第5話

 僕は彼女と連絡先を交換した。お兄さん私のタイプだからと、彼女から連絡先を聞いてきた。僕はこの時、人生で初めてセフレができるかもと反射的に思ってしまった。

 それから数日間、彼女からの連絡はなかった。何度も何度もスマホを見たが連絡はなかった。僕から送ろうかと思ったが、彼女から連絡先を聞いてきて、僕から連絡するといかにも物欲しそうなので我慢した。でも我慢しきれずに2日経った夜に

 「この前はありがとう。今度よかったらご飯でも?」

 と送ってしまった。送ってからとても恥ずかしくなった。彼女から連絡が来たのはそれから3日後だった。

 「体調をちょっと崩してて…連絡遅くなっちゃた。。。ごめんね」

 僕は嬉しさのあまりに部屋で一人ガッツポーズをした

 「大丈夫だよ。それより体調は大丈夫?」

 「うんだいぶ良くなった。心配してくれてありがとう。嬉しい」

 「また体調が良くなったら美味しいご飯でも食べよう」

 「ねぇ、今日今から会える?」

 いいよ、と返事をして僕は風呂に直行した。

 

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