第3話 やっと・・・

辿り着いた玄関。


ガチャリとドアを開けて。

アタシは、ドサリと荷物を廊下に置いた。


スヤスヤ眠る坊やをおぶったアンタが。

静かに靴を脱いで、そっとソファーに坊やを寝かせた。


目が合う二人。

御苦労はん・・・。


アタシの眼差しに。

アンタはニヤッとした。


何や。

いやらしいなぁ・・・。(笑)


アタシは。

嬉しくなって口元を歪めたんや。


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