第140話 クズ上司の身バレ
――――【マクシミリアン目線】
なんだ、あのどちゃくそエロいメスガキは……。
決闘人がルール違反で連行されちまったのか、リリエルっつうリーベンラシアの商人チームが深刻な顔して話してやがった。そのなかでもメスガキは一際輝きを放つ。
くっ! 幻肢痛なのか分からねえが股間が肥大化したような感覚に襲われる。
緑のバニースーツに飾り程度の透明な羽根を生やして着てやがるが幼稚園児か、小学生低学年くらいの身長だから胸元が少々心許ない。だがそれがいい。ぺろんと捲れ、ビーチクが見えてしまいそうな危うさが溜まんねえ。
顔立ちはガキのくせして、おめめぱっちり、鼻筋が通り、髪はつやつや。そんじょそこらの美少女を名乗る子役がメスガキを見た瞬間子役を廃業したくなるようなかわいさだ。
フェアリーなんて言ってやがるがどっからどう見ても岡田の妹だ。
オレの失われた股間がそう言ってる。
とにかくグラッドとかいうクソガキのチームにいい女ばっかり集まりやがる。
そんなにショタがいいのかよ。
いまからオレ好みに調教して、オレの股間のアームストロング砲が復活した暁には毎日アヘ顔ピースで分からせてやるよ。
オレは言うほどロリコンじゃねえが生前何度か小学生のメスガキにぶち込んでやったことがある。初潮まえなら妊娠しねえし、オレにレ○プされても恐怖のあまり黙りになっちまう。
はははは、いいねえ。
メスガキに分からセックスしたときの思い出が蘇ってきて、涎がだらだら溢れてきて口んなかいっぱいになってきちまう。
おっといけねえ、いけねえ。
オレはいま女の格好をさせられちまってるんだった。いや逆にメスガキに近づくんなら好都合じゃね?
オレは前世で培った交渉術を武器にフレンドリーを装い、フェアリーもどきに声をかけた。
「キミ、かわいいね」
「……」
フェアリーもどきは女装したオレの美しさのあまり押し黙る。
「そこのあなた、私どものギルド員に勝手に声をかけないでいただけますか?」
「ああ? おまえは誰だよ」
「口の聞き方がなってない方ですわね。私はライオネル商会会頭代理をしております、リリネル・ライオネルです。あまりの気持ち悪さにこの子が怖がっているじゃないですか!」
リリネルと名乗ったいけすかねえ女はオレを睨んできやがる。しかもフェアリーもどきはリリネルの後ろに隠れて、犬みたいにオレに向かってうーっと唸ってやがった。
「リリネルさん、斬りますか?」
「待って。このような下衆ですが王子妃選の候補者、決闘以外で無闇に事を荒立ててはいけません」
「了解です」
なんか着物かドレスの合いの子みてえな服着てる目の見えねえ美少女がオレを見てやがる。止めてくれ、そんなにオレを見つめるのは。ダメだな、やっぱ女装しても溢れるイケメンオーラに当てられたのかよ。
参ったね。
熱い視線を浴びて前髪をかき上げていると目の見えねえ美少女がフェアリーもどきになにか耳打ちしてるようだが……。
「ユーセミリアちゃん、ありがとうね。愛はおにぃ以外の中の人のことは分かんなかったの。マクシミリアン……ううん、一ノ瀬。おまえだけは許さないんだからね。せっかく愛の推しの神絵師がイケメンに描いてくれたのにぜんぶ台無しにするとかありえんし。いやそんなことより、ここでおまえがおにぃを快速電車が通過するなか突き飛ばしたこと、さらに浮気女殺しの罪をおにぃになすりつけたかどうか絶対に白状させてやる」
「えっ? フェアリーもどき……てめえ、いまなんつった? なんでオレが一ノ瀬って分かったんだよ!!!」
オレのライバルである妃候補がオレを無視して、フェアリーもどきの両肩を掴んで問い詰めいた。
「愛ちゃん!? 本当に愛ちゃんなの!?」
「んにゃ? エーデルワイスちゃん、どうしてしまったの? ていうか誰? 誰なの?」
「すべて思い出したの。私のこと覚えてる? 三迫美紗子!」
「むむっ!? 三迫さん!?」
エーデルワイスと呼ばれた女がオレの未来のメスアナオナホの愛を抱きしめてやがる。
つか……三迫ってなんだよ。
聞いてねえーよ。
だけどモンスターどもに犯されまくり、耐性マシマシのオレのまえじゃ、おまえらがオレのオナホ確定は決定事項なんだよ!
「揃いも揃ってオレの牝奴隷になりに来たってか? ああ、いいぜ。オレの異世界転生チートでおまえら二人くらいやってやるよ。転生前の世界と違って、こっちじゃ人を殺したって強けりゃお咎めなしだ。おまえらの穴がガバガバになるまで弄んでやったあと、ゴミみてえに捨ててやっから覚悟しとけ、生オナホどもが!」
「良かった、真正のクズで。ちょっとでもマクシミリアンみたいに善良な心が残っていたら躊躇していたと思う。おまえは勘違いをしてる。人を殺めて罰せられないのはおまえだけじゃない! 愛たちも同じだ!!!」
―――――――――あとがき――――――――――
書いてる現在(9/25)はソフィエラの発売日なんだぜぃ。だけどおそらく当日に店頭に並ぶことは少なそう。えちえち悪魔っ娘お姉さん、作者楽しみですぞw
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