A1せつな
「ふー変装も楽じゃないね。」
そういうのは明らかなる宝石を抱えた瞬間窃盗団の団長せつなである
「長時間すぎる変装はする側もよくないし、される側の拘束も解かなきゃだしで考えないとけないなぁ。」
「ていうかお迎えはまだなのかな。」
そういうと一台の黒塗りの車がすっとせつなのまえに停まったドアが開くと
「迎えに来たよ~団長。」
と高めの声で呼ばれる。男性だと思われるが、一瞬聞いただけではわからないだろう。せつなはそう思いながらドアを開き車に乗った。
「今回はどんなトリックを使ったの?団長。」
「そうだね、今回は簡単なトリックとも言えないようなものを使ったよ。」
「私は荒事は苦手だからね。」
表通りから裏通りに入ったあたりでせつなは話し出した
「まず始めから館長に変装しておいて、警部に中は安全と伝える。」
「そのあとに中で宝石を石とすり替えてトラップを回避する。」
「最後に裏口の警備員を眠らせて脱出ってわけ。」
「なるほどね~んで僕に迎えを頼んだわけだ。」
「僕も別に暇じゃないのに。」
少年は若干不満ありげに言いながらハンドルを切り、裏通りから出た。
「ね~団長~。」
「なに?」
「そろそろ窃盗団の資金が底を尽きるらしいんだよ。」
「だからここらへんででかいの一つやらない?」
「私休みたいんだよね。」
「そう?僕もそろそろお金が無くなってきたしな~」
「僕とあと一人で行けるとこにするからさ。」
「わかった、副団長でいい?」
「さっすが~わかってる~」
そう言うと少年は中華料理店のガレージに車を入れた。
せつなと少年はガレージを出ると店の中へと消えていった。
次回へ続く...
サクッと窃盗~瞬間窃盗団~ しば_1632 @shiba_shibazaki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。サクッと窃盗~瞬間窃盗団~の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます