その後の世界

 俺は行曹を倒した後、俺はフラフラの足で三重県の俺がいた避難シェルターに向かった。鬼神の力もないからゆっくりと地面を踏みしめて歩いて向かった。


 そして何日立ったのかも忘れた頃。桜が満開に咲いていたから4月頃だろう。に戻ってきた。シェルターの中に入ると俺の面倒を10年間見てくれていた大人たちが泣きながら駆け寄ってきた。


「徹…もう死んだかと思っていたのに…」


「みんな…俺帰ってきたよ」


「おかえり」


 そして俺はみんなにこの約3ヶ月間の鬼神との『覚醒者』へ復讐をするための冒険を話して聞かせた。


 そして俺は伊勢神宮へと行って天照大神に報告をした。鬼神は…どこに祀られれいるのかわからなかったから、天照大神に伝えてもらうようにした。すると、頭の中に声が聞こえてきて、


「お主は妾の子孫で間違いなかったのう。火神…氷上…その名は藤原家の一族の名じゃ。 おお。そういえば妾の勾玉はそのまま持っておいて良いぞ。決して無くすでないぞ! 神器じゃからのう」


その声の奥で


「ハハハ!」


と鬼神の声が聞こえたような気がした。


周りの緑はより一層強くなっていき、破壊のない世界が訪れようとしていた。


 あとから聞いた話だが、俺が行曹を倒したとき、世界中の神々の像が崩れ落ち世界中の人は歓喜したそうだ。


「さあ、この世界をどうしようかな」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る