第9話 女の借金
〈うちの母は天照の大神〉
〈じつは秘密がある。グッズに八万円、アクセサリーに十二万円、来月のクレジットカードの請求は十万円。とても追いつかない。
医者に相談したけど気をつけましょうね、って言われてあとは仕事の職場環境の話だけ。
とうとう、お金を貸してくれるところに頼った。
毎月の返済額とか色々あるだろうけど、とりあえず審査は通って。
……でも満額? は借りてない。利子が怖い。
とりあえず次の給料までどうしのごうか。
両親に借金してるなんて言ったら絶対叱られる。
返せる見込みがあるのか心配されるし、職場に電話とかいったら困る。
ネットの知恵袋とか色々見て、これからも働く決心をして、返していこうと思う。趣味に四十万注ぎ込んだのが大きい。
お小遣い帳をつけていたけれど、借金の返済はまた別問題で帳簿に書けなそう。どう書いたらいいかわからない。
返済のお金も月々いくらかとかシミュレーションで出してる。
唯一妹に相談した。
やめたほうがいい、今のお金で買えるものを買って他は我慢した方がいいと言われた。
その通りだった。
だけど、誘惑に負けて、借りてしまった。
すると、どうだろう、買いたかった物が手に入り、欲しかった物がオークションやフリマアプリで手に入った途端に興味を失う。
でも、確かに欲しいと思ったんだ。
病院の先生も本当に欲しい物ならいいけれど……、と言っていた。
結局、個人に委ねられる。
話は変わって利用者さんのトイレの誘導とかでお尻を拭くと
「ありがとね」
と拝んでくれる。
心に余裕がある時は、それをどう受け取ったものかと迷いながら、とんでもないです! と謙遜する。
とんでもないです、ってどういう言葉だろう。
よくわからない。
仕事は続けたい。
お金ももう使わないようにしたい。
もう、残高に頼りたくない。
請求も他にもたくさんあった気がする。
最近、毎話読んでくれる人がいるみたいでPVが少し伸びた。
心の中で影を落とす。趣味の高額商品が欲しくて高額を借りてしまった。ブランド物とかじゃないけれど「お金を借りた」のは同じこと。
誰かカクヨムにもお金借りてる人いないかな。
節約の友になりたい。
一緒にだべって使い放題になっちゃうかも知れないけど。
私くらいの年齢で、実家暮らしで、お金借りてる人、いるのかな。
妹が断然正しい。
返済額とクレジットカード注意だ。
さいごにこれを読んでくれてるカクヨムの方、いつもありがとう。感想もらえると嬉しいです。なかなか皆さんの作品も感想寄せなくてごめんなさい。
もう寝ます。
早出とかネットとかやっちゃうと、すぐ日付変わる。
追伸 母とは妹と孫パワーのおかげで家族の会話ができてしゃべれるようになった〉
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