第4章 神永未羅の場合 第50節 ニネベ市民の助命
四日後、エリザベート様は帰って来られた。
ゾンビみたいなのを、五百か、六百か、それ以上、引き連れて。
近くまで寄って来たゾンビたちを観察したら、みんなキャンバス地のポンチョに首を通してた。
白く見えたのは灰をかぶってたからだった。
みんな悲しい目をしてた。
エリザベート様はラバを止めると、ゾンビたちに向かって、呼びかけた。
エリザベート様「おまえたち、命が助かったとはいえ、さぞや私のことを
ゾンビたちは、それでも
エリザベート様は「
火のそばで、マーキュリーが寝ずの番をした。
翌朝、エリザベート様は私たちを全員集合させた。
エリザベート様「今後の作戦に関わることなので、山の上で何があったか説明しておく。
私はラバに乗ったまま、山城の回りを三日間、ぐるぐると
エリザベート様「ああ。
下士官とは
エリザベート様は言葉を続けられた。
エリザベート様「話をもどすぞ。気には食わなんだが、悔い改めた半ドラキュラどもを
エリザベート様は、ここで、ひと呼吸、置かれた。気持ちの整理が必要だったのでしょう。
エリザベート様「まあ、話は大体、そのようなことじゃ。私が言いたいのは、今、あの山城には最高幹部の純血種ドラキュラしか
エリザベート様「そうじゃ。東方ドラキュラ
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