第27話
楓が調べていると、一つ気になる書類を見つけた。
それは黒色の書類で、書かれていたのは
『楓へ
今夜18時にここで会おう』
と言う文字がある。
もちろん夜神からの手紙だ。
(戦いというわけではなさそうだ。
話してみるということか。
私も聞きたいことは山ほどあるから会ってみたかった。)と思う楓。
「零、雫、怨繆は先にルルーラ村に行っててくれ。
私はもう少し調べてから向かう。」と言う。
「わかりました。」と零。
「大丈夫ですか?」と雫。
「私も一緒に残ろうか?」と怨繆が言う。
「一人のほうが楽だ。」と楓が言うと3人とも納得してくれた。
そして雫たちは先に今日泊まる、ルルーラ村に行ってもらった。
そして現在午後6時。
約束の時間だ。
「楓」と呼んだのは夜神であろう人だった。
私は「夜神…」と言う。
「聞きたいことはあるだろうが先に俺の話を聞いてくれないか?」と言う夜神。
「なに?」と聞く楓。
そして話始める夜神。
楓が小さい頃の話。
楓には3つ年上の兄がいた。
その兄は楓と仲が良かった。
だが、親を亡くしたときに別々の親戚に引き取られた。
そして兄は親戚の養子になったのだ。
そして、関わりがなく疎遠になっていくうちに楓は兄の存在を忘れた…。
そして…それが夜神なのだという。
夜神は親戚の養子になってから、親が死んだ理由を色々調べたり親戚に聞いたりしていたらしい。
そして、お母さんの姉である人を見つけたのだ。
そして…その人は楓を引き取ったということを夜神は知らなかったらしい。
楓は驚きの感情しか出てこなかった。
そんな楓を見て夜神は「質問を受けつけよう」と言う。
楓は質問を考える。そして1番謎だったことを聞くことにする。
「なぜ、兄である夜神がこっちの世界にいるの?」
と聞く楓。
「それは、俺は前世で死んで目を覚ましたらこの世界にいて、そしてある人に拾われた。」と言う。
(ある人…それがボス…?)と楓は思う。
「その…ある人と言うのは?」と聞く楓。
「それは………だよ」と言われるが聞き取れなかった。
名前のところだけノイズみたいな音で聞こえなかったのだ。
「次の質問。夜神は敵なの?」と聞く楓。
「楓がこっちに来てくれたら味方だよ」と言う夜神。
「行くわけないじゃん!」と言う楓。
そして…楓と夜神の会話はもう少し続く。
敵視点
「???様転生者の様子を見に行ってきます」と言う夜神。
「燐が行くのか?珍しいな」と言う???。
「ここ、雪魔城全員で相手にして倒せるか見てきます。」と言う夜神。
「なるほど…燐。死ぬなよ?」と忠告を受ける。
「死にませんよ。この命は???様を助けるためにあるので。」と言う夜神。
そして話を終え廊下に出る夜神。
(楓とはおよそ11年ぶりか。少し緊張するな)と思う夜神。
そして午後6時ぴったり、夜神は旧城に来ていた。
そして、楓の前に現れる。
(楓、大人になったな)と思う夜神。
そして夜神は楓の兄だと説明する。
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