第4章 神永未羅の場合 第43節 メイド全員に退職金なしの解雇通告
それから半年ぐらいの時間がアッと言う間に過ぎた、ある朝、ご飯が済むと、エリザベート様は私たちを全員集合させた。
エリザベート様「別れの時が来たようじゃ。立ち去るがよい。」
エリザベート様が、ちょっぴりご
エリザベート様「大事ない。私を
相手の顔色を見ず、
エリザベート様「無い。時間
私、ちょっと前から「おかしい」と感じてた。何かを「待っておる」とか、今の「時間
ひと呼吸置いて、
エリザベート様が、
こういうことは決してなさらないお方なのに。
固い表情のまま、エリザベート様はお口を開かれた。
エリザベート様「ありがとう、
ニーナ「では、私が残ります。いや、お供させてください!」
ニーナが割って入った。エリザベート様、ニーナのことを
案の定、エリザベート様は
エリザベート様「ありがとう、ニーナ。だが、その気持ちを受け取るワケには行かぬのだ。『使用人の安全を保証する』と言う、主人として当然の義務が、もう私には果たせそうもないのだから。」
結局、私たちはニーナのエリ首をつかむようにして、
前に聞いてた通り、トンネルみたいな直線コースだった。
洞窟の中では気付かなかったけど、ニーナは
私たちの手を
わざわざ太陽に背を向け、逆光になるようにして。
ははあ、もう「ケンカ・モード」なんだ。
ニーナ「私、やっぱり、もどるよ。
さすが、私の「一人だけの軍隊」。ホレ直しちゃったね。
それを聞くが早いか、ニーナは
私は
私「ねえ、本気?」
ザ・クラッシュ、そして私、「さすが
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