第46話 性女の逆レ○プ1

 フリージアは素早い動きでオフトゥンを捲る。どちらかと言うと日常生活を送る彼女の動きは緩慢だった。ゲーム内でもドジっ娘でスパダリたちからそんなところも愛らしいと溺愛されるほどだったのに。


「お姉さま! なにを……!?」


 俺には目もくれず、フリージアはリリーへ覆い被さっていた。リリーは俺に続き、フリージアにも跨がられてしまう。そこには継母と異母妹にいじめられていた気弱な美少女の姿はない。


「まさか私に仕返しするつもりじゃ……。それならちゃんとあやまって……」


 リリーはフリージアに謝罪しようと思ったんだろうか? 


「んぷぷっ! お、おねぇひゃまぁ!?」


 だがフリージアはリリーの腰に座っていた身体を素早く反転させて、リリーの顔におしりを乗せてしまった。リリーにまったく抵抗をさせないその姿は寝技の達人と言っても過言じゃない。


「ふふっ、リリーはかわいらしい下着をつけていますね」


 髪色と合わせたわけではないんだろうがリリーは薄ピンク色のかぼちゃパンツを履いていた。やっと乙女ゲーらしいと思えたのだが、フリージアは乙女ゲーのキャラとは思えぬ行為に及んでしまう。


「んんんーーっ!」


 リリーのかぼちゃパンツを指で軽く撫で、微笑むフリージア。


 フリージアに触れられたリリーは目を見開き、恐れと驚きを隠せないようだった。そんなリリーの想いなど知る由もないといった感じでフリージアは我が道を突き進む。


 フリージアはリリーのかぼちゃパンツの履き口に手を掛けていた。こうなると彼女のやろうとしていることは一つだった。


 フリージアがかぼちゃパンツを脱がせようとすると、リリーは腰をなまめかしくくねらせ精いっぱいの抵抗を見せるが、抵抗虚しく俺たちの前に下半身を晒してしまっていた。


「まあ!? リリーはまだなんですね、かわいい」


 ぶっ!?


 俺の頭の中でリフレインする。



 リリーはパイパン♪


 リリーはパイパン♪



 俺は思わず溜まった唾液を嚥下するがフリージアはお構いなくリリーを愛でている。


「遊んでいそうで、男を知らない無垢な身体……」

「ひ、ひぎゃう! わらひは男の子をとっかえひっきゃえしているわ。おねえひゃまとはひがうの!」


「そう? でしたらちゃんと確かめないといけないですね」

「ひっ!?」

「や、やめてっ! お姉さま、それだけは許してくだひゃい! お姉さまにしてきたことのすべて謝りますからっ!」


「ううん、リリー。もう私はそんなこと気にしてないの。ただブラッドさまをリリーがたぶらかしていないか、確かめたいだけだから……」

「あっ!」


 リリーを人差し指と中指で軽く撫でると、リリーの腰がびくんと浮いた。


「リリー、素直に答えてくれる? 母が違っても、あなたは私の妹なの。手荒な真似はしたくないの……」


 フリージアが最後通牒のようなことをリリーに告げるが、リリーは首を縦に振ることはなく……。


「私はお姉さまより上位の存在なんです。なぜ私のプライベートなことをペラペラとしゃべらないといけないんですか?」


 リリーは毅然とフリージアへ言い放った。これは高飛車というより貴族令嬢の嗜みとも言えるようなプライドだったと思う。だがその気高さは暴走したフリージアには逆効果。


「分かりました。上のお口は答えてくれそうにありませんので直接下のお口へ訊ねることにしますね」

「お姉さま、なにをっ!?」


 フリージアは俺を見ながら、自分の二本の指を物欲しそうにちゅぱちゅぱと卑猥な音を立てて舐めていた。蕩けた瞳で見られ指を舐める仕草がエロく、俺はすぐに元気になってしまう。


 唾液まみれにした指でフリージアはリリーへと触れていた。フリージアが指でリリーの下半身をなぞってゆくと、リリーはぷるぷると身体を小刻みに揺らしていた。


 いじめていたフリージアに顔におしりを乗っけらてるという屈辱的な立場なのに、悲しいかな女の性でリリーはお口から涙を流してしまう。


「あら、リリー。いけないわ。もうこんなに湿ってきてしまってます。ちゃんと拭いてあげますね」


―――――――――自主規制―――――――――


 鯨の潮吹きって雄大ですよねwww


―――――――――自主規制―――――――――


 お陰で俺のベッドはリリーのお汁でびちゃびちゃだ……。


 リリーの涙のついた指を舐め、テイスティングを終えたフリージアは、満ち足りて意識があるのか、ないのかはっきりしないリリーへ囁く。


「リリー、やっぱり嘘はダメですよ。あなたはブラッドさまに抱かれてなんていませんよね。それどころか他の男性にも……。まっさらな処女なんですから」


 どこの国の女子刑務所なんだよ!


 フリージアがまさか処女検査なんてことをするとは思ってみなかった……。


「私か、あなた……どちらがブラッドさまに相応しいか、あとでブラッドさまに決めてもらいましょう。でも先にブラッドさまと致すのは私です。一応姉らしいことをさせてもらいたいので……」


 リリーを一瞥したフリージアは俺の目の前にやってきて、手を組み合わせ祈りのポーズを取る。



教誨室ラブプリズン



 フリージアが詠唱すると、目の前が眩いばかりの光に包まれ……。



 気づくと俺とフリージアは二人きりになり丸いベッドの上にいた。どっからどう見てもラブホのような部屋……。


 部屋にはやたらポップな絵画が飾ってある。フリージアをデフォルメしたキャラクターが描かれており、


【もっと愛したい!! ブラッド超大好き! FREESIA】


 更にそんなことが書かれてあった。


 とある夜のお仕事を紹介するバスから、大音量で流れるあの高収入が期待できるソングが脳内で再生されてしまっていた。


「ブラッドさまぁ、ちゃ~んと私の赤ちゃん部屋に子種を残してくれないとぉ、この部屋から出られないんですよぉ、分かってますか~? ああ、分かっていないのは私ですよねぇ。早くダメな私を分からせてくださ~い♡」


「なっ!?」


―――――――――あとがき――――――――――

ごめんね~、運営さまのお手を煩わせてはダメなのでがっつり自主規制を入れておきました。規制なしの案内はサポ限近況ノートにあります。良かったら、そちらを見てね。次話も規制入り予定です。


※7/16 22時 公開するに当たり自主規制を入れておりますが、不十分でしたので表現をマイルドに修正致しました。

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