◆第四章 行き着いた先

 ごった返す人混みをかき分け、ようやく中に入る。そこは見渡す限り一面のガラス張りで、円柱の形をした大きなラウンジのようだった。天井は高く観葉植物やオブジェ等のインテリアが配置され、ゆったりとくつろげる大型のソファも数多くあり、大勢の人でにぎわっていた。その喧騒けんそうの中、空いている席に腰をろす。

 しばらくするとベルが鳴り、子供達が歓喜かんきを上げながら窓辺まどべに向かってけて行く。ラウンジは何の振動もなく静かに上昇し加速する。景色はまたたく間に変わり、眼下に広がる街並みも、あっという間に小さくなった。突然景色が真っ白になり、子供達の歓声かんせいが上がる。分厚い雲の中に入ったようだ。雲を突き抜け青空が顔を出すと、そこには死を直前に控えた太陽が赤く輝いていた。

 雲海うんかいに広がる青空は徐々に濃さをび始め、あざやかな紺青こんじょうへと変化していく。地平線の先は青白い光彩こうさいを発してほのかに光輝ひかりかがやいている。そして、その向こうに暗黒の宇宙が見え始めると、それが星の輪郭りんかくだと初めて気付いた。輪郭りんかくはぼんやりと青くにじむように溶け、広大な宇宙へと消えて行く。

 大陸や海を一望いちぼうできる高度に達すると、次第に重力が弱くなり、ソファ周辺の人工重力が作動する。子供達ははしゃぎながら宙に浮き始め、窓から見える景色のほとんどが暗闇となる。

 さらに上昇し続けて星すら俯瞰ふかんできるようになった頃、ようやく静止軌道ステーションに到着し、軌道エレベータは動きを停めた。

 ステーションからは細い二本のリングが星を囲うように伸びている。細いと言っても星と比べての話なので、それなりの大きさがあるようだ。目をらしてよく見ると隙間すきまがある。キューブ状の物体が並んでいるだけで、一繋ひとつながりになってはいない。磁力で互いを固定して、不測の事態が起こっても全体に波及しない設計なのかと、勝手に納得なっとくする。リングは星の地軸と垂直にまじわる軸を持ち、ゆっくりと回転していた。これが強力な磁場のシールドを作り、恒星こうせいのフレアや紫外線、遠い宇宙からやって来る高出力のガンマ線等から、この星を守っている。

 ラウンジ内から人がけ、移動しやすくなった所でステーションへと足を運んだ。ここは惑星の赤道上に浮かび、自転と同じ速さで移動している巨大な人工衛星である。本来この高度ならば重力が作用しているのだが、ステーションにかる遠心力がその力を相殺そうさいしているため、ここは無重力状態となっている。そのせいで慣れない人達は移動するおりにバタバタと無駄むだな動きをしながら無様ぶざま格好かっこうさら羽目はめになる。その内の一人が僕だ。実にみっともない。

 ここで移住に関するもろもろの手続きを行った後、エレベータでさらに上空の高軌道ステーションへ行き、そこからようやく船に乗り込むことが出来るのだが、地上からここまでの三倍以上の距離がある。そこに向かう前に軽い食事をしようと適当な店に入った。

 店の窓側に案内されて席に着く。店内は人工重力が作動しているので、一時的に無様ぶざまな自分から解放される。適当に注文して窓をながめると、そこからは二つの光が見えた。一つは太陽、もう一つは人工の恒星こうせい、二つは同じ軌道を通る為、地上からは常に一つに見える。

 太陽は老いると内部の圧力が弱まり膨張ぼうちょうし温度が下がる。さらに老いが進むと膨張ぼうちょう収縮しゅうしゅくを繰り返すようになり安定しない。その影響による気候変動を防ぐため、人工の恒星こうせいは作られた。

 膨張ぼうちょう収縮しゅうしゅくを繰り返し赤く輝く太陽。膨張時ぼうちょうじには明るくなり、収縮時しゅうしゅくじには暗くなる。その光は脈打みゃくうつように変化する。それは内部の圧力が不安定になっている証拠であり、来たる時が近づいている証拠でもある。

 目の前で赤く輝く太陽は、最後の膨張期ぼうちょうきえようとしていた。 


 ようやく高軌道ステーションに到着する。

 ここは正真正銘の無重力だ。だからと言って僕の無様ぶざま恰好かっこうが変わる訳ではなかった。ここから船がいくつか見えるのだが、大きすぎて全体が把握できない。案内によれば小規模な惑星わくせい程の大きさがあるとか、言われて見れば住人のほとんどが乗り込むのだから当然と言えば当然である。僕達は数日後、この船に乗って遠い宇宙へと旅立つ。

 船に乗り込み、その中にある居住区へ向かった。

 迷路のような船内を進み、やっとのことで居住区に到着した僕は、地に足が着く安心感にホッと胸をろす。ここには重力があり、疑似ぎじ恒星こうせいがあり、植物がしげり、一部の動物は放し飼いにされている。多少の違和感があるものの、街での生活と大した違いを感じなかった。

 しかし、人の多さに辟易へきえきする。この星の住人のほとんどが移動しているのだから仕方しかたがないことなのだけれど。人混みをかき分けて新居の寮に向かう。その時、特徴のある服装が目端めはしに入る。すぐさまその方向に目をやると星教徒の信者がいた。彼女かと一瞬思ったが、背丈せたけからして別人だった。もう会わないと決めたはずなのに、何を考えているんだろう。ざわつく心をいさめて先を急ぐ。

 街には活気があふれ一種のお祭りムードがただよっている。星間せいかん移住いじゅう自体はさして珍しくも無いが、星の住民全てが移住する大規模なものはここ最近無く、一代イベントの様相ようそうていしていた。人々は異様な一体感をかもし出し、格別の盛り上がりを見せている。 

 まだ先のこととはいえ、超新星ちょうしんせい滅多めったにお目にかかれない美しい天体ショーだ。しかもそれが我らの太陽ともなれば尚更なおさらだった。

 この船はそれを見物してから七百光年先にある新しい母星に向かうことになっている。出発してからは、数年程で着いてしまう。

 新しい母星の開発はすでに終わり、星間せいかんゲートは何年も前に固定されている。移住先の居住区も整備され、どこに住むかも決まっていた。だから、この船は仮住まいのようなものだ。

 星間せいかん航行こうこうの際によく使われるワープ航行として、巨大な重力場を形成し空間を波立たせ、波打ちゆがんだ空間を直進することにより、移動距離を短縮する方法と、一旦サイズの小さい平行宇宙に行き、移動後に元の次元に戻る二つ方法があるのだが、船の規模から平行世界への影響が懸念けねんされ、前者の方法を取ることにしたそうだ。

 星間ゲートは前者の応用で両方向から重力場を形成し、共振現象で大きく波打った空間を固定してしまう技術である。一方向から波立たせるよりも大きく波打つ為、その分距離が短縮できる。と暇潰ひまつぶしに取った冊子さっしにそう書いてあり、僕は一人で感心していた。

 乗り物を降り、この移動距離も短縮できなかったのだろうか、そんなことを思いながら目の前にある新しい寮へと足を運んだ。


     ********************     

 

 何度もワープを繰り返し、何百万光年もの距離を旅して来た。

 無限に広がる暗闇をける一筋ひとすじの光、ジェットにみちびかれて ――。

 その光が指し示し、行きいた最果さいはてに、一つの惑星わくせいが存在した。この星こそが、私達の旅の終着である。青く輝くこの星は水が液体として存在し、その水が表面の七割をおおっている。スペクトル分析の結果、元素が豊富な岩石惑星がんせきわくせいであることが確認された。

 その上、地表から百キロメートルにわたる大気が存在している。地表付近の大気分布は、窒素七十八パーセント、酸素二十一パーセント、アルゴン〇・九パーセント、二酸化炭素が〇・〇三二パーセントという構成であり、我々の星の大気と酷似こくじしていた。

 小ぶりな星ではあるが、内部は冷え固まっていない。高温高圧で溶けた鉱物こうぶつえず対流たいりゅうしており、そこにふくまれる金属の摩擦まさつが磁場を発生させ、この星を包むように分厚い磁気圏じきけんを生成している。大気や磁気圏じきけんは、降りそそ宇宙放射線うちゅうほうしゃせんなど緩和かんわするバリアの役割をになう。

 また、この星の規模にしては巨大すぎる衛星を一つしたがえていた。実に興味深い。この衛星の引力により星の地軸が変動することなく、長い間安定している。地軸は公転面の法線に対して約二十三度傾いており、そのため恒星こうせいの照射量と日照時間に周期的な変化が起こる。言い換えるならば、この星には周期的に繰り返される安定した環境の変化、つまり一日のサイクルと季節が存在するのである。

 奇跡としか言いようがない。

 水があり、大気があり、磁気圏じきけんが存在し、安定した周期的な環境変化が存在する。それに加え、豊富に存在する元素。これらが意味していることは ―― 生命の存在である。

 この星の年齢からかんがみて、存在するのは単細胞レベルの生物だろうが、命をはぐくためにこれほど環境が整った星を私は知らない。

 生命をはぐくむために存在する星。

 そう言っても過言かごんではない。

 この青く輝く星は生命のかごである。


 刹那せつな、またあのノイズが視界をさえぎる。

 月の光と小柄な少女。

 何かをたたえた表情。

 消え入りそうな声で、アモル ―― と彼の名を口にする。

 

 強く頭を振りノイズをかき消す。

 私の記憶素子きおくそしの一つが異常を来たしていた。

 電荷でんかたくわえる回路を利用して、一時的に記憶を保存する記憶素子きおくそしは、一定時間毎に電荷でんかが流れるように設計されている。記憶素子きおくそし電荷でんかが存在する限り、その記憶は消えることはない。逆に言ってしまえば電荷でんかを流さなければ、時間の経過と共に放電して記憶は消えてしまうのだが、どのような処置をほどこしても電荷でんかは消えず、記憶として残っている。

 大変たいへんまれなケースだが、ジェットのプラズマ粒子が記憶素子に《きおくそし》干渉し、そこから電荷でんかを補充していることが原因だった。また電荷でんか記憶素子きおくそしの許容量をオーバーした際、電脳視野でんのうしやにノイズとしてぞうむすんでしまう。なぜ少女の姿になるのか、なぜ彼の名を口にするのかは依然いぜんとして分からない。

 

 ジェットのてにある奇跡の星を報告するため、ラウンジへと足を運ぶと、そこで彼は気をうしない倒れていた。


     ********************     


 新しい寮に着き、すでに配達されていた荷物を開いて片付けていく。その中には新たに配給された物品もあり、手首に着けて使用するバンド型の端末があった。

 この端末で通話等の連絡やデータベースへのアクセスができ、身元の証明にも利用できる。僕の端末は型も古く、あちこち傷が付いていた。これは渡りに船とばかりに、新しい端末にデータを転送する。転送が開始されると進捗バーが現れ、見覚えのあるプログラムがコピーされていく様子ようすが表示された。なぜか僕はこのプログラムを捨てることが出来ない。偽造ぎぞうしてまで隠し持っている理由が自分でも解らない。ただ、消そうとする度に、負けを認めたような気がして、消すことができないでいる。持ち続けることが裏切った彼等かれらへの小さな報復ほうふくなのだろうか。

 突然、転送の終了音が鳴った。その音に我に返り、自分がほうけていたことに気付く。手付かずの荷物はまだたくさん残っていた。気持ちを切り替えて作業に取りかった。

 端末以外にも用途が分からない謎の物体や、どうレイアウトしてもそなえ付けの家具には入らない配給品がいくつもあった。多大な時間と労力をついやし、試行錯誤しこうさくご苦闘くとうすえ、それらを全てゴミに出し、ようやく一息ついた。

 結局手元に残ったのはバンド型の端末だけだった。

 椅子いすに腰を落とし天井を見上げる。

 徒労とろうの中に一抹いちまつの達成感を覚えた。だけど、同時に自分の奥底にあるうとましい何かを感じていた。それは日々の生活の中でずっと僕にきまとい、心の奥底でよどくすぶり続けている。

 あれから何度か丘に足を運んだが、あの時の晴れやかな気持ちにはなれなかった。あれは夢だったのだろうか。抑圧よくあつされた環境から一時的に解放され、それを自由だと勘違かんちがいしていたのだろうか。

 自由とは何だろう、解らなくなる。

 あの時は確かに感じ取れたのに。

 なぜか満たされない。

 それどころか ―― 不意ふいに彼女を思い出す。

 同時に後悔と自責じせきねんいて出る。

 すぐさま椅子いすから立ち上がり、熱いシャワーを浴びる。

 それからベッドにもぐり込み、何も考えずに眠りについた。


     ********************     


 途切とぎれ行く意識の中で、まぼろしを見た。彼女は部屋にたたずみ、外の景色をながめている。古びた壁からは鎖ががり、にぶい光を放っている。その鎖は彼女に向かって伸び、左手の手錠とつながっていた。その手首に浮き出たあざが痛々しくてたまらない。視界は徐々に白くなり、まぶしい世界が僕を包んだ。


     ********************     


 手をかざして、白い日差しをあおぎ見る。日がまぶしい。人工とは思えずに疑似ぎじ太陽たいようながめてしまう。着々と移住の準備が進む中、日が立つに連れてお祭りムードも強くなる。船に造設された学校に通いながら日々を過ごすが、くすぶる気持ちは日に日に強くなっていく ―― そして出航まであと一日となった。

 僕はあの時の晴れやかな気持ちを思い出す。

 歩みを進める度に洗い流されるよどみ。細胞一つ一つが快哉かいさいを叫び躍動やくどうする心。土草つちくさの香り。清涼せいりょうな空気。らめく木漏こもれ日。樹の温もり。りて開放される感覚。

 もう一度、あの晴れやかな気持ちをために、僕はあの丘に行こうと思い立った。

 

 街には誰一人としておらず、閑散かんさんとして静まり返っていた。雑木林ぞうきばやしを抜け山路やまみちへと足を運ぶ。山路やまみちに入ると思いの外険けわしかったことをあらためて思い出す。そして息を切らし、ようやく丘に辿たどり着いた。

 丘の風を身に受けながら大樹の日陰ひかげに入り、その樹に触れる。ゴツゴツした手触てざわり。うつろう木漏こもれ日の中で、目をつむり深呼吸をする。土草つちくさの香りと共に清涼せいりょうな空気が肺をたす。しばらくの間、そのまま目を閉じて風を感じ、木漏こもれ日を感じた。

 だけど、あの時の気持ちに戻ることはなかった。

 くすぶる気持ちが晴れぬまま、僕は思う。

 自由って一体何なんだろう ――。

 ゆっくりとまぶたを開く。

 そこには誰もいない。

 無意識に泳ぐ視線が、教会へと向いていく。

 教会を目にした時、くすぶる気持ちがスッと消えた。


 ―― あそこに彼女がいる ――


 そう思った瞬間、勝手に足が走り出した。衝動しょうどうに突き動かされるまま全力でける僕の肺は、急激に繰り返される空気の吸入きゅうにゅう排出はいせつで今にもつぶれそうになっている。苦しくて苦しくてたまらない。だけど、そんなことは今の僕には関係なかった。鼻と肺から送り込まれる大量の酸素が脳を覚醒かくせいさせ、思考はよどみ無くんでいく。

 

 ―― 彼女を苦しめたのなら、僕に責任があるのなら、僕は会わないといけないんだ。会ってちゃんと謝らないといけないんだ ――

 

 息を切らしながら、やっと辿たどり着いた教会の門を叩く。

 ―― 反応がない、一抹いちまつの不安がぎる。出発してここにはもうないのかも知れない。そんな考えをかき消すように門を叩き続けた。

 その時、きしむ音を立てながら門が開き、一人の信者が出て来た。すぐさま彼女に会わせてくれとけ合うが、冷たくあしらわれ、相手にもされない。それでもあきらめず懇願こんがんしていると、あの老女が現れた。老女は僕だと認識すると、手にした錫杖しゃくじょうを振り上げて、人をたぶらかす悪魔めと叫びながら、ものすごい形相ぎょうそうおそかって来る。

 これは不味まずいと判断し、あわてて逃げ出す。

 一心不乱いっしんふらんに走り続け、追って来る老女とその取り巻きを何とか振り切ることに成功した。さてこれからどうしようと、身をひそ逡巡しゅんじゅんする。あきらめるつもりは毛頭ない。ならばと教会の裏手に回り侵入できそうなところを探しに行く。

 先程の騒動そうどうで見回る教徒に見つからないように探索たんさくしていると、突然頭部に強い衝撃しょうげきが走り、そのまま僕の意識は途切とぎれた。


     ********************     

 

 気をうしない倒れていた彼に適切な処置をほどこす。日頃の生活のツケがこんな形で出るのは残念で仕方しかたがない。何度も何度も彼に忠告し、改善を求めても彼は聞き入れない。一命は取りめたものの、前回よりバイタルは低下している。

 彼をながめる。

 やせ細った体。食べ物もろくに口にしようとしない。ずっとうなされ、一緒に行こう、と譫言うわごとを繰り返すばかりだ。彼が何を考えているのか、皆目見当かいもくけんとうがつかない。

 実の所、本人でさえ何をしているのか分っていないのではないか。自暴自棄じぼうじきになり自分を見失った行動のすえ、その惰性だせいで生きている。自身に無関心な振る舞いは、そう考えるとに落ちた。

 このままではいけない。

 私は面と向かって話すべきだ。彼が自分自身と向き合うために。本当の自分に気付くために。そう強く決意する。その時、彼が意識を取り戻した。

 

 刹那せつな、またあのノイズが ―― 少女が視界をさえぎる。

 そして、彼の名を口にする。


      ********************     


 気が付くと僕は倒れていて、目の前に一枚の紙と割れた陶器の破片が散らばっていた。突然走る頭の痛みに身がすくむ。頭にれるとコブがあるのが分かった。どのくらい気を失ったか見当もつかない。長い時間だったのか、それとも一瞬だったのか。紙に目をやると見覚えのある字と地図が書いてある。頭に直撃した何かが降って来たであろう方向をあおぎ見ると、教会の最上階の窓から身を乗り出した彼女が、大きく手を振っていた。

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