第20話
「なるほど。そういう事ですか。」
一雄さんの話を聞き納得する。
エマも俺や賢太郎と同じくぎせつしてここに連れてこられた。
相槌を打ちながら最後まで静かに聞いていた。
「ずっと気になっていた事なのでわかってスッキリしました。」
「ふむ。それはよかった。それで」
「入ろうと思うのですが、、」
そこで質問したのはここに自分の知り合いがいるかという事である。
「同じ学校の人はいない。でもその2人は近くの第一であるという事ですか。」
この市には合計2つの学校があり、エマは第2であるという。
「この事は秘密、、なんですね。」
「そうだな。」
「なら大丈夫です。入らせていただきます。」
あの質問にどのような意味があるのかはわからないが、いずれわかるだろう。
「じゃあ、、晴人、賢太郎。同い年だからこの後頼んだぞ。」
「「わかりました。」」
その後基礎的な事を学び、実践の時が来る。
エマは0式、1式、2式、5式のみ使えるらしい。
まぁ最初から3式が使えるのはおかしいだけだ。
「?どうした?」
と賢太郎
「何も。」
さて、、どんな感じなんだろう。多分最初は遠距離で、、
「0式、1式」
ん??
シュシュシュ!
「これ楽しい!」
あっ、、
そして賢太郎のようにすぐにいってしまった。
「なんだ晴人?こっちを見つめて。」
「いや最初こんな感じだったなーって」
「いつの話だよ。」
実はあれから3ヶ月以上経っている。今は2年生だ。
「まぁとりあえず急ごうか。」
「そうだな。」
「「1式。」」
おっ!発見!
「疲れてそうだし、、俺がいかせてもらうぞ。3式!」
重力で重くなる。
「0式、、拡大。鬼斬。」
首の切断、、そして
「乱切り。」
核の切断。
ちなみに賢太郎はこの3ヶ月で鬼斬、乱切りを習得している。
「よし。綺麗に、、」
「なんですか!それ!私もやってみたいです!」
「え、、」
といきなり大声を出したエマに賢太郎は驚く。
「これは拡大と言って、、」
「すごいですね!どうやって、、」
「討伐学校で、、」
「じゃあいきます!」
「え?」
なぜあの時確認したのかわかった。確実にこれだ。
「じゃあ一雄さんに了解を、、」
「はい!」
そしてすぐにいってしまった。
「凄かったな、、、」
「だな。」
この3ヶ月間また家族を驚かせたり、魔力をもっと延ばし、賢太郎と共に倒したりした。そんな比較的平凡だった生活が少し変わる。
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