中国での話

〜中国〜


「主席先生,日本澀谷好像出現了一尊巨大的佛像。美國懷疑這是我們國家幹的。我們該如何應對?(国家主席、日本の渋谷に巨大な仏像が現れたようです。そしてアメリカが我が国の仕業ではないかと疑っています。どう対応しましょう。)」


*ここからは中国語の文章を翻訳したものを書いていきます。


「我が国はそんなことはしていない。 とりあえず関与を全面的に批判しろ。また疑われてとても遺憾であるともな。」


「了解しました。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「国家主席、アメリカ軍と日本の自衛隊が合同で例の仏像を攻撃しました。」


「共同軍事演習の可能性は?」


「全くありません。 日本は国民を東京23区から避難させ、軍事行動を行っています。 時刻の自衛のため、また自国の領土内のため攻撃ができているようです。」


「念の為中国軍も警戒態勢に入らせろ。」


「了解しました。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「アメリカ軍はとても苦戦を強いられており、仏像を破壊できないまま攻撃を中止して待機をしています。」


「そうか。仏教…念の為、我が国の仕業ではないことを確認するため寺院へ連絡しろ。 また有力な情報が入ったら当事者を連れて来るように。」


「了解しました。」



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「国家主席。天台山国清寺の僧侶がなにか情報を持っているようです。」


「今すぐ連れてこい。」


「こちらが天台山国清寺の僧侶です。」


「あれは『覚醒者』です。私の寺院、天台山国清寺は西暦598年に智顗大師ちしゃだいしによって創建され隋煬帝ずいようだいにより国清寺と改められました。」


「それでは我が国の仏教のせいなのか?」


「いいえ違います。あれは日本の僧のせいです。名前は行曹ぎょうそうといいます。その昔、西暦800年頃に生きていました。行曹は鑑真が西暦750年頃に日本に持って行った法華経と少しの阿弥陀経の教えから、『極楽浄土』という考えがとても素晴らしく、世界中の人を極楽浄土へと送ろうと仏像、そう『覚醒者』をたくさん作り出しました。そしてあの富士山を噴火させたのです。」


「そうしてその行曹はどうなった。」


「行曹は仏教ではやっていないことの一つ、殺生を行ったとして日本の僧に封印されました。行曹を封印したのは最澄日本の僧です。 富士山の噴火があった直後に日本の僧たちは行曹を封印しようとしましたが、力が足りず804年に最澄にすべてを託し極楽浄土のもととなった阿弥陀経がある私達の寺院、天台山国清寺に804年に半年間修行をしに来ました。そうして見事悟りを開きたくさんの経典を持ち帰り、見事行曹を今の日本の首都、東京の渋谷に封印したのです。東京は当時、政治の中心だった京都から離れていたのでそこに封印したのでしょう。しかし、その封印が解け、『覚醒者』が大きな力を持ってこの世界に再び現れたのです。」


「では日本の自業自得ということだな。」


「そうです。国家主席。」


「それならば早くアメリカに通信をして名誉毀損での賠償をしてもらうぞ。」


「国家主席大変です! 日本に現れていた仏像が爆発しました。 東京は廃滅的状態です。アメリカ軍も全滅した模様。」


「国家主席?」


「仏像だ… 空を見ろ。」


「ああ!『覚醒者』がやってきた。中国ももう終わりだ! 如是我聞。一時仏。在舍衞国。祇樹給孤獨園。与大比丘衆。千二百五十人倶。皆是大阿羅漢。衆所知識。長老舍利弗。摩訶目犍連。摩訶迦葉。摩訶迦旃延。摩訶倶絺羅。離婆多。周利槃陀伽。難陀。阿難陀。羅睺羅。憍梵波提。賓頭盧頗羅墮。迦留陀夷。摩訶劫賓那。薄拘羅。阿㝹樓駄。如是等。諸大弟子。并諸菩薩。摩訶薩。文殊師利法王子。阿逸多菩薩。乾陀訶提菩薩。常精進菩薩。与如是等。諸大菩薩。及釋提桓因等。無量諸天。大衆倶。

爾時仏告。長老舍利弗。従是西方。過十万億仏土。有世界。名曰極楽。其土有仏。号阿弥陀。今現在説法。舍利弗。彼土何故。名為極楽。其国衆生。無有衆苦。但受諸楽。故名極楽。

又舍利弗。。七重欄楯。七重羅網。七重行樹。皆是四宝。周帀囲繞。是故彼国。名曰極楽。又舍利弗。。有七宝池。…」


僧は急に阿弥陀経を唱えだした。


「急にどうしたのだ?」


ピカッ 

慌てているうちに358秒が過ぎた。

上海・北京・重慶・広州・武漢・天津・深圳・香港・瀋陽・西安・成都などの94の人口100万人以上の都市に『覚醒者』が現れた。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る