えよ
「どうですか?霧虎さん」
「とっても似合っているわよ。じゃあ次はこっちね!」
これは、長くなりそうだぜ。
まあ甘んじて着せ替え人形になるかな
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「結構買っちゃいましたね。そろそろご飯にしますか?
もう13時半ですし。一回荷物置きに行きましょ」
「そうね。ごめんね楽しくて長々着せ替えしちゃって
一回車に戻りましょうか」
「全然いいですよ。自分で選ぶと全身黒になりそうですし
また、どこかに行く時に着ていきますよ」
思ったより高かった...が、NOダメージ!
お金持ちってこんなにストレスないんだな。
なんか、店のモデルで写真撮らせてくださいとか言われたけど
月白としては有名になりたくないんだよね
霧虎さんのおかげでそういう奴ら撃退してくれて助かるけど
いかんせん数が多い!全部の店で言われたわ!
いっぱい買ったから許して欲しいね。
勝手におれの写真使ったらカレンが抹殺するって言ってたから一安心ですはい
「じゃあこのまま屋上のテラスの方に行こうか。
確かここのエレベーターで最上階に行けると思うから」
「この時間だと混んでないですかね?」
「大丈夫だと思うわよ。ここの二階がレストランになっていて
そこが安くて美味しいって有名だから、最上階のテラスは逆に空いているのよ」
学生も多かったからせっかくきたのに弁当持ってこないか普通。
しかも安くて美味しいんだから尚更か
じゃあゆっくり食べれそうでいいね
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「うわ〜漫画でしか見たことない男子手料理弁当だ。
それに、この普通のお弁当!唐揚げにタコさんウインナー
ゆ、夢が詰まってる!」
「あはは、よかったです。
そんなに喜んでもらえると作った甲斐がありますよ」
「美味しい!は〜幸せ!」
こんなに喜んでもらえると嬉しいね。
ここいいな、人も少ないし落ち着く
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