第51話 姉妹丼2
リリーのおっぱいはフリージアに比べ、小ぶりではある。まあフリージアが育ち過ぎなんだろうな。
だが掴むと妙に手に馴染んだ。
俺がフリージアだけでなくリリーまで手を出してしまった事実は変わらない。フリージアは姉妹で俺をシェアしようと考えている節がある。
このままの状態だとまさに蛇の生殺しと言う言葉が相応しく、我慢の限界を迎えそうだ。
「俺が貴様を女にしてやる」
「突然、そんなこと言われても……」
俺がリリーの脇の下に手をやり、見つめるとリリーは俺から目を背けて、頬を赤らめる。
「優しくしてくれなきゃ、やだ」
「俺がいつ貴様に酷いことをした? あるなら言ってみろ」
「な、ない……ううん、ある」
「なんだと?」
「お姉さまばかり溺愛したこと……お姉さまとばかり卑猥なことをしてたこと……」
「それは酷いことというより、ただの嫉妬だろ!」
「そう……ただの嫉妬。私よりお姉さまの方が遥かに愛にあふれ、器が大きいと知ってしまったこと……いじめていた私を許すだけでなく、抱き締めてくれたこと……あ、あと……ブラッド殿下と……淫らなことをさせようとしたりする、よ、余計なお世話を焼いてくれたことよ」
「貴様に器の大きい女になれ、なんてことは言わん。だが今日はフリージアたっての願いだ。貴様を溺愛してやろう」
「う、うん……」
リリーの顔にかかった横髪を払うように頬を撫でる。ピンクという派手な髪色だが撫でると染めた紛い物ではなく本物の髪色なのだ。遊んでいそうなリリーが見せる恥じらいだけでも俺のご子息は元気いっぱいにすくすく育ってしまう。
「い、痛くしないで……」
リリーの視線はアナと棒の嬢王に注がれていた。原作のブラッドはスパダリで暗殺者のギーランによりズボンと下着を切り刻まれ、粗チンであることが仄めかされている。
だがリリーが心配するのも分からないでもなかった。俺のご子息はフリージアがご立派と言ってしまうほどなのだから。
「いくぞ」
―――――――――自主規制―――――――――
只今、カメカメをハメハメしています。
―――――――――自主規制―――――――――
リリーと一戦交え、健闘を称え合う。
「やはり処女だったか」
「私を馬鹿にしてるの!?」
「そんなわけなかろう。貴様の初物を他の男に盗られる前に奪ってやったのだ」
「あ、ありがとう……殿下とひとつになれて……うれしかった」
処女膜が裂けたことで痛みがあるのかもしれない。リリーはぽろりと一筋の涙を頬に落とした。
「それにしても随分と感じていたな、俺はフリージアと二股掛けてる最低の男だぞ。そんな俺とシて感じてるとかリリーも変態だな」
「ち、違いますわ!」
「そうか……」
「だって……ブラッド殿下が上手すぎるから……」
リリーは戸惑いながらふくれっ面で俺を見てくるが、そのかわいさにもっと焦らしたくなってくる。これくらいはフリージアをいじめていた罰と考えるなら、優しい方だろう。
―――――――――あとがき――――――――――
作者、パラディン難民になってしまいました。どこかに売ってるだろうと思った目論見が甘かった……。まあ待てば再生産されるはず。
そんなことよりも本題です。え~、大変申し訳ないのですが、リリーとのハメハメはカットせざるを得ませんでした。もうホントにギリギリなのですよ。
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