第2話 クラスメイトにゲーム中セクハラされました

今日はクラスメイトに誘ってもらいちんなと銃で撃ち合うゲームをしている。


「あー飯だから落ちる、カイトくん今日はありがとうねー」


「私もーおつー」


「んじゃねー」


「あいー今日はありがとー」


 みんな通話から落ちていき、残ったのは俺とクラスメイトのカナだ。


「どうする?」


「んーご飯まだだしもう少しいようかな」


 少し時間が余ったので親睦を深める目的で少し喋ろうと思う。


「今日は来てくれてありがとうね、カイトくんいたからみんな楽しそうだったよ」


「こちらこそ誘ってくれて嬉しい、男だとこのゲームやってる人少ないからさ」


 前世ではよく遊んでいた銃を撃つゲーム、今世でもやりたかったがやってるいる友達が全然いないためソロで少しやる程度で収めていたが、女子たちとできるならゲームも悪くない。


「でも女ばっかだと居心地悪いんじゃないの?」


「俺はカナとできて楽しかったよ」


 少しドキリとするようなセリフをぶつけてみる。


「ふ、ふーん、てかさカイトくんて彼女いないの?」


「いないよ、欲しいんだけどさ」


 悲しいことにこんなに彼女が作りやすい環境だというのに未だ1人もいない。


「そうなんだ、ちなみにどんな子がタイプ?」


「んー一緒にいて楽しい子かな、カナは?」


「私はいっぱい構ってくれる人が好き」


 こんな感じで質問されながら色々とお互いについて喋っていくうちに少しずつ質問の内容が凄くなっていった。


「カ、カイトくんってそういうことは興味ないの?」


「んーそういうことって?」


 なんとなく雰囲気から分かっているが分からないフリをしながら聞き返す。


「1人でしたりとか、ちょめちょめみたいな」


「俺はそういうのよく分かんないかなー、そういうそっちはどうなのさ?」


 俺も調子に乗り出し、そっち系の質問を返していきカナさんをその気にさせていく。


「わ、私は女だし、まあ週に数回くらいはあるよ」


「へーそうなんだ」


「興味あるの?女の子のそういうのとか」


「んーまぁ?」


 内心ニヤニヤしながら揶揄うように話に乗っているとカナが少しずつ饒舌になっていく。


「女ってさ、色々と凄いんだよ」


「凄いって何が?」


「男の子の素肌とかボディラインをバレないように見たりとか、みんなしてるんだから」


「そうなんだ、俺も見られてるのかな?」


 たまに視線を感じてた気がしたがそういうところは前世の男とそんな変わらないんだな。


「そりゃカイトくんも絶対見られてるよ」


「カナも見てるの?」


 そう言うと少しの間、沈黙が続いた。


「私はそんな、別に...」


 絶対見てるやつじゃんと思いつつも「ふーん」と相槌を打つと


「正直言うと...ちょっとだけ...」


 やっぱりカナも俺のことを見てたらしい、これから意識しちゃいそうだ。


「ちなみにどういうところ見てたの?」


「それはまぁ、足とか首とか?」


「なんで疑問系なんだよ笑」


 何故か疑問系で言うカナに少し笑ってしまう。


「じゃあ今度見せてあげようか?」


 別に減るものではないし、見せた時の反応も面白そうなのでそう提案をすると


「へっ?」


 聞いたこともないような情けない声が漏れていた。


「い、い、い、いいの?」


「まあ別にそんくらいなら、ただの首と足でしょ?」


「約束だからね!絶対」


「はいはい」


 急に勢いが強くなったカナに笑いが漏れる。そんなこんなで変な約束をしてしまったのだ。






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