成功と挫折
僕はプログラマーになり安定して収入を得られるようになった。
1年後にはついに実家を出ることもできた。
その中で、創作を行っている人との交流もあった。
今度は趣味として音楽を作ったり、CGでなにか作ってみたり、絵を書いたりした。
趣味で行う創作は楽しかった。
だがもうどれも「仕事にしてやる!」と意気込んていだ頃ほど本気でやれてはいなかった。
そして、ついに自主制作というものをほぼやらなくなった。
たまに思い出したかのようにギターを弾いてみたり、なにか画面に向かって打ち込んでみたりはする。
CGでなにか作ってみようとしたり、絵を書いてみようとしたりする。
だが、完成に至れなくなった。
恩師やクリエイター界隈の人々から完成させて(公開して)こそ価値があると教わり、習作ですら1コーラスは作り切るというルールを全うしていた僕が、それをできなくなってしまった。
そんな日々を過ごすうち、鬱屈とした心持ちになる深夜2時くらいになると、時々自分について考えることになる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます