第36話

蒼夜視点

(…ばれてないはず…なのに…すごく見られているような感じがする。)と思う蒼夜。

「バレてないと思ってるのか?蒼夜だったけか?」と言う夜神。

(な!?なぜ…バレた…いや…まだ…わからん)と思う蒼夜。

「…出てこないか…だったら敵対意識ありということでいいのか?」と言う夜神。

「もともと、俺はあんたらを倒さなきゃならん理由があるからな」と言う。

(…そうだ…俺には倒さなきゃだめな理由があるんだ…)蒼夜は過去を少し思い出しながら言う。


蒼夜の過去

蒼夜も楓達と同じ世界にいた。

車が通り、ビルがあった…

だが…それは魔物や魔族が使っていた。

人間なんて…ほとんどいなかった。

居たとしても家畜か、モルモットか、奴隷だった。

それは…ある魔族のせいだ。

そう…それをやったのが楓の父親だったのだ。

そして…夜闇と夜神は、お父さんの真似をして…今この世界を終わらそうとしている。

そして…楓は前の世界で仲間を集めていた。

その仲間の一人が蒼夜だったのだ。

他に5人いた。

火猫、虎音、海飛、奏、静海。

火猫もこっちの世界に来ている。

そして…蒼夜に情報を渡してた男が火猫だ。

奏は…死んだ。

蒼夜の妹である奏は、魔族との戦いで死んでしまった。

夜闇と夜神のお父さんによって…

蒼夜は恨んだ。

そして…守れなかった自分に苛立ちを覚えた。

そして…自殺しようとした。

すると…目を覚ますと森にいた。

火猫と出会ったのは最初の街だった。

そこで、情報屋をしていた火猫にこの世界を魔族や魔物の世界にしようとしていると言う事を聞いた。

前の世界で救えなかったのでこの世界は救うことを決める蒼夜。

火猫は一緒に行動して情報が少なくなるのは困る…だから…何かあったら情報を送ることにする。と言って別行動になったのだ。

どうやって蒼夜の場所がわかるのかと言えば探知系の能力らしい。

そして…蒼夜は旅をしながら情報を待ち、情報が来たらそこに行ってみるということをしていた。

そうしているうちに楓がこの世界に来たことを知った。

楓は前の世界でお父さんを殺そうとした。

だが失敗して世界は滅ぼされた。

そして…楓は夜闇の中に閉じ込められてしまった。

どうやって出てきたのかはソフィアが知っているのだろう。

そして…夜闇は楓が嫌いだったから自殺した。

そうしたら消えると思ったから。

だが…ソフィアが転生させてしまった。

そして…その拍子に楓が表に出てきてしまった。

そして……楓は世界の平和を守るために動くことになる。

蒼夜は火猫から、相手が夜神だと知らされ焦ったのだ。

そして…楓と接触した。

仲間になることにした蒼夜。

楓は前の世界の記憶がほとんどなかった。

蒼夜が仲間だったことも忘れていたのだ。

事故って死んだと思ったのも楓の思い込みなのだ。

夜闇は飛び降りで死んだ。

だから…楓の記憶はほとんどが偽物なのだ。

この世界はなにがなんでも救う…それが蒼夜と火猫と楓の想いなのだ。


「ほぅ…どうでもいいが…戦うのか?」と聞く夜神。

「もちろん!」と言う蒼夜。

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