第118話 よわよわ姫騎士
「リーベンラシアの子ども如きの愛撫で屈したり……はあん……き、気持ちいい……なんて言うと思ったら、大間違……いいっ♡」
脱がしにくいなぁ……。
愛撫って言うほど俺は撫でたりしたりしてないんだけど……。
漏らしてしまって気持ちが悪いだろうと思って脱ぐのを手伝ってあげてるんだが、軽く触れただけで姫騎士は喘ぎ声みたいな色っぽい声を出してしまってる。
「まったく子ども、子どもと俺に言う癖に幼子のように漏らしたのは、どいつなんだろうな……」
「漏らしてなどいないからっ! あらぬ疑いをかけるなど許しがたいですよっ」
……。
おまいう?
「俺は貴様にあらぬ疑いをかけられ裸にさせられたんだかな。許しがたいのは俺の方なんだが」
「うっ!? そ、そんなことありましたかしら?」
俺は姫騎士の履くスカートに手をかけた。甲冑にスカートというのは普通に考えれば防御力よわよわで考えられないのだが、そこはファンタジー脳しかいないゲーム世界。下半身を狙うなど卑怯者のすることなのかもしれない。
姫騎士は目を瞑り、顔を真っ赤にしておパンツを自らの手で下げていた。羞恥に耐えながら、おしっこにまみれた下着を脱ぐ姿は俺の股間に突き刺さる。
「確かめなさいよっ!」
「恥の上塗りになるというものを……」
いやなんで脱いだ!?
このポンコツ姫騎士……変態なのか?
そう思いつつも俺はご賞味に預かることにした。内股に滴るお汁を啜ると姫騎士が手を口にやり、驚いている。
「そんな舐めるなんて……」
いや確かめろ、と言われたから確認しただけなんだけど……。だがどう考えてもおしっこであることはこの俺の舌が譲ることはなかった。
「俺の知っている味とは違うな」
「なっ!?」
「女が気持ち良くなり漏らす汁はチーズにも似たもっと芳醇な味わい深さがある。貴様のはどう確かめようともおしっこ以外ありえんな」
フリージアは俺に舐められるのが好きなようで、フリージア姉妹と3Pのときは必ずと言ってよいほど、顔騎舐めを強要してくる。
おかげで俺は鍛え上げた舌の感覚も伴い、ラブリーなジュースのソムリエと化してしまっていた。
「うそよっ!」
「うそではない。俺は両方の味を知っているからな。それとも貴様は知らんのか?」
「し、知ってるから!」
「ほう……知っているということは夜な夜な一人で慰めているということか。ならば……」
「ひぐうっ! そんなところ舐めるなんてっ!?」
まだ大事なところに至っていないのに太股に舌の先を当てただけで、この反応である。
だが……。
よほど男慣れしていないのだろう。姫騎士はぷるぷると震え、まさに立ち往生でイッてしまっていた。
「こ、こんなリーベンラシアの子どもにヤられてしまうなんて……あうう、お、恐ろしい国だわ……」
おしっことスープの違いを姫騎士に確認させるつもりでいたが、このまま放置していくわけにもいかず、俺はフォーネリア王宮の者に姫騎士を預けることにした。
「あ、あの……こちらの騎士さまがお庭で倒れられていましたので、運んで参りました」
「おおっ! ヴァイオレットさまっ! 行方が見当たらないと思えば、そんなところで」
執事やメイドが姫騎士の下に駆け寄り、俺はいかにも執事といった白髪白髭で壮年の従者へ姫騎士の身を預けた。
さすがにノーパンで返すわけにもいかず、ライオネル商会の主力商品である下着と肌着を着せておいたが……。
「こんなに小さいのに我らの姫を介抱していただき、誠に感謝いたします」
「いえいえ、困った人がいれば助けるよう父上から教えられていますので。それではボクは用事がありますので、この辺で……」
姫騎士とは違い、幼い俺の姿でも丁寧に対応する壮年の執事。常識人っぽいから普段は姫騎士に振り回されているんだろう。
俺が去ろうとすると呼び止められた。
「せめてお名前でも。ヴァイオレットさまを助けていただいた恩人にはあとでお礼をしなければなりません」
「そういうのは受け取らないように父上から仰せつかっております。それじゃっ!」
集まった執事やメイドたちから俺は逃げるようにその場を立ち去っていた。
こっそり潜入するつもりがひと騒動起こしてしまうなんて……。
―――――――――あとがき――――――――――
本日(9/3)は創彩少女庭園のギャルの予約日だったんですが、スゴいことになってました。予約時間前から全裸待機していた作者でしたが、延々に待ち時間が減らない……。一時間待ちとか、みんなどんだけギャル好きなんだよwww
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