タイムリミットラブ

@k0905f0905

第1話

腹の中に時限爆弾を仕掛けられた、

和雄と楓子。限られた一週間という

時間の中で和雄と楓子は

愛を燃え上がらせていくのだった。

「楓子(ふうこ)」

「なに、和雄」

「別に、呼んだだけ」

和雄にはもはや恐怖心はなかった。

愛する楓子とあの世に行けるのなら

本望だという思いで一杯だったのだ。

「チャーハン作ってよ。楓子の得意な

キムチチャーハン」

「わかった、思いきり辛いの

作ったげるわね」

楓子が笑った。

楓子のこんなはじけるような笑顔を

見るのはいつ以来だろうか。

和雄はいつまでもこんな幸せな時間が

続けばいいのにと願った。

「あっ」

「どうした」

「お腹の子が動いたの」

楓子が自分の腹を擦った。

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