第44話

夜神VS蒼夜

「こないだは途中になってしまったが今回は決着つけれそうだな」と言う夜神。

「そうだな!楽しみにしてたんだ!」と言う蒼夜。

「それは嬉しいねぇ」と言う夜神。

能力発動

蒼夜天神斬

能力発動

夜神3連斬


カキンカキンと言う音が響く。

夜神と蒼夜は相性がいいのか楽しみながら戦っている様子。

(お母さん…これどっちが勝つと思いますか?)と聞く楓にソフィアは

ピコン(そーですねぇ…夜神が勝ちそうですけどね…)と言う。

(…そうですか)と言う楓。

「やるな!」と言う夜神の声。

「夜神こそ!」と言う蒼夜。

「だが…これで終わりにしよう」と言う夜神。

「嗚呼、そうだな…あんまり時間かけても無駄なだけだしな」と言う蒼夜。

(…とりあえず…今は、参戦はやめておこう…もしも蒼夜が危険なら私が入ろう)と楓は決めて観戦するのだった。

能力発動

ソードブレイク

能力発動

スターダストリヴァリエーションフリー


爆風が起こった。

そして…立っていたのは蒼夜だった。

夜神は咄嗟に避けようとしたところに私がいて避けれなかった。

(…終わった?)と心の中で言う。

ピコン(いえ、まだ終わりではないでしょう)と言うソフィア。

(え?お母さんどういうこと?)と言う楓。

ピコン(夜神はまだ…やる気ってことだよ)と言うソフィア。

能力発動

ファイヤーソード

能力発動

ウォーターソードブレイク


2人の剣は炎に包まれた剣と水に包まれた剣になった。

そして…それがぶつかり合い…

夜神のファイヤーソードの炎が消えてただの剣になった。

蒼夜はそれ以上追撃しなかった。

「まだ、やる気か!夜神!」と叫ぶ蒼夜。

「嗚呼、やらなければならん」と言う夜神。

(…?やらなければ…?どういうこと?)と楓は思った。

ピコン(蒼夜は夜闇の意志で動く。だからその夜闇が世界を終わらしたいと願うならそれを邪魔するものは排除しなければならないってことだよ楓。

それで…夜神が死んでも夜闇のお兄ちゃんとして…感謝されれば…それで…いいって思ってるんだよ)と言うソフィア。

(そんな…それって…夜神が…不幸になるじゃん!夜神の意志じゃないじゃん!)と言う楓。

ピコン(いいえ、あの子はちゃんと自分の意志で動いているわ)と言うソフィア。


「夜神。お前、なんでそこまでしてさ…夜闇に尽くすんだよ」と言う蒼夜。

「好きだから…妹としてじゃなくて…異性として…」と言う夜神。

「だったら…止めろよ!その好きな人が間違いそうになってんのを!」と言う蒼夜。

「止めれるわけないだろ!あいつはお父様に認めてもらう一心で動いてるんだぞ!」と言う夜神。

(そうだ…夜闇はただお父さんに認めてほしかっただけなのだ。子どもとして…それは世界を終わらせることでしか叶わなかった望みなのだ。

だからって世界を終わらせていい理由にはならないけど…)と思う楓。

「それでも兄なんだろ!好きなんだろ!だったら…止めてやれよ!後々そいつが後悔したときにお前、なんで止めてくれなかったんだって恨まられるぞ!」と言う蒼夜。

「それでもいい…あいつが恨んで楽になるのならそれでもいいんだ」と言う夜神。

「よくねぇよ…」と小さく呟く蒼夜。

「なんか言ったか?」と言う夜神。

「お前がそれでよくても、そいつはそうじゃないって言ってんの!」と言う蒼夜。

「そんなのわかんねぇだろ」と言う夜神。

「…わかるんだよ…兄を恨む自分がだんだん嫌いになっていく自分が…どれほど死にたいって思うか…経験者にはわかんだよ!」と言う蒼夜。

(え…?経験者…?どういう…)と思う楓にソフィアが映像を見せる。

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