第46話

幼い蒼夜は剣の修行をしてばっかりだった。

剣術 蒼夜流 赤閃 稲光

その瞬間爆音とともに地形が吹き飛んだ。

「…まだだ…こんなもんじゃ…世界なんて救えないし…鈴音とお父さんも救えない…」と言う幼い蒼夜。

(いや…充分すぎる…くらい)と思う楓。

「…光と風を混ぜた剣術…作ってみるか…」と言う幼い蒼夜。

能力発動 蒼夜流 ライトブリーズソード

閃光と風でなにが起きたか分からない。

そして閃光が止むと地形がグチャグチャになっていた。

(うわ…高威力…)と思う楓。

「まだ…これより強くならないきゃ」と言う幼い蒼夜。

「…次は夜になってきたし…月と雨の剣術作ってみよう…」と言う幼い蒼夜。

(…すごいなぁ…)と思う楓。

能力発動 ムーンレインソード

「…これは…いいな」と言う幼い蒼夜。

(これは…すごい!)と思う楓。

雨で視界を悪くし、月の光をレーザーみたいにして…攻撃する。

(綺麗だ…)と思う楓。

「…これならいけるかもしれない…」と言う幼い蒼夜。

「あとは仲間だけだ…」と言う幼い蒼夜。

(幼い蒼夜にとっては…ここで…困っていたのか…)と思う楓。

「とりあえず…この村を出なきゃ」と言う幼い蒼夜。

「まずは地図とお金を持ってこなきゃ」と言う幼い蒼夜。


そして…1回幼い蒼夜は家に戻る。

その家は木造建築の古い家だった。

「ただいま〜」と言う幼い蒼夜。

「おかえり!お兄ちゃん」と言う女の子の声が聞こえてきた。

(…蒼夜…妹居たんだ)と思う楓。

「おう!大人しくしてたか?幽李」と聞く幼い蒼夜。

「うん!お兄ちゃん帰ってくるの待ってた!」と言う幽李と呼ばれた女の子。

「そうかそうか!」と言う幼い蒼夜。

そして…蒼夜の前には美味しそうなご飯があった。

「これ、幽李が作ったのか!?」と驚く幼い蒼夜。

「えへへ!お兄ちゃんに喜んでもらいたくて作ったの!どう?びっくりした?」と聞く幽李。

「あぁ…びっくりしたし、嬉しいよ!ありがとうな幽李」と言う幼い蒼夜。

「食べて食べて!」と言う幽李。

「ありがとな」と言う幼い蒼夜。

机の上には白米、肉じゃが、ほうれん草のおひたし、鮭の塩焼きが並んでいる。

幼い蒼夜はまず、肉じゃがから食べて

「美味いよ!よくできたな幽李」と言う幼い蒼夜。

「えへへ!他のは?」と聞く幽李。

次は鮭の塩焼きを食べて美味いと言う幼い蒼夜。

ほうれん草のおひたしも食べて「ほうれん草にかかってる汁が美味しいね!」と言う幼い蒼夜。

「ごちそうさま!美味しかったよ!幽李」と言う幼い蒼夜。

「よかった!」と言う幽李。

「幽李…俺と一緒に行くのとこの村に残るのどっちがいい…?」と聞く幼い蒼夜。

「…お兄ちゃんどっか行っちゃうの…?」と聞く幽李。

「…そうだな…いつになるか分からんが…戻ってくるけどな」と言う幼い蒼夜。

「…私はこの村に残るよ」と言う幽李。

「そっか」と言う幼い蒼夜。

幽李がどっちを選ぼうがよかった。

だが…少しさみしいと思う幼い蒼夜。

「お兄ちゃんのことずーっと待ってるね!」と言う幽李。

「ありがとな」と言う幼い蒼夜。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る