第10話 成長と変化②

「じゃあよろしく。」

「どれぐらい強くなったかみせてくれ。」

と悠斗。

集中、、、魔力を伸ばしていく。

「いきます。」

1式0式。

「爆速。」

0式の中の技。魔力を足に集中させ、それを一気に出す。

そうすることで一瞬にして最高速度が出る。

シュ!

当然避けられる。

「グハ!」

だが今までとは違い当たらなくても、

「これが風刃だ!」

その後風で追い討ちが来る。

弱いやつならこれで終わる。

「良いな!技も上達させたか!爆速!」

シュ!

「風刃!」

ちゃんと対策もある。

「硬化!」

防御だけに魔力をかける技である。

「風刃!」

硬化を使うとこのように反撃できる。

「さて今回こそは!」

「だが経験の差というものは出る。」

!?剣が太く長く変形する。

「鬼斬!」

「ガハッ!」

遠くまで吹き飛ばされた、、なんだあの強さ。

「こういう技も存在するんだぜ。」

そういうわけでまた2ヶ月特訓にはげむ。

それまでに覚えた知識として、顔の部分に核がある化け物や、複数核がある化け物もいることを知った。

だからまずは首を切って、どちらに核があるか(再生するのはどちらかで比べる。)またどちらも再生するのかを確かめ、特殊であるかを確かめることが重要らしい。

2ヶ月が経ち、あの技が使えるようになった頃、討伐学校は長期休みに入ることとなる。

討伐学校に行っていない時はしっかりと化け物の処理をしていたのでお金がある。

という事でそろそろ何か買おうと思う。

「ということでやってきたのはケーキ屋だ!!」

それは少し前に戻る。

「今日は最近有名のケーキ屋さんにやってきました!」

という紹介から番組が始まる。

妹はそのニュースに夢中だった。

「お父さん!このケーキ一回食べてみたい!」

「流石にな、、3人分で9000円だからな」

と妹には甘いお父さんでさえもその値段には、、あれ1人分足りませんよ?

「わっ、、」

この後に続くのは「たしだけでも」と予想。

だがさすがに言うのを抑えていた。

まあこんなことがあり思った。これを買ったら驚くだろうなと。

自分の分も少し貯金するため、ちょいと溜めて、4カット分を12000購入。

俺の努力は一瞬ににてきえるが自分が食べられるので良いとしよう。

そして今日は妹の誕生日兼クリスマス3日前!そろそろあの言葉が来るはず、、

「誕生日、、よろしくね。」

やはりだ。今回は的中した。

「それは今でも良いか?」

「え?良いけど?何w?」

「はいこれ。」

そうして渡したのはその店のマークがついた袋、、

「え!?これって私が欲しがっていた!?こんなの買えるの?」

「一応こっそりバイトしてたんだ。」

としっかりと嘘をつく。

「え?これってお父さんのお金、、とか?」

「違うわ!」

とゴソゴソと鞄を漁り、今の現金を見せた。

最後の1ヶ月では800円×30の24000円稼ぎ、その前に1ヶ月やく、、9000円を4回だから、、36000円で60000円か!

まあ12000円を引いてもまだある。

「えっ、、やば、、、」

と本当に盗んだと思っていた様子。

その後両親も合流。自分がバイトをやっていないのを知っているので

「まあいろんなところでね、、」

と誤魔化す。そこまで興味がなかった(ケーキは別)のかあとはきかず黙々と皿の準備をする。

「まさかあれだけ稼げたとはな、、どこで稼いだかは知らないが。まあ良い。今回はもらっているのだから。」

「そうよ!何か知らないけどまあ頑張ってね!」

と久しぶりに応援された。

そうやって3人は楽しんでいたが、、

(兄が稼げたなんて、、これじゃ私の格が下がるじゃん、、)

と悔しがる妹もいた。

だがその後ケーキを食べてなくなったそうだが、、

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