運営の苦悩(1日目)
サービス初日ということもありその日の夜、“Original Trajectory Online”の運営会社の管理課では各サーバーの管理者が集まって
「――以上が第二サーバーの進捗です」
男の発表に拍手しながら、他の管理者はそれぞれ感心したような反応を見せる。
「もうワールドクエストを発見されたとはな。確か第二サーバーは攻略ガチ勢やゲーマーが多いらしいし、そのまま独走したりしてな」
「初日で彼女を届けるところまで行くとは、流石廃人だな。絶対飯抜いてるだろ」
「しかも目ざとい連中も多い。特長を薄くして匂わせていたとはいえワールドクエストを初日で発見されるとは驚きだ」
などなど、思い思いの感想を黙らせたのは管理課の課長にして第一サーバーの管理者であった。
彼女はゆっくりとタブレット片手に立ち上がった。
「では最後に私が担当する第一サーバーについて報告しよう」
彼女がタブレットをタップするとスクリーンに4人の女性アバターが表示された。
「まず前提として私のサーバーは好き勝手やりそうな人間を集めた場所だと言っておこう。そして彼女らは我が国の経済的強者にして政治的にも影響力を持つ、誰もが知る
「おいおいマジかよ……」
「っべ、っべーぞ」
「社長飲み会で自慢してたし繋がりあったからもしかしたらとは思ってたが本当だとは」
「それを前提に話を進めよう。まずはキルス聖王国、こちらは四方家の1つ、
「は!?」
「ちょ、それは流石にゲームバランス的にどうなん!」
「っべー」
「国家の支配を1日で成し遂げるなんて一体どうやって――」
騒ぎ出した面々を手で軽く制し、第一サーバー管理者は続けた。
「ここはまだいい。表面的には主権は変わっていないし、かの聖剣の担い手も静観を保っているからな。そして次はセヌビア共和国、こちらは他のサーバーと同じような様相だ。目立ったプレイヤーもいない」
女性は、お次は続けてとスクリーンを変えた。
「亜人連合、こちらは見ての通り部族間協定が改定される動きになっている。主に交易関連で活発化させようというプレイヤーの動きがあったようだね。大方飯がマズイとでも感じたんだろう」
「メシマズは確かにな」
「VRでも味覚がある以上美味いモン食いたいし同意だな」
「そして一番問題のアビクセウス竜王国。プレイヤーでも相手するのが大変な竜、その竜王に喧嘩を売ったプレイヤーが居るんだ。四方家、
「はぁ!?」
「っべ、マジっべーぞ!」
「おいおい死んだわ」
「大丈夫か? ワールドクエストで大変なことにならない?」
「まあこれは少しずつ竜をしばき回しているくらいだから
一旦聴衆を落ち着かせてから、次の国の話へ進んでいく。
「ライネハイト帝国は皇帝の権威と実力が強すぎるし問題児はあの国には居ないから報告するような事態は起きていない。最後に、一番予測不可能なグランセル王国だ」
そう言ってスクリーンを切り替える。
画面左側には、パジャマ姿のプレイヤーと修道服姿の銀髪の少女が並んで歩く場面。
画面右側には、メイド服の少女(?)が金色のゴーレムを騎士のサポートで倒し、いかついサングラスの男が踊り子のサポートでモンスターと黄色い仮面の男をのしている場面。ちゃんと金髪の王女も映っている。
「は???」
「っべすきるぜ、っべー!」
「何がどうなってこうなってるんだ……」
「あー、はいはい。わからん」
「嘘だろおい……」
「王女はギリギリ許せるが“そっち”はマジかぁ」
驚天動地といった表情を浮かべる面々を無視し、課長は話を続ける。
「向かって左側、パジャマ姿の彼女は四方家、
特にあの2人、と拡大された。
騎士のハル、そしてメイドのヒビキである。
「どちらもはっきり言って異質だ。しかもよりによって最もワールドクエストに近い位置にいる。もし彼女らに発見されたらどう転がるか全く読めないんだ」
「課長、ちなみに異質とはどういう意味っすか?」
「そうだな。まずはそこから、騎士――プレイヤーネームを“ハル”というが、彼女はゲーム実況者の“ハレルカナ♪”だ。あのプロゲーマーレベルの腕前をどんなゲームでも発揮する才能が異質なんだ」
説明しながらスクリーンに表示されるのを、ハルが盾を動かす動画にした。
「盾が彼女のオリジナルスキルなのは説明するまでもないと思うが、あれは本来全て身に纏わせ、1つや2つだけ飛ばして支援するのが想定されていた使用法だった。そもそもそれくらいしか使えないからね」
「でも彼女、全部の盾を動かしてません?」
「異質なのはそこだけなのか?」
別に難しいことではないだろうと指摘が入ったのを、彼女は鼻で笑った。
「――君達は、手足合わせて計20本の指をそれぞれ独立させて使い、同時に20個のコントローラーで三人称視点のキャラクターを自由自在に操れるか?」
彼女の言葉を受け、部屋に沈黙が流れる。
それもそのはず、そんな常人では不可能なことをハルが平気な顔でやっている事実に開いた口が塞がらないからだ。
「彼女は脳の処理能力が異次元だ。プレイングも上手い。ゆえにプレイヤーで最硬のタンクなのは間違いない。問題はそんな彼女にとんでもないダメージディーラーがついていることだ」
画面が切り替わり、ヒビキの戦闘シーンが流れる。
「彼女、と見えるが実は彼なんだが、まあそこはいいだろう」
「異議あり! おとこの娘か否かは重要な議題であります!」
「っべーー!!!」
「そうだそうだ!」
「あの可愛さで男とか、最高じゃんか!」
「ついてるならよりお得だよな」
「詳細希望!」
「……進める。黙れ」
「「「「「「うっす」」」」」」
「プレイヤーネームは“ヒビキ”、こちらはハルと違いゲーム初心者なんだが……オリジナル装備が割合ダメージ系でな。本人の身のこなしも何らかの武術を学んだ動きな上、空中機動を可能とする装備もある。その上オリジナルスキルが全状態異常とデバフへの完全耐性なんだ」
「それどんなデメリットが?」
「バフも弾く。逆に言えば常に安定して立ち回れるんだ。そんな10確アタッカー……しかも担当AIによるとかなり頭のネジがすっ飛んでるらしくてな。《王家を狙う魔の手①》を見つけたのは想定内だが、あの“赤”を撃退してクエスト継続中ときた」
「おいおいジーザス! “赤”は合計種族レベルなら280とかそんなだろ? 割合固定ダメージ半端ないな」
「まあでも10確ならギリギリ許容範囲内では? 戦闘だけでクエストが進む訳では無いし」
その反応に課長は少し考えてから、それもそうかと頷いた。
「……だが、間違いなくあの連中はワールドクエストを発見するだろう。目ざといようだったからな。明日の報告に期待しておいてくれ」
そうして第一サーバーの報告は終了した。
しかし、この場の誰もが気付いていないことがある。ヒビキの戦闘能力は確かに上位のものだが、上が居ない訳でもない。
――ヒビキの真に恐ろしい部分は、そのダイヤモンドよりも硬い信念なのである。
========
プレイヤーネーム:ヒビキ(R)
種族:純人族
種族レベル:49/100
ジョブ:メイド(1次)
ジョブレベル:8/30
└器用20%上昇
満腹度:100/100
〈パラメータ〉
・[]内は1LVごとまたは1BSPごと(BSP,SKP 除く)の上昇値
・《》内は基礎値+レベル上昇分+ボーナスステータスポイント分+スキル補正値+職業補正値+装備補正値の計算式
HP:1260/1260[+10]《(100+480+100-50)×2》
MP:740/740[+5]《(30+240+100)×2》
筋力:316[+1]《(10+48+100)×2》
知力:316[+1]《(10+48+100)×2》
防御力:316[+1]《(10+48+100)×2》
精神力:316[+1]《(10+48+100)×2》
器用:379[+1]《(10+48+100)×1.2×2》
敏捷:316[+1]《(10+48+100)×2》
幸運:316[+1]《(10+48+100)×2》
BSP:290[+5]
SKP:52[+(2×2)]
〈スキル〉
オリジナル:
通常(パッシブ):所作5・全能力上昇1
通常(アクティブ):修繕2・調理4・侮蔑の眼差し1
魔法:生活魔法2
ジョブ:清掃2
〈装備〉
頭{天破のホワイトブリム}
耐久値:93/100
・HP-50
胴{天破のエプロンドレス}
耐久値:93/100
・BSP,SKP除く全パラメータ2倍
足{天破のストラップシューズ}
耐久値:86/100
・【天蹴】
└常時空中を自由に歩ける。
武器{天破のデッキブラシ}
耐久値:100/100
・【
└武器の耐久値を10%消費して、攻撃対象の最大HP10%を削る。
CT:0秒
└セット効果:獲得SKP2倍
▲▽▲▽▲▽▲▽▲
オリジナルスキル
【
効果:常に自身と、あらかじめ指定した者以外からのデバフ、状態異常を受け付けない。
デメリット:常に自身と、あらかじめ指定した者以外からのバフを受け付けない。指定者は変更不可。
通常スキル(P)
【所作】レベル:5 習熟度7/25
立ち振る舞いに補正がかかる。
【全能力上昇】レベル:1 習熟度:0/5
BSP,SKPを除く全パラメータ+100
通常スキル(A)
【修繕】レベル:2 習熟度14/100
素材を消費して装備やアイテムの耐久値の回復や破損状態を直す。素材は物による。
CT:3秒
【調理】レベル:4 習熟度11/20
補正のかかった作業を行える。
・切る
・焼く
・蒸す
・炒める
更にMP5を消費して保有しているレシピを完全自動で制作できる。
(レシピ)
・{無表情メイド特製♡愛情皆無な野菜炒め}
【侮蔑の眼差し】レベル:1 習熟度:0/10
視認した対象に5秒間“沈黙”を付与する。
CT:10分
魔法スキル
【生活魔法】レベル:2 習熟度5/20
・〖種火〗
種火を生み出す。
消費MP:1
・〖放水〗
水を放つ。
消費MP:3
ジョブスキル(P)
【清掃】レベル:2 習熟度3/10
清掃の行動に補正がかかる。
========
プレイヤーネーム:ハル(R)
種族:純人族
種族レベル:(1→)46/100
ジョブ:騎士(1次)
ジョブレベル:(1→)32/50
└筋力、精神力10%上昇
満腹度:100/100
〈パラメータ〉
・[]内は1LVごとまたは1BSPごと(BSP,SKP 除く)の上昇値
・《》内は基礎値+レベル上昇分+ボーナスステータスポイント分+スキル補正値+職業補正値+装備補正値の計算式
HP:3450/(500→)3450[+10]《100+450+2600+200+100》
MP:235/(30→)235[+5]《10+225》
筋力:(121→)170[+1]《(10+45+100)×1.1》
知力:(10→)80[+1]《10+45+25》
防御力:(10→)80[+1]《10+45+25》
精神力:(463→)567[+1]《(10+45+70+300)×1.1+100》
器用:(10→)80[+1]《10+45+25》
敏捷:(230→)325[+1]《10+45+70+200》
幸運:(10→)80[+1]《10+45+25》
BSP:(0→225→)0[+5]
SKP:(0→)90[+2]
〈スキル〉
オリジナル:
通常(パッシブ):HP上昇2・精神力上昇2・敏捷上昇2・HP自動回復微2
通常(アクティブ):挑発(1→)2
ジョブ:剣術1・盾術(1→)2・騎士の心得(1→)2
〈装備〉
頭{聖盾のダンボールヘルム}
耐久値:84/100
・HP+100
・火属性被ダメージ時、“ダンボール”の装備品は耐久値大幅に減少
体{聖盾のダンボールアーマー}
耐久値:84/100
・精神力+100
・{聖盾}以外の武器使用不可
武器{聖盾}
大×12(頭~足) 中×8(腕) 小×4(手足の甲)
耐久値:∞
要求パラメータ:筋力99999999
└セット効果:【
{聖盾}を装備品に謎の力で纏わせる。
要求パラメータを満たしていない場合指ひとつ動かせない。
CT:30秒
▲▽▲▽▲▽▲▽▲
オリジナルスキル
【
効果:要求パラメータを無視して{聖盾}を操る。
デメリット:使用中、自身の防御力が10%になる。
通常スキル(P)
【HP上昇】レベル:2 習熟度0/10
HP+200
【精神力上昇】レベル:2 習熟度1/10
精神力+200
【敏捷上昇】レベル:2 習熟度8/10
敏捷+200
【HP自動回復微】レベル:2 習熟度0/10
10秒につきHPを10回復する。
通常スキル(A)
【挑発】レベル:(1→)2 習熟度2/10
周囲の敵のヘイトを集める。
CT:10秒
ジョブスキル(P)
【騎士の心得】レベル:2 習熟度6/20
筋力+100
精神力+100
ジョブスキル(A)
【剣術】レベル:1 習熟度0/5
・〖スラッシュ〗
汎用的な斬撃を放つ。
CT:20秒
【盾術】レベル:(1→)2 習熟度3/10
・〖ガード〗
盾を構えて攻撃を受け止める。
CT:20秒
・〖パリィ〗New!!
攻撃に合わせて盾を動かして弾く。
CT:25秒
========
プレイヤーネーム:アーヤ(R)
種族:兎人族
種族レベル:(1→)38/80
ジョブ:踊り子(1次)
ジョブレベル:(1→)31/50
└敏捷20%上昇
満腹度:100/100
〈パラメータ〉
・[]内は1LVごとまたは1BSPごと(BSP,SKP 除く)の上昇値
・《》内は基礎値+レベル上昇分+ボーナスステータスポイント分+スキル補正値+職業補正値+装備補正値の計算式
HP:460/(90→)460[+10]《90+370》
MP:147/(110→)147[+1]《10+37+100》
筋力:(15→)200[+5]《15+185》
知力:(5→)42[+1]《5+37》
防御力:0[+0]《5-1000》
精神力:5[+0]
器用:(15→)200[+5]《15+185》
敏捷:(926→)2690[+10]《(15+370+1140+300)×1.2+500》
幸運:(897→)1367[+10]《20+370+200+777》
BSP:(0→111→)0[+3]
SKP:(0→)37[+1]
〈スキル〉
オリジナル:
通常(パッシブ):敏捷上昇3・幸運上昇(1→)2
通常(アクティブ):回避1
魔法:回復魔法1
ジョブ:舞踊(1→)3・体捌き(1→)3
〈装備〉
頭{闊達のフェイスベール}
耐久値:3000/3000
・幸運+777
胴{闊達のビキニドレス}
耐久値:3000/3000
・防御力-1000
・MP+100
足{闊達のトウシューズ}
耐久値:5000/5000
・敏捷+500
武器{闊達の鈴}
耐久値:5000/5000
・【
└パーティーメンバーのみを無制限に復活させる半径10mの空間を展開する。
効果時間:15秒
CT:50分
└セット効果:ジョブの獲得経験値1.5倍
▲▽▲▽▲▽▲▽▲
オリジナルスキル
【
効果:発動中、効果範囲の任意の者(自身を除く)のBSP,SKPを除くパラメータを10倍、その者が与えるダメージを20%上昇させる。
デメリット:効果範囲が半径3m以内
CT:30分
通常スキル(P)
【敏捷上昇】レベル:3 習熟度9/20
敏捷+300
【幸運上昇】レベル:(1→)2 習熟度2/10
幸運+200
通常スキル(A)
【回避】レベル:1 習熟度3/5
その場から任意の方向へ離脱する。
足場が必要。
CT:15秒
魔法スキル
【回復魔法】レベル:1 習熟度2/10
・〖ヒール〗
対象のHPを200回復する。
消費MP:50
ジョブスキル(P)
【舞踊】レベル:(1→)3 習熟度8/15
舞踊系の行動に補正がかかる。
【体捌き】レベル:(1→)3 習熟度3/15
体の操作に補正がかかる。
========
プレイヤーネーム:ペロリスト∑
種族:鬼人族
種族レベル:(1→)41/120
ジョブ:戦士(1次)
ジョブレベル:(1→)28/30
└筋力、HP10%上昇
満腹度:100/100
〈パラメータ〉
・[]内は1LVごとまたは1BSPごと(BSP,SKP 除く)の上昇値
・《》内は基礎値+レベル上昇分+ボーナスステータスポイント分+スキル補正値+職業補正値+装備補正値の計算式
HP:1045/(165→)1045[+20]《(150+800)×1.1》
MP:1/1[+0]
筋力:(1107→)2977[+10]《(40+400+1230+400)×1.1+700》
知力:0[+0]
防御力:(5→)45[+1]《5+40》
精神力:(5→)45[+1]《5+40》
器用:105[+0]《5+100》
敏捷:(215→)395[+2]《15+80+200+100》
幸運:(5→)45[+1]《5+40》
BSP:(0→120→)0[+3]
SKP:(0→)40[+1]
〈スキル〉
オリジナル:
通常(パッシブ):筋力上昇(3→)4・敏捷上昇(1→)2
通常(アクティブ):大剣術(1→)2
ジョブ:剣術1・器用上昇1
〈装備〉
頭{臨界のサングラス}
耐久値:5000/5000
・筋力+100
全身{臨界のデニムジャケット&パンツ}
耐久値:5000/5000
・敏捷+100
足{臨界のブーツ}
耐久値:5000/5000
・知力-1000
武器{臨界のグランドブレード}
耐久値:10000/10000
・筋力+100
└セット効果:筋力+500
▲▽▲▽▲▽▲▽▲
オリジナルスキル
【
効果:5秒間筋力を10倍、敏捷を筋力と同数値にする。
デメリット:発動中筋力と敏捷以外のパラメータを1にする。効果終了後のHPと妖力は1のまま回復していない状態になる。
CT:50分
通常スキル(P)
【筋力上昇】レベル:(3→)4 習熟度2/40
筋力+400
【敏捷上昇】レベル:(1→)2 習熟度2/10
敏捷+200
通常スキル(A)
【大剣術】レベル:(1→)2 習熟度2/10
・〖ビッグスラッシュ〗
汎用的な大振りの斬撃を放つ。
CT:20秒
・〖ハーフスラッシュ〗New!!
牽制向けの斬撃を放った後後退する。
CT:20秒
ジョブスキル(P)
【器用上昇】レベル:1 習熟度2/5
器用+100
ジョブスキル(A)
【剣術】レベル:1 習熟度0/5
・〖スラッシュ〗
汎用的な斬撃を放つ。
CT:20秒
========
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