男系が天皇な理由
あんた 誰
第1話 男系が天皇の理由
最近、アンケートをして、女性天皇でも良いのではないかと言う世論が形成されつつある。
だが、はたしてそれは正しいのであろうか。確かに女性天皇は過去にも例があり、良いのではないかと言う世論は、マスコミによって形成されてきている事は事実だ。しかし、今まで一度も男系を外れた事は無いのもまた事実なのである。
つまり、過去に女性天皇が存在した事は事実ではあるが、それはあくまでも男系天皇への一時的な、いわば臨時的な措置であり、今まで一度も男系を逸脱した事は無いのだ。
実はこの理由は簡単な事なのだ。
生物学的に言えば、純粋に遺伝子の問題だ。
皆さんよくご存じなように、男子はXY染色体があり、女子はXX染色体しかない。つまり、どんな女子でもY染色体は持っていないのである。これは、紛れもない科学的な事実であり誰も否定しようがない。
これが何を意味するかと言えば、初代天皇の遺伝子XY遺伝子を女子は遺伝していないという事実だ。
どんなに可愛く、どんなに賢い女子であろうとも、Y染色体は保持していないのだ。
それは何も悪い事ではない。ただ、初代天皇の遺伝子を継承していない、と言うだけの話なのである。
初代天皇の遺伝子を継承している事が、それほど重要なのかと言われれば、それは分からないと答えざるを得ない。しかし今まで何千年か、それを継承してきた歴史があるという事実はある。その何千年の歴史や伝統を、私たちの世代の一存で無くして良いのかと言う話になる。
私は、可能であれば、こうした歴史や伝統は継続しても良いのではないかと思うのだ。
昔の人は遺伝子などの知識も無かったにもかかわらず、こうした伝統を何世代にもわたり守って来ていたという事実を再認識するべきではないだろうか。
科学の進展によって、何でも分かったかの様な気でいる人がいるかもしれないが、実はまだまだ分からない事の方が多いというのが現実だ。
特に生命の発祥や宇宙の成り立ち、神などの存在に関してだ。
分からないのであれば、とりあえず現状を維持する、歴史や伝統を守る、というのも正しい行為なのではないだろうか。
そもそもな話なのだが、実は天皇や皇族は、王室ではない。
イギリスなどの王室は、いわば大地主や社長とみる事が出来る。大地主や大会社の社長であれば男性だろうが女性だろうが、特に問題はない。
だが日本の天皇は、この世の
最近は皇室に生まれたから、あたかも自分は海外の王室と同じなのだと勘違いして、贅沢三昧、やりたい放題の生活をしている女性がいるようだが、それは間違いだ。
国民は皇室の
この宗教\的な観点から見れば 、なぜ天皇が男性であることが望ましいかは明らかだ。
天にまします神、
であれば、人間界の神天皇は男性の方が望ましいのだ。
これは陰陽道の説を持ち出すまでもなく、この世を見てみればいい話だろう。男は女を求め、女は男を求める。そういうものだ。
この世はすべて陰と陽から成り立っている。
磁石はNとS、電気はプラスとマイナス、動物はオスとメス、光と影。この両者が結び付く事により、強大な力が生まれ、世の中は成り立っているのだ。
天の神が女性であれば人間界の神である天皇は男性の方が良いに決まっている。異性であることにより莫大なエネルギーを持って世界に平和をもたらしてくれるであろうことは、お分かりいただけるだろう。
たまたま状況により一時的に女性天皇になったとしても、それが長続きしなかったという歴史的な事実からも、それは確認できるだろう。
人間社会においても、時々レズや同性愛というものは起こりえるが、ほとんどは長続きしない、という現状を見れば、理解しやすいだろう。
何しろ同性では、どうあがいても自分たちの子供、子孫を残すことは不可能なのだ。
こうした陰陽道や宗教的な観点から見ても、天皇は男性が望ましいという事は理解していただけるだろう。
勿論、この世の中に絶対的なものは存在しない。天皇制も、またしかりである。
女系で女性の天皇を認めるなどと言う時代が来ないとも限らない。その時は、すでに天皇制の役割を終えた時であり、天皇制を維持する必要も意味もない時であると考えるべきだろう。
最後に是非このことだけは明言しておきたい。私には女性を蔑視する意図は、まったく無い。女性には女性にしかない素晴らしい点がある。特に子供を産むということは女性にしかできない。
私が望むのは、男性と女性がお互いの長所を伸ばし、協力して素晴らしい世界を作って行ってくれることなのだ。
令和6年
西暦2024年5月14日
男系が天皇な理由 あんた 誰 @hyama
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。男系が天皇な理由の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
近未来/渡邉 峰始
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 2話
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます