少女を煮ても食べれないみたい。

@hiiragi_nozomi

結論いうと食べれませんでした。

 時計の長針が丁度十二時を指した。

喧騒な学校を傍目に日が照るアスファルトを歩く。

平日の正午でひっそりとした街道を歩くともう一つの喧騒な場所を通った、幼稚園だ。

帰りの時間だろうか。何気ない日常を切り取った一コマだが僕は見入ってしまった。

学校で多くの人が経験するであろう甘酸っぱい経験に乗れなかったからだろうか…

僕の色欲は彼女らに矛先を向けていた。

ぬいぐるみを思わせる背丈、今後見れないであろう艶のある肌、ほんのり日焼けした部分と純白な肌のコントラスト。すべてが僕を魅了した。貞操観念なんてどうでもいい、今ある愛情をすべてぶつけたい。僕はそう思った。しかし言うは易く行うは難しといったものだ。

僕は何か起こすわけでもなく彼女、僕が一番見とれた一人の少女の日傘となり続けた。

そうしてしばらく歩き続け十字路の交差点で止まると母親は何を考えたのか、愛娘を置き去りコンビニへ入っていった。

小児性愛を持つ神は僕へ味方をしたのだ。そうにちがいない。

その時僕は後で迎えるつもりだったのか定かではないが、後ろから襟を思い切りつかんだ。

そして僕はコンビニ裏の路地裏へ引っ張り空のゴミ箱に入れ込んで上にバッグを置いた。声はしなかった。僕がゴミ箱に蓋をする瞬間少女は目いっぱいに涙を溜めていたので泣いているはずだ。防音性が高かったのだろうね。

僕が再び交差点を並ぼうとすると母親がいた。焦っているようだった。僕に見てないか聞いてきたが「分かりません」そう答え僕は青になった信号を渡っていった。

 時計の長針が午前二時を指した。

草木も眠る丑三つ時といったところだろうか。物音は遠くからかすかに聞こえるタイヤの摩擦音だけだ。

そろそろ頃合いだろうか…僕は昼と逆の行動をしてコンビニの路地へ戻り蓋を開ける。それだけだ。今頃彼女はどうしてるだろうか。寝てるだろうか、それとも蓋を開けたらまだ泣いているだろうか。僕は蓋を開けた。

がっかりだったよ僕はその時。中に入っていたのはぐっしょりと濡れた制服とバケツの底に溜まった吐しゃ物と汗の湖。この子はもう息をしてないみたいだった。今日は炎天下だったし仕方ないか。

もったいないからその子を僕は持ち帰って犯そうとしたんだよ。でもね、ダメだった。

死後硬直で股は開かないわ、お湯をかけて温めてなんとか開いたと思ったら穴が小さくて入らないわ。もう正午の感情はなかったよ。そして僕は出頭した。だからここに今いるというわけさ。

実際世の中の僕と似た罪を背負った人はどうやったの?

もし経験者で見てる人いたら教えてください。

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