時は無情

金曜日は点滴投薬の日だ。

金曜日から我々の一週間が始まり・・

次の週の木曜日までが1サイクルになる。

せわしなく一週間が過ぎていく。


時間は車窓を流れる景色のように瞬く間に過ぎてゆく。

きよみさんと朝日の中をキックボードで走った事も・・

二人で食べたモーニングサービスも・・

その光景がまるで車窓を流れる景色のように消えていく・・


時間は何かを残してくれるのだろうか・・

それとも全てを奪い去るだけなのか・・


時間はまるで川の流れのように留まる事を知らず・・

思いでさえも流し去る・・


時間は・・

時間こそが我々に与えられた送りもなのだが・・

その時間は 無情にも我らから全てを奪い去っていくのだ。

思いでさえも・・


人生とは何んなんだと・・

今更ながら考えてしまう・・





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