第10話 お泊まり会2
「やっと、勝ったっ...!」
「あ、アーマケチャッタナー」
幾度となく負けながらも挫けることなく挑戦し続けた結果、ついに勝利を納めた。
「どんなことしてやろうか」
ハハっと乾いた笑みを浮かべながら今までの仕打ちを思い出す。
「えー私どうされちゃうのー?」
カナがぶりっ子の様に体をクネクネとさせる。
「お尻ぺんぺんだ!」
1番恥ずかしいやつをやってやろうと思いお尻ぺんぺんを選ぶが
「そんなきついやつ、まあでも罰ゲームだししょうがないなー、負けちゃった私が悪いもんね、うん」
すぐにお尻を突き出し準備万端のカナ
(あれ、これ罰ゲームにならないかも)
「とりあえず1発、そら!」
「あひぃっ」
叩いたお尻がぷりんとやれると同時に、そんな声を上げられ、気まずさに少し沈黙が流れるが
「一回だけじゃ罰ゲームにならないんじゃない?」
叩いてお尻に置いたままの手におねだりする様にお尻を押し付けられる。
「え?あ、うん」
言われるがままもう一度お尻を叩くと同時に部屋の扉が開いた。
その扉からこちらを覗く今日泊まる予定であろうクラスメイトのコトミさんと、もう1人のアヤナと目が合う。
しかしその目線はカナのお尻にズレそこには俺の手があったのであった。
「え?カナ?どういうこと?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます