第1話『遥か彼方の銀河で』
【注意】誤解忌避のため、最初に断っておきますが、加賀倉は、『優生思想』の崇拝者ではありません。IQ120の人が社会を作る、などというのは、あくまで俗的な考えであり、明確な根拠はありません。今作で強調したいのは、仮に、そういった前提(IQ120最適知能指数説、とでも言いましょうか、が採用される空想世界)で、構成要員皆がIQ120以上の巨大集団が現れてしまったら、世の中はどうなってしまうのか、IQが低い、とされる人々は彼らに支配されてしまうのか、という、根も葉もないお話です。その点をご留意の上、お楽しみくださいませ。
>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦>≦
ここは、地球の属する太陽系のある天の川銀河から、遠く離れた場所……
トアール銀河。
そこに、
核融合により赤々と燃える
熱円系の、内側から数えて三番目の位置に、ルリーロという、水と緑の豊かな岩石惑星があった。
ルリーロの生物ピラミッドの頂点では、バルバル星人というヒューマノイド型種族が胡座をかいている。
ルリーロには、十二の国がある。
ア
全ての国の力は、絶妙なバランスで拮抗していた。
のだが……
『ア国』と、その隣国、『イ国』の間では、対立が日に日に深まっていた。
また、ア国は鎖国状態につき、ア国の一般人は、イ国含む、他国の情報にアクセスできない。
そして、ア国が、ある時から、不可解な政策を採り始めた。
〈第2話『第一段階:人口倍増化計画①』〉へ続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます