第14話 最強魔法使いと帝国の様子

私とマリアが山道を歩いる時、私はある用事を思い出す。




「そういえば今は帝国ってどうなっているの?」




そう。帝国のその後を知っておきたかったのだ。




「あぁ。あのバカ親父の国ですか。」




あの王様バカ実の娘にもそんなこと言われてるのか。




あんな短気でアホで無茶苦茶な親父がいたらと考えるとまぁこの仕打ちは当たり前だろうな...




でも情報は入手しておいて損はないし、ちょうど座れそうな岩があったので




そこでマリアを口説き落として教えてもらうことにした。




帝国はあの後各所から少し舐められるようになったらしい。




なにしろ私が起こした使い魔召喚祭で各所のお偉いさんにあんな醜態を見られては




帝国の評価も落ちるというものだしその上逃げたやつの召喚使い魔があんなちっこいやつだったと知られたのも追い風になったのだろう。




今は武力で圧力をかけているらしいが時間の問題だろう。王女はそんな父親に呆れて私の元まできたらしい。家出というやつだ。




というかずっと気になっていたのだが私の居場所がなんでばれてるんだろうか?




私は気になったので王女に聞いてみることにした。




「マリア、私の場所ってどうやってわかったの?」




「へ?自ら知らせてるんじゃないんですの?時々すごい魔力が漏れてますからそれでばれているんですのよ?」




あ~...なるほど。うん、どうしようもできないなぁ~




私は普段魔力を隠してはいるがそれでもずっとためておくと内側から魔力暴走で爆発してしまう、




だからたまに魔力を開放しているのだけど...そっかぁ~それでばれてたのかぁ~




これはもうどうしようもないことなので何もしないことにする。




私に向かってきた奴は全員ぼっこぼこにすればいいだけでなんだから。




帝国の様子も聞けたので私たちは移動を始める。




次に向かうのは少し先の海が見える山の頂上だ。




私たちは再び歩き始める...




そうして時間が立ち辺りが真っ暗になってきたのでキャンプの支度をする。




マリアには悪いけど私と一緒にテントで寝てもらうしかない。




準備を始めて私がいつも通り火おこしをしていると王女から疑問が飛んできた。




「魔法で火をつけた方が楽ですのに何で魔法でつけないのでしょうか?」




...魔法が使えるのに木をこすって火おこししてたらそりゃあまぁ疑問に思うよね。




私は岸本流超長話で王女に説明した。




王女は長話に耐え切れず、途中で頭がパンクし倒れてしまう。




・・・最初は私もそうだったよ...




そんなことがありつつも私たちはキャンプの準備が終わった。




今回はちょっと凝った料理をしようかな...

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最強魔法使いと使い魔ハムスターの最高キャンプライフ ~帝国から命狙われてるけど最強だからそんなの気にせずキャンプします~ スピの酢 @supinosu

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