武器決定!
「じゃあ始めようか。さっさとしないと強化週間に間に合わなくなる。それじゃあ一人ずつ見せていくからしっかり見とけよ。」
一人目は隊長のコンバットナイフ、二人目副隊長の薙刀、三人目五尺刀、四人目四節根、五人目仕込み靴、六人目レイピア、七人目管槍、八人目双刃刀、九人目戦斧、十人目古刺股、十一人目対物代ライフル、十二人目契木、十三人目十文字槍、十四人目アサルトライフル
全員完全に別々の武器を使用している。ただ一つ同じところをあげるとしたらレベル99を簡単に倒しているところだった。
「大体初心者がよく使うの刀か銃だ。一年以内の入隊者が刀二割、銃七割かな。刀は400人くらいだ。この銃は刀より威力が低いけど扱いやすいから多いんだ。完全な戦闘初心者が銃かな。そして刀は相手に特攻性があるからここでは銃より有効だから二割行くんだよな。大体は元剣道部の人や武術家が刀だな。
「そうなんですか。とりあえず一週間以内に決めるんですよね。」
「そうだ。特に決まりはないが打撃武器は戦闘に慣れるまで使わない方がいい。捕縛武器はもっての他だ。」
「分かりました。」
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それから三日ほどたった。
「あれから武器決まったか。」
「とりあえず3つに絞りました。大鎌と刀とハーフライフルです。」
「一応サブウエポンも持てるからな。そこまで絞りこめって訳でもないが。サブにはそこまでかけれないから刀かハンドガンになるな。特注品も作れるが、その分定期発注しかできないな。」
「わかりましたサブは特注品にします。」
「ああそしたら、概要をまとめくか、デザインまできっちり考えるかしといてくれよ。」
「了解です。それじゃあ引き続き武器選びしときますね」
「ああ、それじゃあ。」
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「すごい成長速度だな。武器選びの際中なのにもうレベル20に挑戦し始めてるよ。」
「そうだな、今後が楽しみだ。そろそろ昼休憩にするか。あいつにもいっといてくれ。」
「わかりました。って隊長いつからいたんですか。ついさっきまで仮想空間にいたじゃないですか。ここまで三部屋分の廊下あるんですよ。まさか組織の決まり破ってないでしょうね。あの罰則結構いたいんですから。」
「ちゃんと歩いてきた。お前はいったい俺をなんだと思ってるんだ。」
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昼ごはんは食堂で食べる今日のメニューはカレーうどん。戦闘組織らしく量はかなり多めだった。
「お前はすごい速度で成長してるな。ただくれぐれも無理はするんじゃないぞ。」
「わかってます自分の限界くらい。そういえば武器は大鎌に決めました。」
「そうかまた癖の強いのを選んだな。」
「そうですか。スタンダードな武器が少ししかいないから。僕も癖強めの武器で行こうと思います。サブはこんな感じのでお願いします。」
「なるほどこれも作りにくいの提案してきたな。ただこれだけ丁寧にまとめられていたらエンジニアも作りやすいだろう。しかも俺達には専属エンジニアがいるからな。戦闘スーツを作ったのもあいつらだし。」
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しばらくして武器が届いた。まさかの寮に梱包して郵送だとは思わなかった。しかも空いているところにサブウエポンの箱と大量のサブウエポンが入っていた。
発泡スチロールから出し、気泡緩衝材をとって、革鞘を外してみる。そこには依頼した通りの黒刃が出てきた。その次にサブを開ける。ビニール袋の中には気泡緩衝材の袋が三重と大量のコインとそれを各種3枚ずつ計15枚格納できるホルスターが入っていた。
「隊長、武器届きました。すべて企画書通りです。」
「当たり前だろあいつらの工作に関しての信用はかなり高いぞ。物の貸し借り信用度はあいつらに貸すよりそこらへんで出会って3秒とかの一般の人が受け取った時より帰る確率低いと言われるぐらいだけどな。まあそしたら準備しろ、強化週間の集まりに行くぞ。」
「了解です。一応準備自体はあとこれを入れるだけで完了の状態にしていました。」
「やっぱ優秀だなお前。俺が見込んだだけはある。」
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「皆さんまずはこの組織、マズテュールズへようこそ。これから3週間の強化週間に突入する。内容は簡単とりあえずこの1週間でレベル20を倒せるようになってもらうことだ。そのために模擬戦だったり、基礎・基本訓練だったりをしてもらう。教官は組織の部隊長・副部隊長などから選んできた。武器種や事前の簡易性格診断を参考にして選んでいる。とりあえず言えるのは諦めないように。そしてくれぐれも死なないように。」
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