第2話-青春って言うのは甘苦いもんだぜ-

朝飯をコンビニで買った。

もちろんセブゥンを使ったよ。


朝飯を片手に登校してる私カッケェ…とか思いながら歩いてます。

ちなみに朝飯は焼きそばパン。

…ん?待てよ?

登校中で、片手にはパン…


「青春出来る…?」


いつのまにかパンの袋を開けて、口に咥えていた。

そしてこのセリフを言う。


「いっけなぁい!遅刻遅刻〜!」


別に遅刻しそうな訳でもないのにこのセリフを言う。

そしてもうすぐ曲がり角!

ここを曲がったらイケメン同級生か彼氏とぶつかって…!

そして曲がり角を曲がった直後!


バァン‼︎

「痛ァ!!」


誰かにぶつかった。

まさか本当にぶつかるとは思っていなかったから、凄くおっさんみたいな声が出た。

恥ずかしいとは思っていない。

いつも学校では下ネタばかりを言っているから。

ていうか恥ずかしいとかはどうでもいい。

-誰とぶつかったか-これが一番大事。

顔を上げる。

そこには!


知らん人「ダ、ダダダダダダダダダダ大丈夫ですか!??!」


…明らかに陰キャそうな奴が出てきた。

モテなさそうな顔してるし、マスクしてるし。

今は別にマスク要らんだろ!とか思う。

なんか臭うし…。

眼鏡はイケメンがかけてこそ需要があるんだろ!!

とか言ったらスゴイ荒れそうだから今のうちに謝っとくわ。

ごめんなさい。

まぁでも陰キャなのは事実!

デブだし!

デブの中でも可愛い系じゃないデブ!

タイプじゃない人がぶつかった時、ちゃんと返事考えてマス!


「ねぇもう最悪…なんやねんお前!死んで償えやカス!」


デブ「…( ; ; )」グスングスン


あ、泣いた。

見た目的に40くらいだけど…

よくみたら同じ学校の制服だ。

別に可哀想とかは思わない。

悪いとは思ってない。


「すぐ泣くのキモイよ?だから友達居ないんじゃないの?だから教室の隅で休み時間に寝たフリしてるんじゃないの?」


これまでの鬱憤を全部コイツにはらしたったぜ!!


デブ「ス、…スイマセン!」グスングスン


「二度とその汚ったない面見せんなよ!」


…さて、そろそろ学校に行かなきゃガチで遅刻するかも。

それでは、学校行ってきます!

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