第7話 強力助っ人!
「それでテレビ番組とかのオファーとかもきていて、
受けるとしたらもう少しいろいろ安定してから、
受けるか考えようと思っているんですけど、その対応とか聞きたくて」
「そ、そうね。男性ならそこまで気をわなくていいのだけれど。
普通の男性と違うあなたなら今日の配信で、
その思っているままに言っていいと思うわ。
そう言う相談ってことは事務所に入れてと言うことではないのね?」
「ごめんなさい。自由にいろいろ挑戦してみたいので
事務所に入ることは考えていないんです。
自分勝手で申し訳ないですけどまたこういう相談をしてもいいですか?」
「ええ、構わないわ。美味しい料理まで作ってもらえるんですもの
相談だったらいくらでも乗るわ。
CMの話とかテレビ出演の話だったらコチラから口利きできることもあるから、
一度相談してもらえるとありがたいわ。
それに、私の方からも何か依頼することがあるかもしれないしね。」
「その時はよろしくお願いします。」
「じゃあそろそろ帰るわ。長居しすぎても迷惑になっちゃうと思うしね。
きょうの料理配信楽しみにしているわ。」
「はい!楽しみにしていてください!」
あれ?カレンのこと言ってないや
まあいっか、わざわざ自分から言うことでもないしね。
よし!カレンに聞きながら機材を整えるかね
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「はいみなさんこんにちは。ツクヨミクッキングのお時間で〜す!
きょうの料理は晩酌用なので、お酒の飲める方は一緒に飲みましょうね!
まだ未成年の方は絶対飲んじゃダメですからね。
ジュースで我慢してね!お母さんたちはせっかくの初料理配信だから
お小遣いあげて、ジュース買いに行かせてあげてね!」
:こんちわ〜
:こんちわ〜
:念願の料理配信!
:優しい配慮!
:まじでお小遣いもらっちゃった
「じゃあ早速やっていこうかな。今日のメインは簡単グラタンパン!
と、ディップを3種類作ろうと思うよ!あと付け合わせのサラダね。」
:完全に晩酌...
:酒飲みの私大歓喜!
:前回も飲んでたけどお酒強いの?
:こないだ最初はポワポワだったけど後半の集中えぐかったよ
:謎だ〜
「お酒は好きだし、そこそこ強いと思うよ。
まあ、そこまで水分を取れないから量はあんまり飲めないけど。
前回配信の時は、お腹空いてる状態で飲んだから酒が回っただけで
少しすれば戻るよ。」
:そうなんか
:私も弱くないけど量飲めないタイプだわ
:いつか一緒に飲みたい
:リアイベないかな?
「ではまだ待機画面ですが、今日はと言うより料理配信は
実写でお送りしたいと思います。ほい!」
:!!
:実写!!
:よ、鎧なのか?
:ちょっとかっこいい
:そ、創作意欲が!
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失礼!どうも月白の思念体です!
ここで一様、鎧(仮)の見た目について解説しようと思う。
いろいろ作っていたんだけ、いまいちしっくりこなくてね。
なんとなくサイバーパンクみたいにできればマイクとか視界とか諸々
どうにかなるんじゃないかって配信の2時間前くらいにカレンに話したら、
俺の想像を絵にしてくれて、それどうりに作ったら気にいるものができたわけ。
見た目は口にガスマスクみたいなのがついていて、
顔全体をフルフェイスマスクみたいなので覆っている。
全身に機械のパワードスーツを着ていて、
その上から防刃とか諸々付与した服を着ている感じ。
服は白いジャケットで黒い七分丈のズボンを着ているよ。
以上見た目説明でした〜
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「見よこのサイバーパンク感を!一様自作です。
かっこいいよね、視界も良好です。反射しないような加工もしているよ!」
:私にストライクです!
:結構好みかも
:実写嬉しい!
:めっちゃスタイル良くない?!
「では、早速ご飯を作っていこう。まずはグラタンを作っていくよ。
今日のは本当に簡単だから、
料理初心者も俺と同じことをすれば美味しくなるよ。
初心者はチャレンジ禁止ね!」
:まじチャレンジャーはきちんと聞けよこの忠告
:だいたい料理なんて変なことしなければある程度美味しくなるよ
:カレーがその例だね
:私も頑張ってやってみようかな
「じゃあまず、フライパンにオリーブオイルを引いてあっためる。
あったまったら刻んだ玉ねぎ〜
飴色になったら、牛乳を目分りょ〜で、シャケフレークに
ほうれん草、枝豆、全然冷凍でも美味しいからやってみてね。
今日はこれ用意は先にしといたからちゃっちゃといくよ〜」
:か、簡単!
:私でもできそう
:晩酌料理だから簡単でなんぼよね!
「これを耐熱皿に入れて、チーズにパン粉を振りかけてはい完成!
これを今日食べるパンと一緒にオーブンへGO!
これで一品終わりね!楽ちん楽ちん
あとこれにご飯を敷いてその上にかけて簡単ドリアにできるから
いろんなもので楽しんでみてね」
:本当に簡単だな
:私は家族にドリアで出します!
:私もお酒飲めないからドリアにしよ
:これ普通に晩酌でやっちゃう簡単さだね
「じゃあこれからディップを作ってくよ。
まず、1番面倒なレバーペーストを作っていくよ
まず、昼に牛乳に漬け込んでおいたレバーで〜す。
臭み取るためにね。フライパンにこれまたオリーブオイル〜
ニンニクを炒めて匂いつけて、玉ねぎがしんなりするくらい炒める。
それからレバーをど〜ん。僕はレバー好きだからいいけど
臭いの苦手な人はここにローリエとか入れるといいよ。」
:レバー苦手だ〜
:内臓系はちょっとね
:好き嫌い分かれるよねこれは
:私は大好きだ!!
「ワインをちょろっと〜、で生クリームにバターを入れてとろっとするまで
煮詰めていくよ〜」
:これはいいな
:てか普通に料理うまいじゃん
:た、食べたい!
:お、男の手料理〜
「レーバーそのまま食べたいから、半分は避難して。
残りはフードプロセッサーでういーーん!完成!
はい次〜ツナ缶にマヨネーズ、こっちも玉ねぎみじん切り〜
アクセントにフライドオニオンで完成!
はい次〜トマト缶を入れてそこにコンソメ少々
醤油少々、バジルソース少々はい完成!」
:あ、あっという間に
:もうあとサラダだけじゃん
:こんなに早く
:まだ30分くらいだぞ
「ではサラダを作っていく〜
今日はレタスにサニーレタス、せっかくなので2種類作るかな」
:サラダまで
:健康的!
「こっちのボウルはチョレギっていきます。
ノリを刻んで入れて、ごま油少々、ちょろっと醤油入れて
塩を適量入れてこれまた完成!
次はフレンチドレッシング〜
サラダ油にレモン汁、マヨネーズを少々塩と胡椒を入れて
バジルソースを入れて、バジルのフレンチドレッシング完成」
:あれ?
:料理終わったのか?
:1時間しかかかってないやん
:は、早すぎる
:さすが晩酌用
「では一旦10分休憩で、その間に配膳と洗い物を終わらせちゃいま〜す
じゃあ一旦待機画面カモン!」
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